試験には落ちないように頑張る
私の『座り込みたくなった』宣言を聞き全員が笑いその中のアイアが口を開いた。
「俺もだ」
「私なんか寝ころびたかったわ」
アイアとケーシーが苦笑しながらそう口にしルナは何も言わなけど何度も頷いている。
「で?お嬢はどうするつもりだ?」
笑いながらあの時の事を話していたらライオが真剣な顔でそう聞いて来たので私は首を傾げる。
「え?どうするつもりって?」
何を『どうするつもり』なのかが分からずそう口にするとライオが真剣な顔で話を続ける。
「あの医者・・・エスメラルダとか言う人の誘いをどうするのか・・・って事だ」
・・・あ!ライオに言われるまで忘れてた!!皆と話し合わなきゃいけないんだった!!
「皆はどう思う?」
まずは皆の意見を聞かなきゃ・・と思いそう口にするとライオが真剣な顔のまま口を開く。
「お嬢はどうしたいんだ?」
ライオの言葉にルナが頷き真剣な顔で『エミリア様はそうされたいのかをお聞かせください』と口にしアイアとケーシーも真剣な顔で頷く。
「正直迷ってる・・・確かに暇な時に医者の資格と薬師の資格を取ろうとは思ってたんだけどまさか現役の医者の元で一年働かなきゃいけいないなんて知らなかったんだよ。だからエスメラルダさんがこの話を私にしてくれた時にお世話になってもいいかも・・・・とは思った」
私が自分の手元を見ながらそう話していると誰もが何も言わずに私を見ているのが分かるので私はそのまま話を続ける。
「でも【自由の翼】のメンバーとして過ごしたいとも思う・・・・ねえ?私はどうしたらいいと思う?」
アイアとケーシーが入ってくれたのも私の事を信用してくれたからだし・・・その状態で【自由の翼】をしばらく抜ける・・というのは無責任だとも思ってる。
「お嬢・・・本当はあの医者の所で勉強したいんんだろ?」
「え?」
すこしの沈黙の後にライオが真剣な顔でそう言って来たことに驚きライオを見るとライオが真剣な顔で話を続ける。
「さっきお嬢が話しをし始めた時まず最初にあの医者の話をした・・その時の顔がとても嬉しそうでやりたいって雰囲気だった」
「え?」
「やっぱり無意識か・・・だけど嬉しそうにしていた、俺はお嬢がやりたい事をやるべきだと思う」
ライオはそう言った後にルナに視線を向けその視線を受けルナも頷く。
「私もそう思います」
この2人はなんて私に甘いのだろう・・・だけど。
「でも」
私がそう口にするとアイアが真剣な顔で口を開いた。
「俺達の事を気にしてるならその気使いは無用だ、俺達はもう【自由の翼】のメンバーだ、少しの間リーダーがいなくても大丈夫だし俺はライオとルナの事も信用してる」
「そうよ?それに貴女が暫くの間いなくなるから【自由の翼】を抜ける・・・何て恥知らずな事を私達がする訳ないでしょ?」
アイアとケーシーの話を引き継ぐようにライオが真剣な顔で話を続ける。
「一年なんだろう?だったらお嬢の好きにしてもいいとおもうぞ?それにお嬢が医師と薬師の資格を取った方が後々【自由の翼】の為にもなる」
・・・確かにメンバーの誰かが怪我をしたときは 役に立つかもしれない。
「・・・・・いいの?」
誰もが反対せずに進めて来るので思わずそう聞き返すと全員が頷く。
「・・・・なら一年!決して試験には落ちないように頑張る!!」
私は眠あの後押しを受けて一年間エスメラルダさんの元で働く事にした。
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