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アイビス!  作者: フユルト
第六章 流星は駆け、騎士は眠る
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ギラつく瞳

あー…今回の投稿が遅れた件については、『異世界で天職【プレイヤー】やってます!!』を超えるかもしれない程のヤバい天啓が2つも舞い降りまして…


ほら、舞い降りたなら書かなきゃ駄目じゃん?


…というわけで、メカクシティ○アクターズ関係の曲を聞きながらメモってたら8月が終わってました。


反省はしてるけど、後悔はしてない作者が久しぶりに投稿したお話です、どうぞ⬇


リニアス達の戦いに、一人の少年が現れた。



「え〜と、誰?」



「あ、すみません。僕は…って、ええ!?何で父さんがこんな所にいるのッ!?」



「…ん?アスタじゃねぇかッ!!」



どうやら、商人の男性とこのアスタという少年はどうも親子らしい。



「お前、店はどうした?」



「えっと、今日はミレアに最近会ってないから、久しぶりに会いに行こうかな〜って…」



アスタは思い至ったら即行動に起こすタイプであるため、基本的に連絡して会いに行くということをしない。礼儀やマナーに煩い上の立場の人などには会いに行くことはないが、聖堂騎士団の副団長であるミレアに対しては積極的に会いに行く事が多い。勿論、連絡は殆どしない。それでも怒らず、寧ろ嬉しそうにするミレアはある意味大物だ。



「何だぁ?お前…邪魔するならぶっ殺すぜ?」



突然現れた少年に対して、男は若干警戒をする。男の目から見るとひょろいガキにしか見えないのだが…自身の勘がそれを否定し、油断してはならないと伝える。



「野蛮だなぁ〜…まぁ、死ぬのは嫌だしーーー」



「ッ!?」



少年は一瞬にして男の懐に潜り込み、何処から取り出したのか、緑色の宝石が装飾された純白の剣を振り抜こうとしていた。警戒していた男は、間一髪で武器を間に挟むことで何とか防ぐ。



「ーーー本気で戦うね?」



「テメェ…一体何しやがった…ッ」



少年が振るった剣を完全に防いだにも関わらず、男の胸元を斬り裂いていた。男の僅かに焦った顔を見て、少年は笑みを浮かべた。



………



……



…



一方その頃、アフテリアにいたグリス達は…





「あれは絶対初見でやっちゃ駄目だろッ!!」



「…」



ぶつぶつと文句を言いながらも、グリスは先程あった出来事をライネス達に話していた。



「ふ〜ん、姿すら見えてない状態で速攻凍結かぁ…寒冷耐性と凍結耐性のアクセサリーを一応渡してたんだが」



「いいや、全く効果なかった。触れた瞬間に凍結なんてどうしようもないだろ…」



グリスにとって初見殺し自体は別にそれ程問題ではない。初見殺しというのは初めて遭遇する状況というだけで、対策すれば必ず対抗できるからだ。だが、今回はライネスから凍結耐性のアクセサリーを渡されていたにも関わらず、まるで効果がなかったのだ。



「チッ、ムカつく…熱っ!?」



グリスは分かりやすく不機嫌な顔をしながら、出されたホットミルクでこれまた分かりやすいリアクションをする。



「あら、まだ熱かったの?基準がよく分からないわ」



「フィレはもう何年も冷たいものしか口にしてないもんね〜?」



フィレはかなり心を開いたらしく、流暢に喋るようになった。そしてグリスがこれ程苛ついているのは、氷の扉

の先で待ち構えていた敵に対してだ。



「だがよ、警戒が足りなかったのは事実だろう?」



「そうだけどさ〜…」



グリス自身もそれは理解しているのだが、感情を抑えるには至らない。これがある程度勝負になっていれば笑って受け入れられた。



「なんでアオユキが帰って来ないんだよぉ…」



「はぁ、またそれか?」



「だって〜…」



グリスがリスポーンした時、何故かアオユキだけは戻っておらず、かれこれ10分は経っている。まだ生きている可能性もあるが…自分と同じくやられた可能性のほうが高いだろう。



…もしかしたら、このゲームにアオユキはやる気を無くしてしまったのかもしれない、冷めてしまったのかもしれない。そんな不安で押し潰されそうになるのを隠すように、まだ姿も知らぬ敵に対して苛立ちを募らせていた。



グリスはゲームが好きだ。



そして、アオユキと笑い合って楽しくプレイする事はもっと好きだ。



グリスがゲームをするのは、アオユキがいるというのが何よりも大きい。もし、アオユキがゲームを辞めるのなら…きっと、グリスも近いうちに辞めてしまうだろう。



「ただいま」



「あ、アオユキ…その」



顔に影を落としてボロボロになった外套を着たアオユキは、ツカツカと歩いて言い淀んでいるグリスの前に立つ。


「ーーーグリス、今からレベル上げに行こう」


「…え?」


「完全に、完璧に、完膚なきまでに叩き潰す…」



顔を上げたアオユキは、楽しそうに口の端を吊り上げ、ギラギラした瞳をしていた。それに既視感を覚えるが、グリスも笑みを浮かべて、アオユキの誘いに応えるようにしてハイタッチをした。



Qグリス「既視感が」


Aゲームで敵と戦う時の君の表情ですね

実は、グリスとアオユキって結構似た者同士といいますか…お似合いですよね!!



Qどんな時に同じ表情するの?


ヒイナ:お互いに高め合いながら戦うとき


ネイル:不利に追い詰められてから打開するとき


グリス:長時間戦闘が続いたとき


アオユキ:負けてから逆襲するとき


ライネス:武器を作ってるとき


クロエ:無双してるとき

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