14話 鬼嫁が確定していた。
「どうするんだよ。拓海!18人目だぞ」
「ネットを確認しているのだろう。簡単だろう、県外から出た事を伝えればいいだけだ。それとも国外に出た記録でも乗せてやれば、簡単に消えるぞ。
俺の携帯電話にも訳も分からない奴から連絡が届くようにもなったしな!」
秒単位で連絡が入っていた。中には非通知の記入欄まで
「ネット経由で連絡をしているようだな!もっと 死人が出るだろうな!」
1週間で50名の死体が転がった時点で国まで動く事となった。桜庭拓海は、ハンター資格を失っている為に動かす事ができない。魔物やゲートに関すること以外で動かす術を持っていなかった。普通のハンターであるのであれば、理由は幾らでも用意ができたのだが剥奪を宣言してしまったお陰で 彼の力を使う事ができなくなってしまった。
各地に飛び火をすれば、当然の様に国内での死体の数が増える。ストレイジ持ちの物も地面に落ちているようにもなる。現金やゲーム、お菓子、食べかすなど色々、様々な物が落ちるようにもなった。そして 同級生の死体も転がるようにもなった。
ハンターギルドから連絡が無いままに 1週間が過ぎた。連絡をしたとしても秒単位で50件の記録から消されてしまっていた。その為に拓海との連絡が出来ないのであった。その様な事態になっている事は彼らも知らない事であった。しびれを切らしてバイト先に顔を出せば、多くの報道陣に紛れ込んだ、暗殺者が拓海を狙う。その一連も流れるようにもなり、顔を晒してしまうのであった。
死んだとしても回復魔法で素顔が全世界に流れてしまう。誰に雇われているのもバレてしまうようにもなっていた。そして 現在も!
「死んでもいいよ。完全回復で身元が分かるから死体を公開してあげるよ」
影で動くようにもなる。言葉が通じる事も無く、指紋が浮き彫りになると本人にも動揺が走る。指紋も血流も解読が終わる。それをパソコン画面で見せてやる。途端に震え上がり、国名と名前が出てきて所属部隊まで出てきた処で固まってしまった。そして 全世界に向けて送るだけで解放してやる。その繰り返しを行っただけで連絡が消えて暗殺者も消えてしまう。
彼らの言葉で正解を告げる。当然の様に蒼い顔に変わり、母国に帰る事ができないで地獄に落ちてしまっていた。
その後に訪れるのが 自分こそが神に選ばれし者だと名乗る者達であった。その後も多くに死体が映像に流され、テレビ番組にもなる有様に死体まで公開されるハプニングが反感を買うほどに数万人規模で 国内だけで治まる事も無く、海外からも多くの者達が現れるも数十万人もいた筈が1人も認められる事も無く死滅してしまった。触れても利き腕を失う程度で済んだ者達も2度目に挑戦した時には死滅する有様で
当然の様に その様な武器を個人が保管している事に国が黙っていられなくなり、48時間を過ぎた時には街が無くなるほどの衝撃を受けて平らな平地ができあがってしまった。13キロ圏内が消滅してしまう。その後も48時間ごとに大爆発が起こる。
拓海からの忠告を無視した結果でもあった。その為に受け取る事を拒む、面倒事を放棄した結果、国内全土を揺るがすほどの大震動が起こるようにもなった。大地にヒビが入り、山が崩れ、様々な2次災害が起き始める。人が管理できる代物でも無かった。今更である。
「馬鹿な大人が国を滅ぼすって事だろう」
それでなくてもゲートから現れる。魔物の襲撃を押えられないでもいた。国の在り方を問われ出す。
拓海が住む街では、今日も穏やかな日常が続いていた。ゲートが現れれば、その日の内の消滅してしまう。ボスを倒せばいいだけの事である。
克己が聞いて 桜庭が応える。そのやり取りの最中に詩織が乱入、休みの日に呼ばれる事となった。
「そう言えば、キャメロンなんとかって人はどうなった。知らないか?」
「その人なら死んだよ。大量の放射能を受けた人だろう。何度も国が動いていたみたいだけど拒否されたみたいだ。当然だと思うな!あの様な惨劇を見た後では、国としても助けられないと判断したのだろう」
「1本の意思を持った杖が起こした。大惨事・・ッてか!そのお陰で 俺が開放されて助かったのだが・・・まぁ~いいか!」
「良くも無いわ。何とかしろよ、拓海!」
爆弾発言に
「無理だな!毎年、2000万円の税金が掛からない金が入るのだぞ。無理をしたくも無いだろう」
簡単にスルーされてしまった。克己に詩織からしても端金に成り下がったのかと思うほどに
「処で どうして俺達が炎帝のゲートに潜る事になった。素人同然だぞ!」
「そうだ、拓海!今年こそ、冬に成ったらスキーに行くわよ。お金を支払いなさいよ」
どの口が言っている。資金なら十分に稼いだだろうに!
「そんなにも克己とエッチしたいのか?好きだな 鬼嫁は!」
ボディブローが降り注がれるも陽炎で避ける。シャドゥボクシングの様に連撃に回し蹴りまで繰り出してきた。それでも当たる事も無く、克己の横で避ける。
「詩織って 本当に魔法使いか?疑われるだろう」
「からかうな!拓海、後が面倒だ!」
結界で受け止めてやれば、不思議と納得もする。衝撃を感じ取っただけに!近寄りたい彼らもやっとの思いで近寄ってくる。
「久しぶり、拓海君!噂はかねがね、聞いているよ」
「お久しぶりです。片岡さん、この前は御馳走に成りました」
「克己君に鬼嫁の詩織ちゃんだったよね。久しぶり!」
詩織の眉間に青筋が浮かぶ!それを見た途端に引き始める。克己が応え、事無きを得る。
「詩織が1番食べただろう。抑えろ!」
途端に顔が赤く染まる。
「おじさん、俺達が呼ばれた理由って・・知っている?」
「こら、拓海!片岡さんは、まだ 若いぞ!」
片膝を付きそうになるも耐える。
「拓海君の後に8番目のSランクハンターが現れて内が獲得したから その実力を見る為に補佐も兼ねてだよ。克己君と詩織ちゃんの実力の確認だと思う。本格的にハンターに成って見ない」
克己と詩織を誘う・・・が!
「俺は、パスでいい。拓海を見ていれば、俺では無理だと思う。普通に仕事に付くよ。街の被害だけを守れればいいと思う」
「私も克己と同じ、自分達の街だけでいいや!面倒でしょう。色々と!」
「片岡君、拓海君達は・・・!ここだったか、拓海君 紹介したい人が・・・!」
「新しい女ですか。浮気をバラしに来たのですか。奥さんが怒りますよ」
「そんなにも恐ろしい事を言わないでくれ、俺の妻も詩織ちゃんと同様で鬼嫁だよ。とんでもない程のボディブローが炸裂するようになったのだから勘弁してくれよ」
第15話 新たなる、Sランクハンター




