第四章:王都訪問編 32話:祭りの前(4)
何も連絡せずにかなり投稿を休んでしまいました。
すみませんでした。
では32話をどうぞ。
32話:祭りの前(4)
とある迷宮の一角で純白の兎人族の少女が戦場を舞っていた。
その少女は両手に黒光りする金属塊を持ち、右手のそれから鉛玉、左手のそれから風弾を撃ち出し迫りくる植物型の魔物を蹴散らしていた。
「・・ハッ・・・トモハル・・ガネット・・・どこにいるの・・・・」
あたりの魔物を一掃した少女、エリーゼは不安げに愛する少年とクラスメイトの少女の名前をつぶやく。
現在、ダラベストの北に存在するワンフロア型森林迷宮『スロバ迷宮』通称『フルーツパラダイス』の一角一人の少年と二人の少女がバラバラになり遭難していた・・・
さかのぼること前日、鍛冶屋で相棒と新しい得物を受け取った智春はその二本を嬉しそうに抱きかかえながら教室に戻った。
どんな時間になろうとも教室に戻ってくるようアリエルに厳命されていたからである。
「えらい遅かったなアオヤマはん、話し合いはもう終わったで。」
教室の扉を開けた智春を待っていたのは関西弁の特徴的な真紅の孤人族の少女と純白の兎人族の少女エリーゼだった。
「そうか、待っててくれてありがとな、えっと、ホルドアさんだよね?」
「せやけど、ガネットでええ、それに敬称もいらんで。」
「そうか、じゃあガネット今日の話し合いの内容を教えてもらっていいか?」
「当たり前や。そんためにうちが残ったんやからな。」
ガネットは何を当然のことを、といった表情を浮かべると、こう切り出した。
「アオヤマはん、今までサボっとった分体返してもらうで!」
「へ?ど、どゆこと?」
「・・・大丈夫、私も頑張るわ・・・」
智春はガネットの宣言に冷や汗をかいてエリーゼに助けを求めたが、帰って来たのは決意のこもった返事だけだった。
「ほな、戻って来て早々やけどギルド行くで。」
「ちょっと待て、取り合えず説明を頼む。」
「大丈夫や。説明聞いても聞かんでもアオヤマはんに拒否権はあらへんきに。」
「え、いや、ちょ、ちょっと待てーーーーーーーーー!!」
ガネットとエリーゼに両腕を拘束され連行される智春の悲鳴はもう人気の少なくなった学院の廊下にむなしく響き渡のだった。
これは道中ガネットから聞いた話だが、
ガネットが話している地球の『関西弁』に聞こえる言葉、
これはガネットの生まれ故郷である商人の街でハンガリア帝国最西端に位置する帝国とバチルマ聖国の国境に面した街である『サカイ自治領』特有の方言になるらしい。
この言葉がこの街で生まれたのにはこんな逸話が残っている。
昔、まだこの世界の大半の大陸が一つであった時代。
人族、獣人族、各魔族は領土の奪い合いのために長らく戦争を続けていた。
この戦争に参加してなかったのは自分たちの領土に何も不満の無い南海の『アバス島』と『ラバス島』、『ラッジオ島』に暮らしている龍族と自分たちの明確な領土を持たない未契約の精霊たちであった。
しかし、悲劇はそんな龍族の中から起きた。
ある日、龍族のある村の長のもとに生まれた一体の純白の龍がいた。
かの白龍は幼いころからたぐいまれ無い才能を見せ、幼龍期を終える頃には世界最高の龍と呼ばれるようになっていた。
成龍の仲間入りをした彼はその才能を用いて龍族の領土を次々と豊かにしていき、龍族は今までで一番発展した幸せな時代を迎えていた。
しかし、その幸せは長くは続かなかった。
龍族を引っ張って来たかの白龍は時々知らないはずことまで知っていることがあった。
本人は気持ち悪がったが周りの者は彼のもともとの才能も有り、特に気に留めることもなかった。
そんなある日、白龍が床に臥せってしまった。
原因不明の激しい頭痛と肌を焼く痛みが彼を襲い、彼は一日中その痛みにもだえ苦しんだ。
誰もが彼を癒すことができぬまま三日が過ぎた。
彼に龍の成長サイクルにそぐわない脱皮が起こり、新しくなったその姿は虹色であった。
彼は唯一過去の面影が残る真紅の瞳には悲しみが浮んでいた、
『愚かな生き物たちのせいで世界が泣いている、こんなに苦しむぐらいならいっそすべてを壊しつくしてやろう。』
そう言い残した彼は南の方角に飛び去った。
一方中央大陸では戦争が激化しており農地は荒れ、川や湖は枯れ、人々はその瞳から希望の光を失いかけていた。
そんな中、大陸の中心部の現在『サカイ』があるところにあった世界最高峰の火山『オボスデラルド』の山頂に一体の虹色の龍が降り立ち咆哮をあげた。
すると、その方向に共鳴するように世界各地の火山が噴火した。
その結果、自然災害を避けるため種族間での争いは減衰の一歩をたどった。
それから数か月後戦争は無くなり、火山の噴火が治まって来たのを機に各地復興のため種族間での和平同盟が結ばれようとしていた。
しかし、同盟締結の最終会議の前日、再び『オボスデラルド』の山頂に現れた虹色の龍が再び咆哮をあげた。
すると、今度は地震がおき、大陸各地で地割れや津波が起きた。
地震は大きいものや小さいものが断続的に続き、ついには大陸が三つに裂けて離れだした。
この現象は世界で生きる生き物に衝撃を与えた。
彼らはすぐに『虹色の龍』討伐に向けてまとまり、連合軍を持って火山に攻め入ろうとした。
しかし、そこにやっと重い腰の上がった龍族たちがやって来て『虹色の龍』の説得を申し入れた。
連合軍は龍の思慮深さには一目置いていたため、その申し出を受け入れた。
だが、説得は失敗に終わり、その時に再び『虹色の龍』があげた咆哮により大陸だけでなく龍族の住処である島々まで裂けはじめついには大陸は離れ離れになり、龍族の島も粉々になってしまった。
そんな結果に遂に連合軍は焦りと共に火山に進行を始めた。
しかし、その結果連合軍は大半の兵を失い、各権力者たちは絶望に打ちひしがれ、誰もが諦めかけたそんな時、ある一人の勇者を名乗る青年がふらりと現れた。
その青年はものすごく強い四体の獣を携え、荒れ果てた世界を巡り表に出ることのかなわなかった強者を各種族から二人ずつ引き連れ火山に挑んだ。
それから三日後、世界にあの『虹色の龍』の声が響き渡った。
それは今までのように世界を破滅へと導く咆哮では無く、かの龍の断末魔であった。
その声を機に世界の崩壊は止まった。
勇者一行は世界中から感謝と称賛を受け、世界は過去の過ちを繰り返さぬように『種族間平等平和同盟』を締結し世界規模での争いは無くなった。
そして、かの『虹色の龍』は畏怖の念を込めて『世界龍』と人々から呼ばれ、『世界龍』が起こしたあの騒動を『恐怖の日々』と呼び平和な世界を作っていく上での戒めとして人々に昔話として語り継がれているのである。
その騒動の傷痕として現在は北方に浮かぶ『レルーナ島』、世界最東端の『北東大陸』、最西端の『南西大陸』、南方の『アバス=ラバス群島』と『ラッジオ島』そして『中央大陸』と七つの大陸や島々になってしまったのである。
「そんでもって勇者一行と『世界龍』の戦いで更地になってもうた土地に勇者が『サカイ』の街を作ったんや。で、その勇者がしゃべっとった言葉がこの言葉やったちゅうわけや。えらい長い話になってもうたけど、アオヤマはんはこんなそこら辺のガキでも知っとるような歴史も知らんかったんかいな。」
現在、冒険者ギルド内のカウンターにつながる行列の内の一つ、たくさんの冒険者に囲まれて智春たちは雑談としてガネットの関西弁の歴史を聞いていたのである。
「あ、いや、俺はそ、その人里離れた隠れ里で過ごしてたから少し常識に疎いんだよ。」
「なんやその怪しげな経歴、本当かいな。」
「・・・ええ・・・」
ガネットの痛い追及に智春はしどろもどろになりながら返す。
しかし、ガネットからはさらに不審の目を向けられるがエリーゼの肯定により何とか視線を外した。
「はあ、まあええわ、そろそろうちらの番やな。結構時間的にちょうどいい話やったな。」
ガネットは列の前を見ながら言う。
ここダラベストのギルドにはなぜか異常に大量の男性冒険者(独身)がいついている。
そして智春たちがいるこの時間がクエストを終えた冒険者たちが一斉にかえって来る時間で複数あるカウンターがすべてフル稼働しても処理できず長蛇の列を作り上げてしまうのである。
「それにしても関西弁か・・・大阪の人が勇者としてやって来たのか・・・」
智春は改めてガネットから聞いた話を思い返し推測した。
この世界での智春は神様に脳に言語を書き込んでもらったおかげか、彼自身日本語をそのまま使っているだけで固有名詞以外は地球にいたころと何ら変わりない言語環境だったのである。
「では次の方どうぞ。」
そうこうしている間に智春たちの番がやって来た。
「うちはホルドア商会のもんやけど、氏名依頼の発注とギルドマスターに特別手続きを頼みたいんやけど。」
「かしこまりました。では脇の扉の前でお待ちください。すぐに係りの者が伺います。」
智春たちは列を出て何度も入ったことのあるギルド内部へとつながる扉の前に移動した。
「やけにすんなり話が通ったな。」
智春が当然の疑問を浮かべる。
「それはうちがホルドア商会の名前を出したからや。」
「ふーん、結構すごいんだな実家。でもそれでも本当に商会の関係者か確認しなくてよかったのか?」
「この行列見てみ、そんな時間ももったいないんや。どうせ偽物やったらギルドマスターの前でぼろ出すからや。」
「そんなもんか。」
「そんなもんや。」
そんなことを話している間にギルドの職員がやって来た。
「こちらへ、ギルドマスターがお待ちしております。」
迎えに来たのはいつか見た犬人族の青年だった。
智春たちはその青年の後に続いた。
「ギルドマスター、トモハル様たちをお連れしました。」
「はーい、はーい、入ってきていいよ~」
部屋の中からビビアののんきな声が帰って来た。
智春たちが部屋に入ると中ではビビアが書類相手に奮闘していた。
「では私はこれで。」
犬人族の青年が部屋を出ていくと同時にビビアは書類から顔をあげる。
「ふいー、トモハル君よく来たね。さあさあ、私のサボ、小休憩に何か面白い話でもお願いするよ。」
「いや、面白い話じゃなくて真面目な仕事の話で来たんだが。」
ビビアのあんまりな発言を智春が訂正すると、ビビアは頬を膨らませた。
「ぶー、トモハル君の意地悪。式典前でとっても忙しい私にさらなる仕事の話を持ってくるなんて・・」
「それは悪かった、だが俺も忙しい身だから早く終わらせたいんだよ。」
「はいはい、ちゃっちゃと終わらせるわよ~。」
ビビアはふてくされたように頬を膨らませた。
「ほなうちから話します。ギルドマスターにアオヤマはんたちへの『ダンジョン探査許可』をだしてもらいたいんですが。」
「へー、トモハル君でしょ~ならいいよ~、はいこれ書類、ぺったんこ。」
「「「え!」」」
ビビアはガネットの話を聞くとすぐに引き出しから紙を取り出すと承認印を押して差し出した。
「いやいや、ちゃんと審査とかせんでいいんですかいな。」
「いーのいーの、トモハル君なら審査とかするだけムダ~。さあ用事が終わったならさっさと面白い話しろ~」
「しねえよ!」
ガネットの疑問を適当にあしらってビビアは何とかサボろうとする。
「え~、面白くな~い。くそ~う、面白い話してくれないんだったら用事も終わったんだしもう出てっていいよ。」
「あ、ああ、お邪魔しました。」
「・・・失礼します・・」
「失礼しました。」
つまらなそうな顔でシッシト手で追い払うビビアに三者三様の礼で智春たちは部屋を後にした。
「よ、予想以上にはよう終わったな。ほな下のカウンターで正式に依頼を頼みに行くで。」
「あ、ああ。そう言えば結局依頼って何なんだ?」
ビビアのあんまりな対応に少なからず動揺を残しながら智春はガネットにあまりに今更な質問をした。
「せやったな。まだ言ってへんかったな。場所はダラベストの北方に位置する森、ダンジョン『スロバ迷宮』、内容は『魔活祭』でうちのクラスが使う食料調達や。」
翌日早朝、智春、エリーゼ、ガネットの三人は正門の前に集まっていた。
「よし、みんなそろったな。ほな出発しよか。」
「なあ、本当に一緒にいくつもりかガネット?」
出発を促すガネットを遮るように智春が問いかける。
「昨日も言ったやろ。うちも別に戦えんわけやないし食材探すならちゃんとした知識を持ってるもんがついて行った方がいいやろうってな。」
「それはそうだが・・・」
「トモハル・・・昨日ギルドでその話終わった・・」
「そうや。エリーゼの言うとおりや、もう終わった話を掘り返しても時間の無駄や。」
昨日、ギルドで依頼を申請した際、ガネットも同伴することでひと悶着あり結局ガネットの強行でギルドの依頼内容としては依頼主同伴となっている。
「はあ、分かったよ。その代りガネットは絶対に俺かエリーゼとはぐれないようにな。」
「勿論そのつもりや。」
智春の言葉にガネットは頷く。
「はあ、じゃあ行くぞ。」
「・・ん・・」
「おう。」
三者三様のテンションで智春たちは学院を後にした。
ダラベストを出て北に約二時間歩いたところに今回の目的地『スロバ迷宮』は存在する。
「こ、ここが『スロバ迷宮』か・・・」
「そうみたいやな。ほな装備をもう一回確認してから入ろっか。」
「・・ん・・」
そう言うと三人は入り口付近の開けたところで各々装備を確認しだした。
智春は腰に『雲雀』と『葉桜』をさげ、ダラベストの街で新しく買ったブーツの紐をしめなおす。
エリーゼは智春特製のガンホルスターにこれまた智春特製の『魔法銃』と『拳銃』をさげて『魔法銃』の魔石の種類と『拳銃』の弾の確認を行う。
ガネットは自分の父親の商会の傘下の魔法具店に作ってもらった特製の指輪を両手のそれぞれの指の一個ずつ計十個はめる。
これは魔力を込めるだけで刻まれた魔法を展開できる優れものだが智春の作った『魔法銃』のように射出の魔術回路が備わっていないため撃ち出したりすることはできないのだが、ガネットの魔法の力量とセンスで魔法を組み合わせたり発動位置を指定したりすることでアドバンテージを得ている。
「よし、みんな準備はいいな。じゃあ入るぞ。」
「・・ん・・」
「ああ。」
三人は頷きあってダンジョンに足を踏み入れる。
ダンジョンの中は見た目通り険しい森になっているが、ところどころに生垣が見えているのでちゃんと迷宮にはなっているようである。
「っつ!エリーゼストップ!」
先行する智春は何かを感じ、右に飛び退きながら後ろのエリーゼたちに注意を促す。
ドゴッ
智春が一瞬前までいたところに今まで木だと思っていたものから枝による重い一撃が入った。
「これは『アップルトレント』やな。アオヤマはんこいつはなるべく素早く仕留めて欲しいやつや。」
「了解。エリーゼ、周囲の警戒頼む。」
「ん・・・任せて・・」
智春はエリーゼが軽く頷くのを目の端でとらえると歩法で距離を一気に詰め、居合切りの要領で『雲雀』を振りぬいた。
ゴガァァァ
『アップルトレント』は断末魔をあげながら上部がゆっくりと斜めにずり落ちその場に倒れた。
「か、かなり強いとは聞いとったけど、こ、ここまで強いとは驚きやな。」
ガネットは冷や汗を流しながら倒れた『アップルトレント』に近づく。
『アップルトレント』は名前の通りリンゴの生ったトレントで攻撃には枝を叩きつける攻撃と木のみを爆弾のようにたたきつけるといった方法を使う低級の魔物で、リンゴは食べることができるのである。
閑話休題
「なあ、ガネットなんでお前俺の実力を知ってるんだ?」
トレントからリンゴをもぎながら智春はふと疑問に思ったことをガネットに尋ねる。
「ああ、それはうちが承認やからや。商売人たるもの情報が命、せやからうちの周りに居るもんのことは大体は調べとる。まあそれでもアオヤマはんの強さの規格外さにはびっくりや。トレントなんて硬いもんをそないな簡単に切れるところなんて初めて見たで。」
「ふーん、そうだったのか・・・まあ調べるにしてもほどほどにしてくれよ。」
「ああ、分かっとる。個人情報の重要性は十分理解しとる。」
「むう・・・二人とも仲好さそうね・・・」
「へ?別に普通じゃないか?なあ」
「ああ、そうやな。」
「ほらやっぱり」
智春とガネットがずっと話しているのが気に食わないのかエリーゼはむくれる。
「ほ、ほらもうリンゴもとり終わったことだしつ、次行こうぜ。」
「ふん・・・トモハルなんてずっとガネットとイチャイチャしてればいい・・」
「ま、待てエリーゼ一人で行くのは危ないぞ。」
いじけて一人でずんずん進んでいくエリーゼを智春は慌てて追いかける。
ポキッ
そんな時エリーゼは不注意にも何かを踏み折ってしまった。
「きゃあ!」
「・・・!・・・」
「エリーゼ早くこっちに!」
エリーゼが踏み折ってしまったのは何かのトラップのスイッチだったみたいで智春は周囲からする嫌な予感にガネットを抱き寄せエリーゼに手を伸ばす。
しかし、エリーゼは智春がガネットを片腕に抱いていることにムッとしてしまい手を出すのが少し遅れてしまった。
その一瞬の間が命取りとなった。
エリーゼと智春の手が触れ合う寸前、地面に隠されたネットのような物が智春たち三人の体を宙に射出した。
「「きゃあぁぁぁぁぁぁ」」
「うぉぉぉぉぉぉ」
片腕に抱かれていたガネットは智春と共に飛んで行ったが、手をつかみ損ねたエリーゼは一人全く別の方向に手ばされていく。
パーティー殺しのトラップに智春たちは見事に引っかかったのだ。
エリーゼは兎人族特有の身軽さで勢いを殺しながらうまく地面に着地し、すぐに智春たちと合流するために行動を始めた。
冒頭に戻る。
エリーゼは襲い掛かるフルーツや野菜の形をした植物系の魔物を蹴散らしながら森の中を疾走する。
チャームポイントでもある大きな耳を極限まで研ぎ澄ませて情報を集めながら走る。
「・・・!!・・・・」
エリーゼは急に何かに気がついたように走る方向を変える。
そして走ること数分、エリーゼは開けた場所にたどり着いた。
「はあはあ」
息も絶え絶え飛び込んだそこで待っていたのは心から望んでいた愛しの少年の顔では無く絶望だった・・・
このお話を読んでいただきありがとうございます。
お久しぶりです外山です。
今回の投稿はかなり遅くなってしまいました。
次回からはちゃんと週一投稿にしたいと思っていますが、執筆の進み具合や私自身の用事で少し不定期になるかもしれません。
そこのところをご理解いただけるとさいわいです。
これからも応援よろしくお願いします。




