30話 記憶を取り戻せ
お酒を飲みながら気楽に書いてますので、たぶん、誤字脱字あると思います。気楽に読んで下さい。後で直します。えぇ。直しますとも。
混乱はするが、俺が元魔王だと渋々そうですかと、皆さん頭を上げてと言い続けて結構な時間が経ち、今夜は宴会だとラダールさんが言うと、集落の皆がワイワイと騒ぎながら、準備してきますと出て行く。
「それにしても、バーシツト卿の記憶が無くなったとなると、洗礼とかできないのでは?」
そう聞くと、バケログテさんとミダリさんが、申し訳ないように言う。
「バデール、いや、もうそう呼べない。魔王様、王族の血筋は記録を取り戻す事が可能です」
「え?そうなの?では今までなぜ?」
3人がそれぞれ説明したいのか、言葉を紡いで説明してくるので、ふむふむと顔を合わせながら聞く。
要約すると王族は、幼児化しても何故か記憶を取り戻すことができる。それが故に知識の加算と強烈な魔力で魔国を治めてきたという。そしてその方法も容易。以前の名を呼び上げることで簡単に戻るという。
しかし絶対のルールで王族が幼児化したら名前を記したものは全て消し去るとも説明を受ける。理由は簡単で、身体や頭が発達してないうちに記憶を取り戻すと精神が破綻確率が高いという。幼児化したら魔王の正しい名前は伝えないというルールはそこから来ているらしい。さらに聞くとバーシツト卿という名前は本当の名でないとも説明を受ける。
確かにこの世界で日本の記憶が戻った時は、割れるような頭痛の後に記憶が蘇ったものね。いきなり訳の分からない村に育つ少年の記憶と平凡な会社員の記憶が混ざり合い、数日間、吐き気に似た気分は二度と味わいたくない。
え?またそれを味わうのか?と少し不安を覚えると、基本は幼児化から14~15年経っていれば大丈夫だという説明があった。じゃ、俺が6歳で日本の記憶を取り戻した時、精神障害になる可能性あったのか。危なかった。
ん?ではこの状況で魔王の記憶が戻るのか?以前の名前を口するだけで?
「バーシツト卿の本当の名前はなんですか?」
「バーデットです。バーデット・ルゲン・グレードンです」
おいおい、ニアミスしそうな名前じゃないか。あぶないぜ。
俺は呟くようにその名を口にしてみる。
「バーデット・ルゲン・グレードンですか……え?あ??」
その瞬間、強烈な頭痛に襲われる。
例えるなら、かき氷を食べすぎて頭がキンキンになった上に、バットでホームラン王にフルスイングでホームランされるような強烈な痛み。
「うぎゃぁぁイヴィゥイ!!い、イタァァイイ!ナボォナァァ!!」
俺は気を失った。




