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アイビス!  作者: フユルト
第六章 流星は駆け、騎士は眠る
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神狼は討たれ、千剣ヘ

神狼:フェンリルを屠った爆発の中、ネイルは生き残った。


スキル〈ラスト・スタンド〉の効果により、一日に一度だけ自身のHPを0にするダメージを受けた場合、HP1を残して耐え凌いだのだ。ネイルはインベントリから予備の回復ポーションを取り出し、一気に流し込む。


「さて、素材を持って帰りますか…」


ネイルは、緊急クエストの報酬として受け取った大量の素材を見て苦笑いを浮かべる。通常、緊急クエストは主に集団でクリアするような難易度の代わりに、一人でクリアした時の報酬はかなり良いのだ。


「氷属性なので、アオユキさんが喜びますね…あと、ライネスさんも」



ネイルは二人の喜ぶ顔を頭に思い浮かべ、帰路についた…



そして、ヒイナはキルシュガルドと共に聖堂騎士団の訓練場へ赴いていた。


「えっと、今日は会わせたい人が居るんだよね?」


「あぁ、聖堂騎士団で団長の…」


「…もしかして、私の話?」


ヒイナは、背後からかけられた声に少し驚いて肩をビクッと震わせる。一応、ヒイナなりに気を張って警戒していたのだが、一切の足音を立てずに近づかれていたのだ。そして、振り向くとそこには深い緑色の髪に淡い緑色の瞳、耳の先が少し尖っている少女が居た。その少女は私の顔を見て少し表情が懐かしそうな顔になるが、すぐにそれも無くなった。


「…貴方が珍しく私に会いたいって言ってたのは、そう言う事ね…」


「…?」


話の全容が掴めないと言ったのが今のヒイナの感想だ。何かのイベントだとしても、全く情報がないのだ。それとなくキルシュガルドに聞いてみたが、はぐらかされてしまう。


「それもあるが、今回はちょっとお願いがあってな…」


「お願いって?」


「ヒイナにミストの…いや、聖堂騎士団長、〘千剣のミストルティン〙の〈千剣〉を、このヒイナに教えて頂きたく…」


「…え?」



一体、どういう事…?



〘クエスト:千剣ヘ至る道を開始します…〙




遂に…ミストルティンちゃんの登場だーーーッ!!!


勿論、ミストルティンちゃんの性能はイカれてますッ!!だって、その名の通り“千剣”だからね!!!相手によっては魔王と対等に戦えるくらいの戦闘力があるから…詳しくは次回で。


次回は戦闘回だっ!!



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