それは楽しみだ
フリッツさんの指摘にそうかもしれないと思っているとフリッツさんは更に眼鏡をくいっ!と上げて話を続ける。
「それにギルドマスターは引退してお酒を呑んでダラダラ過ごしたいだけでしょう?ならギルドマスターとして働いてください」
・・・・・ええええ?引退したい理由が『お酒を呑んでダラダラ過ごしたいだけ』?え?その理由にビックリなんだけど!!と驚いているとギルドマスターが溜息をつきながら私に視線を向ける。
「な?何度言ってもこれだ」
肩をすくませながらそう言って来たので私は深い溜息をつく。
「私もフリッツさんの意見に同意するわ」
私がそう言うとギルドマスターが目を見開き冷や汗を流しながら口を開いた。
「は?待て!今の会話を聞いていたか?」
・・・・何で今の話を聞いて私が同意すると思ったんだろう?本当に大丈夫かなこのギルドマスター?
と思って呆れて見ているとフリッツさんが微笑む。
「これでお分かりになられましたか?それではスタンピード終息宣言はしましたが様々な後始末が残っていますのでさっさと働いてください」
容赦がないねフリッツさん!!まあでもそれが仕事なんだから仕方ないね!!
「そっか!忙しんだね!なら邪魔しちゃ悪いから私達はこれで失礼するよ」
もう此処での用はないみたいだし?それにこのままここに居たら邪魔になるだけだからね!!決して巻き込まれそうだから逃げ帰るとかじゃないよ?ホントウダヨ?と思いながら部屋から出ようとするとフリッツさんが微笑む。
「先程ギルドマスターが言ったように何かあったり気になる事があったら気軽に声を掛けてください、我々は殆どギルドにいますので」
私はその言葉に頷く。
「その時は迷わずに声を掛けるわ、それじゃあこれで」
私達はギルドマスターとフリッツさんに一礼した後に部屋を出てそのまま外へと出て人通りの少ない場所まで移動した後にこれからどうするかを決めることにした。
「思ったより早く済んで良かったけどこれからどうする?」
今の時間はお昼過ぎた当たりで今日の予定はギルドで報酬を受け取る・・・しか決めてないからこれからどうするかを皆と決めたい。
「ならお昼過ぎですから食事にしませんか?」
ルナがそう言って来たので他のメンバーに視線を向けると全員が頷いているので私達はお昼ご飯を食べる事にした。
「んじゃご飯を・・・」
と言ったけど何処で食べようかと考えてアイアとケーシーに視線を向ける。
「2人のおすすめの場所ってある?」
パーティーを組むんだから2人の好みも知っておかなきゃと思いそう聞くとアイアとケーシーが見つめ合った後にケーシーが口を開いた。
「お勧めって言うか前にアンセルフィディにいた事からよく行く所はあるわ」
「ならそこに行こう」
いつもなら【アンセル】に行くけどアンセルフィディアに来てからほぼ【アンセル】しか行ってないから他の店も知っておきたい。
そう思っているとケーシーが微笑む。
「なら案内するわ」
そう言った後にアイアとケーシーが歩き始めたので私とライオとルナはその後を追うように歩き出す。
「ここ?」
案内されたのは裏通りにある30人は入れるであろう少し大きめの店で半分以上の席が埋まってる・・・・・が!席に座ってる人達は全員お酒を呑んでる人達だった。
つまりケーシーたちが案内してくれた店は飲み屋に分類されている店だった。
「ここの料理は飲み屋だけど料理も美味しいのよ」
へえ?それは楽しみだ!!
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