14話 魔族は強いよ!どこまでも!
すこし話が短いです。
ノリで書いているので、
誤字脱字ありましたら、
ご指摘くださいませ
勢いを増して迫ってくるボロークは10頭程。月明かりで翳した剣が目に映る。どう考えても殺す気満々でこちらに向って来ている。俺はボロークに手をかざし、炎を出す。それを見て、ボロークは急に止まり、嘶き前足を上げて立ち上げる。その衝動で乗っていた者は1人が振り落とされるが、身軽に地面に降りて俺のほうを向いて、剣を脇に構え恐ろしい速さで、突進してくる。
手をかざし、土魔法で壁を瞬時に造る。
「このクソ魔導師が!!」
そう男は怒鳴り、どういう脚力しているのか分からないが、突進してきた男は土の壁を乗り越えて更に向ってくる。俺は焦り彼に向って何発も炎の玉を作り出して投げつけるが、剣で器用に捌いてどんどん近づいてくる。これでも喰らえと、風を水平に“尖らせて”放つ。
ザクンと音が微かに聞こえて、剣を構えて向かってきた彼の身体は、胸の下から切り離されて倒れる。
「魔導師がいるぞ!ミガールがやられた!ロンダ!ゲルガ!煙幕を使え!」
一人がそう叫ぶと、両脇から煙が上がる。
あ、これ訓練されてる兵士とかだろうか。俺一人じゃ、勝てる気がしない。
「ミリーデ!逃げるぞ」
そう叫ぶと煙の先から、うが!ぎゃぁ!とか声が聞こえる。近くの大きな木の裏に隠れて煙が晴れるのを待って見るとそこには、2人の大男が血だらけの人間の首を両手に持って立っているのが見えた……。
「おい、大丈夫かバデール?」
「ああ、バケログテさん、ミダリさん!助かりました」
つ……強いな、あれ?この2人、こんなに強かったか?俺達は安心して彼らに近づく。足元に10名程が倒れていて、数人は頭部や手足がない。
「おい!お前は誰だ? ロアン人か?ああ?言ってみろよ!おいおい!」
ミダリさんは必要以上に捕まえている男性の首を両手でがっちり持ってゆっさゆっさと振っている。
「我々は雇われただけだ……グフ……」
彼が話しだした瞬間、ミダリさんの手が彼の頭部をスイカのように握り潰し、血を飛び散らせる。
「人族の頭は脆くいかんな!なぁバデール?わはは!」
飛び散った血と肉片を顔でつけて、笑いながらミダリさんがこちら見る。歯にまでしっかり血がついて、すごくホラー映画のようだ。その光景を見て横にいるミリーデは力が抜けたように倒れる。そりゃ、怖くて失神するは……これは。




