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アイビス!  作者: フユルト
第六章 流星は駆け、騎士は眠る
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休日

更新遅れてすみません…何分、長距離走の代償で思考能力が低下していて…あと、ブクマか★くれた方…ありがとう…

翌日、秀奈達は休日という事もあり、とあるファーストフード店に集まっていた。


「―――っていう事があって、一応〈レコグナイズ〉はかなり使えるスキルだから夏鈴と爪葉は結構相性が良いと思うんだけど…」


「確かに便利なんだが…」


「…習得方法が難しすぎませんか?」


秀奈はフライドポテトを口に運びながら、夏鈴達の感想に相槌を打つ。秀奈自身も、その難易度の高さ故に後半は心が折れかけていた。そもそも、攻撃を1万回も回避するのはまず普通にしていたら絶対に成し得ないものだ。


「だよね…そういえば、夏鈴達は何か変わった事とかない?」


「私と青雪、クロエとライネスで【光晶竜】を討伐したよな」


「ん、大っきい結晶のドラゴン…レーザーをばら撒いてきた…」


この場にいないクロエとライネスの代わりに、夏鈴達が何があったのかを説明した。


「いいな〜…私も戦いたかった…」


「私の方はフェンリルを倒しましたね」


「え…フェンリルって、異世界系だと結構有名な狼じゃん!?」


どうやら夏鈴も初耳だったらしく、先程の秀奈と同様に悔しがっていた。


「あ、言ってなかったけど、私は今新しいジョブを手に入れて試してんだよな〜」


「へぇ〜、どんなの?」


「【暗殺者】のスキルは大体集めたから外して、【拳闘士】と【蹴闘士】っていう2つを今は使ってて、【拳闘士】はSTRとVITの強化、【蹴闘士】はSTMとAGLを強化するって感じだな」


「まぁ、情報交換はここぐらいにして…どうなの、“お姉さんの進捗は”」


「いや〜…どうも拒否されるのが怖いみたいで、やっぱり一歩踏み出せないって…」


夏鈴の言葉に、他の三人は頭を抱える。というのも、夏鈴のお姉さんには幼馴染がいて、最近異性として意識しているのだが、中々想いを告げられないらしい…要するにヘタレなのだ。


「一応、夏鈴もその人の事知ってるんだよね?」


「まぁ、家近いし、それによく私も一緒に遊んで貰った事もあるしな〜…私は興味ないけど、かなり顔も良いし性格も基本的に優しいから、早くしないと他の女に盗られそうなんだよな…」


「えぇ…お姉さん、一体何してるの…?」


「今頃はその幼馴染とゲームでもしてると思うぞ?二人とも結構上手いし…」




「へっくちゅ…」


「大丈夫?風邪なら今日はもう辞めとく?」


「いや、問題ねぇよ…」


(それにしても、フルダイブゲームで“くしゃみ”なんてする機能あったか…?)


彼女はその事をふと疑問に思ったが、すぐに忘れ去り自身の幼馴染であり想い人である彼との対戦に集中するのであった…





「ん、夏鈴のお姉さんは恋するだけまだマシ…私の姉はもはや恋愛という概念そのものを理解してない…」


青雪は、大学生になっても未だに恋すらした事の無い姉を心の底から心配していた…




「…?」


「深蒼さん?どうかしたんですか?」


「いいえ、何か…噂をされているような…」


「え、何ですかそれ…」


青雪の姉は、どことなく馬鹿にされているような、それでいて心配されているような何とも言えない気持ちにさせられるのであった…




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