10話 初のゲートに潜る、2人!
翌日には、国内だけで収まる事ができなくなり、海外からも多くの苦情が届けられる。国が傾く程の非難が届けられるが拓海の日常が戻る。バイトに明け暮れ、昼休みの際も この話題が持ち上がり、多くの噂も飛び交いだす。ネット上では、拓海の悪評だけが1人歩きをしていただけに拍車も掛かる。それに伴って多くのハンターに学園の生徒も載り、最悪な状態にもなるが・・・何も起きない。何も知らない者達が集まってくるも街は普通で拓海の姿を見ても普通に接している。
普通の高校生にも見えてしまうのであった。ネットで踊られている事を知る。反対に馬鹿にされて家路に帰る。ネットに書かれている事、全てが嘘である事を知る。そして意味を知る・・・!
冬休みを間地かに控え、拓海が克己に
「克己、冬休みに旅行でも行かなか、臨時収入が入った」
「何々、2人して悪巧みでもしているのでしょう」
詩織が話に加わる。
「冬休みに克己を借りてもいいか。詩織」
「いいけど、遊びなら私も連れて行ってよ。多分、暇しているから」
「構わないが 女を買いに行くのだが付き合う積りか」
「・・・・・なっ!」
克己を睨み付ける。
「冗談に決まっているだろうが本当に揶揄いがいがある奴だよな!2泊3日か、3泊4日にでもしないと克己の事だから初体験ができないだろう。スノボーがいいな!」
「そんなにも長期になるとお金が無いわ。1泊でも寂しいのに」
「その点には任せろ、克己にも言ったが臨時収入が入った」
貯金通帳を見せる。
「「嘘!」」
「前にゲートに潜った後にハンター希望の50名弱に武器を与えただろう。残り数本の内、1本をネットに出して見た処、高値で売れて金ができた。俺たちなりの贅沢な旅行になると思う。どうだ!」
「それにも行きたいがゲートにも興味がある。1度だけでいいから拓海、俺と一緒に入って貰えないか。色々と心配なんだ」
「それ、私も思っていた。杖は貰ったけど試した事が無いから 友達とかも試しにゲートに潜っているみたいだし、いい稼ぎにもなっているって聞いた」
「取り合えず、両親に聞いて来いよ。了解が出れば、ヴァージンロードを歩く事も可能だぞ!」
克己が1人、赤面する。両方の家族も同行する事となり、今から冬休みに旅行をしても宿泊場所が取れない事を知る。休み明けの3連休の方が探すにしても見つけやすい事を知り、週末にゲートに潜れる段取りが付いた事を伝える。
「炎帝の見習い新人の為のゲートに潜れる事となったから行くか」
「「行く!」」
「この日の為にローブって物を買って見たのよ。可愛い奴を」
「俺も中古だけど買った。拓海も装備をするのだろう」
「俺は今回も見学者の積りだ。デニムの上下で十分だろう、戦う積りも無い」
ハンター資格も剥奪されたしな!
当日も街中と言う事もあり、電車とバスで乗り付いて現場に到着をする。ハンターギルドの職員や炎帝幹部連中まで勢揃いをしていた。
「「拓海?」」
「何か、問題でも起きたのかもしれないな!他の日にでもするか」
初めてゲートに潜れると思っていた2人も下を向く。拓海が近寄り、声を出すよりも先にハンターギルドの職員から謝罪の言葉を得る。拓海のハンター資格を取り戻す為に色々と動いてくれたようなのだが無理だった事を伝えてくる。代わりにゲートに潜る事も街中に溢れ出てきた魔物とも戦闘が可能にしてくれた様子だ。総理大臣の印も押されていた。カードを受け取る。
「その際も破格の金額を提示してくださるそうです。金額にも応じて受けていただけませんか」
「考えの1つに入れておきます」
「本当にありがとう。此方の・・本当にすいませんでした。これからも国の為に動いてくれると思ってもよろしいですよね」
「俺も学生です。大学を目指しても降ります。限度を考えて下さいよ、約束して貰えないのであれば、今日でゲートに潜る事を諦めます」
フリーのハンターが少ないのも確かであった。大抵のハンターがクラウン所属に成り、ギルド職員も少なからず、存在もしていた。そして クラウン所属のハンターもレベルが低くなっているのも原因の1つでもあった。最終的には、個人の能力で海外からのスカウトでクラウンを離れて海外に流れるハンターも存在していたのだ。
今回のリーダーの鈴木耕太が話に加わり、
「そろそろ、出発してもよろしいですか。時間も惜しいです、昼過ぎにはボスの姿だけでも見て置きたいとも思っております」
拓海がゲートに触れる。違和感を感じる。クラウンマスター 中村雅敏が気になる。
「どうしたの?気になる点でも?」
「前回と違う。魔力の流れを感じ取れたので2度目ですからね。これが普通なのかもしれません」
この場に集まる彼らも拓海の意味を分からなかった。普通の見た目のゲートだと感じ取っていたのだが・・全員が入った途端に青から黄色に変わり、赤く染まってしまった。レットゲートが出現してしまった。途端に狼狽えだす、誰も拓海の違和感を感じ取る事ができなかっただけに 中に入った彼らも半数以上が新人ハンターだけに生き残る確率が下がった。
中に入った彼らも突然、出口が消えてしまった事に動揺が顔に出ていた。その隙間に矢が3矢、飛んで来ても誰も気が付かなかったのだが拓海の盾により、回避してしまう。音がなって理解する。
「あれか!」
盾が消えると弓を出して頭を射貫く。木の上から2人が落ちてきた。誰も理解できなかったのだがハンター歴が長い彼等は理解した。
「ホワイトエルフだと残虐な彼らが相手か、面白い!」
拓海達3人を入れて 16名だったのが引率者も5名で 残りの11名が新人と呼ばれる者達だった。
「ホワイトエルフがいる場所は、スノーベアーが存在している。それに気を付けていれば問題も無い、おまえ達だけでも倒せるだろう。俺達がホワイトエルフを討伐して来てやるから隠れていろ、分かったな!」
その様な最中に拓海が
「スノーベアーは、食べる事が可能なのですか。そもそも、ゲート内の魔物は食べれるのでしょうか?」
「元Sランクハンターだったよな 貴様は、そんな事も知らないのか。何をしたのか知らないが悪評だけは聞いている。最高級食材だ、ステーキ1枚でも数万円の値が付く程にな!おまえ達程度でも倒して持ち帰る事ができれば、酒が美味くなるぞ」
他の4人も笑っている。ホワイトエルフを討伐ができれば、組織内でも上位に組み込まれると信じて5人での討伐を目論みだす。
第11話 ボディブロー炸裂




