↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/34

第二フェーズ

フルオートによる銃撃と防御設備によって損害をかなり受けた彼らは続々と敗走を始めていた。そんな中で、俺は悪戦苦闘しているだけで何もできなかったことに対して無力感を抱いていた。小康状態に入ったと佐和子が思ったらしく、戦闘に参加できるように俺のホルスターからグロックピストルを抜いて握らせた。目の前の敷地を囲う塀はところ所崩れておりこの場所を維持して戦うのは困難だと虹香は判断した。入り口の手前に築いていた、鉄条網の前で守ることを諦めて建物の玄関前で戦うことにした。それを無線でチームと介護スタッフに伝えた。ちょうどそれが終わった時、「発射地点を特定しました。あっ、三発目の迫撃弾が発射されました。みんな伏せて!」そのように鈴木から連絡が入った。衝撃音が鳴り響いた後、彼から続報が入った。「投射物は敷地の反対側に落下して防衛設備を破壊!敵がなだれ込もうとしています。」その報告を聞くと正面を守っていた三人に対して、虹香がこう命令した。「すぐに第二波が来る。佐藤は裏からの攻撃に対処。あとの二人はここに残って防衛を続ける。」なんとか射撃する体制が整った俺は大急ぎで三つ目の侵入箇所へと車椅子を走らせた。離れることによる戦力の分散を憂慮したが、利用者を守るために向かわないわけにはいかなかった。ちょうど出発する後方では再び射撃音が鳴り響いていた。さっき佐和子が握らせてくれたグロックで俺は戦闘できる体制が整っていた。着弾した場所に到着した時、俺は目を疑った。ブロック塀だけでなく利用者が過ごす建物の壁にまで穴が空いていたからだ。幸いにも壊れたブロックによってできた通路は人一人がギリギリ通れるほどの狭さだった。しかし、その隙間からは凶器を持った男たちが暴れているのが見て取れた。


お読みいただきありがとうございました。もし面白ければいいねや、ポイント、ブックマーク登録をお願いします。感想をいただけると筆者の励みになります。

次回の投稿予定は8月8日です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。