強敵との遭遇
もう今年も終わりですね。更新もっと頑張りたいな…。
火で照らしながら前に進んでいく。
辺りは人工的に作られた様子は無く自然にできたもののようだ。ずっと一本道だ。
どれくらい進んだか分からなくなってきた頃、ようやく広い場所に出た。
それと同時に何かの気配感じた。その場をとりあえず火で照らし不意打ちに警戒する。
「グア……」
それは光照らさ姿を現した。簡単に言えば熊。もちろんただの熊ではない。俺の知っているの熊よりがたいが良く、爪が凶悪でな殺しに特化した形で腕が異様に発達した化け物だった。
「…!…先手必勝!」
俺は驚きはしたが、剣を抜き最高速で切り上げる。それは一瞬の思考判断。ただでたらめにゴブリンどもを狩って来たわけでない。
熊はまだお休みから覚めたばかりのようで正常な判断ができていない。俺は遠慮なく速度を乗せた一撃を首を狙い斬りつける!…が切り落とせない。
「…ッチ!肉が厚すぎだろうが!」
愚痴りつつも、そのまま速度を上げ斬撃を放ち続ける。まだ剣を持って2日もたっていない。そのため、狙い通りに斬ることができたのは最初の一撃だけだった。そして馬鹿でかい腕でガードされなかなかダメージが通らない。
だが、全て当てることができている。ゴブリンと言う練習代は山ほどいたのだ。だから、当てることはどうと言うことはない。
さすがに散々に切り付けられ黙っている熊ではない。怒りのうなり声を上げ、爪をジンに対し振るう。当たりどころが悪ければ致命傷、良くてもただではすまないだろう。
それに加えてこの速さ…ん?なんでこんなに速いのに俺の攻撃を避けられていなかった。寝起きだけではないな………ああそうか、こいつは腕だけに特化している。だから、速さも腕だけ以上に速いのか。
そんなことを考えている間にもジンに迫ってくる。
(でも、俺よりは遅い)
危なげなく、縦に振り下ろされた右手を左に避ける。
が、しかし、2撃目の左手が迫ってくる。これはどうにも避けられそうにない。すかさず自分の剣をぶつけ威力を弱めるが力は向こうの方が圧倒的に上だ。ジンは弾き飛ばされつつ左手を向け火の玉を放つ。
ジンは後転のように威力をさらに弱め、剣を地面に刺しようやく止まる。火の玉は隙だらけになったくまの顔面にぶつかり怯んでいる。
「やばいなこの威力まだ腕がジンジンするぞ」
ジンはニヤッと笑みを浮かべる。ジンは両手に対して熊は片手、『力』に関しては天と地の差があると再確認しつつ、剣を地面から抜きその刀身を見る。
「……こりゃ、駄目そうだなあ」
剣は威力を弱めるために地面に刺したせいで…いやだいぶ傷んでいたがこれが止めに刀身がぼろぼろでもう使い物になりそうに無い。
「しょうがねえか、俺がまだまだ未熟であいつが強かったてことだからな」
ジンは剣を一応鞘に戻し火の剣を作り出す。今回は、威力重視で魔力のほとんどを使う。さっき使っていた『初心者の剣』より少し小さいぐらいでだいぶ薄く、柄の部分の大きさは一緒だ。
火の玉で激昂した熊は距離を詰め、10メートルが2メートルを切りそうなとこまで来ていた。
「ぎりぎりまで引き寄せて…」
迎え撃つ!
1メートルを切ったところで仕掛けた!狙いはその首1つ!少し残していた魔力を足元で爆発させ推進力へと変える!あっけに取られた熊を置いていくがごとく斬り抜ける!
その切り口はマグマのようにどろどろしている。これは、本来『斬る』と言うより『溶かす』だ。どれだけ硬かろうとその熱に耐えられなければ関係ない。 つまり、この剣は防御無視攻撃と言える代物だ。
「疲れた…」
満足そうに笑みを浮かべながら横に倒れる。火の剣を魔力に戻したもののそんなのは微々たる物だ。
ゾッ――殺気?ジンは転がるように距離をとる。
しかし、遅かった。
ゴオオオオオン
首のなくなった熊が腕を振り下ろしていた。
「クッ…ウァーーーーー!」
ジンの左腕は切り落とされていた。
「ハアハア…やってくれたな!こん畜生!」
2ラウンド目だ!
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