5話 初仕事 閲注
あれから数日後
俺は見事仮面ヒーローのオーディションに受かっていた。
が喜んでいる暇はない。
『あなたが欲しい』の比嘉役の仕事がこれからあるのだ。
『あなたが欲しい』
犬堀先生の代表作。主人公は男でヒロインは女2人いるというとこ世界では非常に珍しい構成。立場上2人が結ばれることはない。が2人がどうにかしてハッピーエンドを目指す物語。元は小説で本編完結済み。実写化。後無事にハッピーエンド。超人気作。
…皆までいうな俺がいちばん意味わからんぞ
一応役をやる上で本編を見てみたが…あいつがあれを?
ワンチャン人違いというかほぼそうだろう…流石に。
で、俺がやる比嘉というキャラは物語の中に1話だけ出てくる。作中では名前はたびたび出てくるものの実際に出てきたのは一回だけ。物語本編前に女子からレイ◯されそうになったところを主人公男に助けられ男を慕うようになる。しかしそのトラウマが残っており部屋に引き篭もることになる。でその後男の恋を応援するためにどこから情報を集めて男に渡す情報屋に。
作中後半で主人公女じゃない女と結婚して欲しい奴らが主人公女を襲うもそこで主人公女を守りながら男が来るまで時間を稼ぐ。というやつ。割とこいついなかったら詰んでたぐらい。
ということで俺は収録現場に来ていた
「「「ザワザワ…」」」
なんかすっごいザワザワしてる。俺の話してるらしいし。学校の入学式の時はあんまり俺がどうとか言われなかったんだけどな。
「こんにちわ。今日はよろしくお願いします」
「えっ本物?」
「男って本当に存在したんだ」
「あわっwsfdっsghvk」
大丈夫かな?
まあ何はともあれ撮影が始まった。
俺の出番まではカット
「ん?」
比嘉はいつも通り自宅の部屋に引きこもり兄貴のためになるような情報をパソコンを使って探していた。
そこで一つ気になる情報があった。兄貴と同じ家の計画。要約すると兄貴は政略結婚させるため、邪魔な姉貴(主人公女)を始末しようとしている
「これは…」
まずい。そう思った比嘉はすぐに兄貴に電話をした。
「比嘉か?悪い今でんはしてる時間はn」
「そのことです!」
「何?」
「実は〜」
「な、まじかあいつらそこまでやりやがった」
「どうします?」
「すぐに向かう」
「場所は〜時間は」
まずいもう時間がない
位置的に兄貴がどんなに早く走ったとしても時間に間に合わない
「俺の場所なら」
そう思った比嘉はすぐに向かおうとした。しかし
…外に出られない。どんなに行こうとしてもどうしても足が動かない。
「俺は兄貴に助けられたのに、俺は兄貴を助けられないのか!」
行けば自分が酷い目に遭わせられるかもしれないけれども比嘉にとって兄貴は恩人だ。なら自分なんてどうでもいいじゃないか?そう思うと比嘉の足が軽くなる。もう部屋に引きこもってはや数年。
当然上手く走れない。だけども自分の持てる力を振り絞り走った。
比嘉がやることは一つ兄貴と兄貴が通報してきてくれるだろう軍と警察が来るまで時間を稼ぐこと。
場所に着くと姉貴が銃を持った奴に襲われていた。
比嘉は覚悟を決め敵に体当たりをする。
「比嘉!?」
「姉貴は早く逃げて!」
「でも!」
「早く!!!」
そう叫ぶと姉貴は状況がわかったのか逃げていった。
「ほう?いい男じゃないか。あまり殺したくはないね。そこをどいてくれたら見逃してあげようじゃないか」
「退かない」
「ふむ。なら無力化して後で美味しくいただくとするか」
「好きにしろ!」
「ならそうさせてもらうよ」
相手は銃の狙いを右足に定めた
相手はおそらくその手のプロ。もちろん銃を避けることなどできないし倒すなどもってのほか
覚悟を決めた
【パァン】
銃声がなり、思わず目を閉じた。
不思議と痛みはない。
少しずつ目を開くと
撃たれていたのは敵の方だった
「クソが…」
そして
「「比嘉!」」
「兄貴!、姉貴!」
兄貴、姉貴と軍、警察が来ていた
「予想した時間よりも早かったですね」
「そりゃこっちも急いだからな。それよりもお前、外に出れたじゃないか」
「姉貴を助けたいと思ったら行けました」
「時間稼いでくれてありがとうな」
〜
その後も続物語は続いていき
そんなこんなで今回の収録が終了した。
周りの人はほとんど全員気絶してしている。
これちゃんとできてるのか?
あっできてるんですか。
ならいいんですけど。
そんな状態で1人の女性が声をかけてきた。
「やあ。」
既視感
「僕は主人公役の犬堀 京香だ。」
…なんか知っている奴が頭をよぎった。
「初めまして。比嘉役の尾形楓です。」
「ああ、君が楓君か。弟から話は聞いているよ。」
な、なるほど
…おけ
「何用で自分のとこまで?」
「いや、少し気になったことがあるんだが。
君は今まで無名だ。調べたところ今回が初仕事らしい。のにも関わらず君の演技は完璧と言っても差し支えない出来だった。」
「…それがなにか?」
「特に問題はないが、単純にどこで習ったのか知りたいんだよ」
どうしよう。この世界では誰にも教わっていないんだよな。
前世でというわけにもいかないし、どうしたもんか。
「秘密です」
「そうか…それなら仕方がない」
「ありがとうございます」
「弟が言っていた通り君は面白そうだ。これからじっくり見極めていけばいい」
「え?」
「どうかしたかい?」
「いや、なんでも」
そんなこんなで今日の収録は終了。
俺は一通り挨拶して自宅に帰るのだった。
頑張って書いてたけど読み返してみたらなんか違うくて残念ながら閲注です
感想 ポイント リアクション等よろしくお願いします。
おい今ブラウザバックしようとしたそこのお前!そうお前だよ!
もう1話だけ!もう1話だけ見てってください!




