6話 初のゲート!
「残念な奴等だよな!おもしろい場面を見逃して・・本当に・・・・残念な奴等だ!」
拓海のニヤニヤ顔を見て苛立ちもピークに達する。
「映像で勘弁してくれ!」
桜庭拓海が回復魔法まで使える事を多くの者達も見ていた。他のハンター達も回復してくれると信じていたのだが
「そろそろ、俺達にも回復魔法を掛けて貰えないか」
「悪いな!ハンターに興味が無い。俺は仲間を助けたに過ぎない。君達を仲間とも認めていない者を回復させると思いますか。勝手に死んでください」
「噂通りの悪評だな!」
「拓海、映像が取れたぞ!」
映像を確認してネットに流す。炎上が始まる。気分も高揚して
「ネットに乗せてくれます。俺の悪口を書き込んでくださいね」
エリアヒールでハンター全てを回復してしまった。彼らも驚く、突然の出来事に
「約束は守ってもらいますよ。最低な奴とでも書き込んでください。それが出来なかったら次からは、回復も指せません。よろしいですか」
「本当にいいのか。そんな事をしていたら住む事もできなくなるぞ」
「いまでも十分にネット上で炎上しているのに街中でも普通に暮らしているよ。困る事も何も無いけど」
生徒達も笑っている。何かを企んでいるのだろうと勝手に思ってしまう・・・
工事現場のバイトでは無く。ハンターとしてのゲートに潜る事となった。7つも存在している。クラウンの中の1つの炎帝に社会科見学をする事となった。嫌だと言っても目の前の現実から逃げているようなものだった為に自ら飛び込む事にした。
「おはようございます。今日だけですが お願いいたします」
「おはよう、桜庭君。クラウンマスターから手紙を預かっている。それを読んでから返事を貰える」
当然の様に車が走り始め、移動が始まる。内容も簡単だった、ゲートに潜って魔物を体験してみないかと書かれていた。興味もあっただけに1日だけと言う事で受ける事にした。のだが!
「受けてもいいけど 武器が無いのだよね。貸してもらえるかな?」
「もしかして 桜庭君は、ゲートに入った事が無いの?」
「ありませんね。バイトと勉強で遊びの時間が取れないのです」
「確認を取ります。それまで休んでいればいいでしょう」
1時間も走れば、本日の現場が見えてきた。Bランクゲートが目の前に そして 討伐に向かうと思われる。ハンターも勢ぞろいしていた。
「久しぶりだね。拓海君!ハンターになるきに無いのかな?俺のクラウンに入ってよ!」
頭の上からつま先まで見て
「その言葉を女性に言えば、簡単に股を開きそうですね。ハンターに成るよりもホストクラブで女性を掌で転がした方がいいでしょう」
「君にだけは言われたくも無いでしょう。マスクだけなら君に負けるよ。それで・・・引き受けてくれるのかい。年収も思い通りの数字を書いたらいい」
「前にも言いましたが ハンターに成る積りはありませんよ。平凡なサラリーマンで十分です」
「本当に・・・もったいない。それだけの才能を持っているのに!まぁ~いいでしょう、今回も諦めます。貴方が引き受けたチームもAランクで私の右腕の連中です。十分に強いと思います。
武器でしたね。私が使用している武器を使えばいいでしょう。今回も魔法で終るのでしょう」
腰に差している剣を拓海に渡してくる。受け取り、剣を抜いてみる。炎が纏わり付く。が!炎が収まり、普通に戻ってしまう。
「本当にお借りしても?」
「さすがだね。私でも1年以上かかったのに手懐けるまで」
「簡単な魔力操作でしょう。誰にでも出来ます。そんなにも凄い人達がいるのであれば、俺は見ているだけでいいですよね」
「多分、問題も発生しないと思いますが もしもの時は、彼らを救って貰えますか」
とんでもない事を言ってきていないか。戦いも知らない高校生を捕まえて
「問題も無いでしょう、報酬は期待していいのですか!」
「そんな事も起きないだろうけど その時は期待していいよ。思いのままに支払う事を誓うよ」
フラグが立つ事、平気で言い切ってしまった。それでも
「それ以上に言わないでください。とんでもない事になりそうな・・・いい男が言うと!」
クラウンマスターの彼が仲間達とゲートの中に入って行く。程なくして9名の男女が現れた。
「君が桜庭拓海君だね。僕が このチームリーダーの片岡武司だ。よろしく頼む」
「俺は見学者だから気にしなくていいですよ。魔物と戦った事も無いから」
仲間の1人の男性が
「本当にガキかよ。魔物も見た事が無いみたいだな!」
仲間の1人の女性が
「可愛い子よね。私の玩具に成って貰えないかしら」
「クラウンマスターから オールラウンダーだと聞いているのですが・・」
「武器も魔法の扱い方も良く知りません。見て覚えるしかできません。今現在は、回復魔法と火系ですね。後は、水と風を見た事がある程度です」
「待ってもらえないか。4属性の魔法が扱えるという事ですか」
「今現在は、そうなりますね。俺の称号も魔法を扱う者です。最近になって意味を知りました」
称号、持ちと聞いただけで彼等の顔色まで変わってしまう。全世界で数名だけが公表されているだけであった。そんな大事な事を簡単に言ってくれる。彼を信じるに十分だった。
車で移動する事、数分で到着もする。2台のワゴン車に乗り込み、それ以外にも多くの作業人が付いて来ていた。到着して見た物が
「へぇ~これが ゲートと呼ばれている物なのか。空間の歪みの中に存在しているのか」
「初めて見ただけで そこまで理解、できるとは凄いな?中に入るのだろう」
空間を触れてみる。彼らからしてみれば理解もできない事だったみたいで
「空間の歪みが可笑しな事にもなっている。他の・・・・なんだろう。まぁ~経験が無い事だから仕方も無いか。付き合うよ」
当然の様にゲート内に入ってみる。空間を触っただけで理解した。
「トラップか、だから外野から理解できなかった訳だ。分かりにくい事をする。知能を持っている者がいるという事か、面白い世界だな」
拓海が考えている間に進行してしまう。人型のハイオークだと理解したのだが・・彼等の方が敵わない状態にまで陥っていた。深い溜息の後、援護の魔法を放つ・・エアーカッターが解き放たれて!それだけで理解したのか、状況も変わり・・・戦闘が行われている最中で コーヒーを淹れ始める。
第5話 ノイズ!




