お礼を言われると照れるね
【自由の翼】の皆の勧めもあり私は資格を取る為にエスメラルダさんの元で間勉強する事を決意した。
「あ!でも私がいない間は皆無理はしないでね?怪我なんかしたら嫌だよ?」
私がいない間に誰かが大怪我をしたとか聞きたくない!と思い至りそう口にすると全員が笑い出す。
「俺達は無理はしないさ」
「だな。むしろここに居る全員が慎重派なんじゃないのか?だから無理は絶対にしないと思うぞ?」
ライオとアイアがそう言うとルナが私を見て微笑む。
「確かに残っているメンバーは慎重派だけですね、行動派はエミリア様だけですよ?」
「え?私だって慎重派だよ?行動派じゃないよ?」
ルナの言葉にそう言い返すとまたもメンバー全員が笑い出す。
「何で笑うの?私慎重派だよね?」
私がそう言うとライオが呆れた顔で口を開いた。
「慎重派がスタンピードを起こしてるかもしれないダンジョンを進まないぞ?あの時はお嬢が『5階まで行く』と言って聞かなかったから俺達も一緒に行ったんだ」
「あ」
確かに普通はいかないかも!!と内心思っていたらライオが真剣な顔で話を続ける。
「が!あの時はお嬢に従がって正解だったな、お陰で新人達の命を救う事が出来た」
ライオがそう言うとルナが頷く。
「ですのでエミリア様はこれからもそのままでいてください」
・・・・褒められてるのか貶されてるのか判断に困る!!!
「本当に貴女達は仲がいいわねぇ」
私達のやり取りを見ていたアイナさんが微笑みながらそう言って来たので私は視線をアイナさんを向ける。
「ねえアイナさん?アイナさんはどう思う?私は慎重派か行動派のどっちだと思う?」
私がそう聞くと暫くしてアイナさんが視線を彷徨わせながら微笑む。
「私はほら・・・知り合って間もないからよくわからないわ」
「で?本音は?」
何でそんなに視線を彷徨わせてるのか疑問に思い更にそう聞くとアイナさんが困った顔になる。
「エミリアの行動を見ると行動派としか言えないわね・・・・・ほらスタンピードが起きてる最中貴女は誰に言われる訳でもなく怪我人の治療を始めてたでしょ?あれは普通誰にもできないわ」
ん?いやいや!!
「いやいや!!医療の知識があれば誰だって手伝ってたよ?私は別に特別な事をやった訳じゃなくて当たり前の事をしていただけだよ?ほら!エスメラルダさんだってやってたでしょ?」
私がそう言うとアイナさんが微笑みながら首を左右に振る。
「彼女達医者はギルドからの依頼であそこに行き仕事をしたのよ、まあそこに善意が無いとは言わないけど仕事として来ていたのよ、貴女は仕事としてあそこで治療をしていた訳じゃないでしょ?」
同じだともうけど?
「まあこれは考え方の違いね、でも貴女みたいに行動できる人はあまりいないと覚えておきなさい」
微笑みながらそう言ってくるアイナさんの言葉に私は一応頷く。
「待たせたねぇ」
そう後ろから声を掛けられ振り返るとミオラさんが料理の乗ったトレーを持って立っていた。
「ありがとうミオラさん」
私がそう言うとミオラさんが笑いながら料理をテーブルに乗せて行く。
「エミリア達は【大いなる大地】にいたんだろう?本当にご苦労様ね、私は戦えないからお礼を言う事しか出来ないわ・・・私達の為に戦ってくれてありがとう」
・・・・なんだか面と向かってお礼を言われると照れるね!!
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