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アイビス!  作者: フユルト
第五章 試練と光晶竜
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穿つは光の咆哮3

(*゜∀゜)やぁ、ちょっと休んでたけど復活

「かかってこいやぁッ!!」


穿かんと迫る光を、右脚を軸に左脚を避け、腰を捻って右肩から逸らし、顔に目掛けて来る光をしゃがんで回避する。


「…ねぇ、グリスちゃんってリアルで何かやってるの?」


「…ん、アレはただ頭がハイになってるから出来てるだけ…5分もしないうちにツケがまわって行動不能になるから短期決戦を勧める…」


「おいおい、盾の耐久がもう殆どないんだが?」


レーザーがおさまり、クロエが構えた大盾の後ろから身を出すアオユキとライネス。


「どうしたどうした?そんなもんか、トカゲ野郎ー」


『ちょこまかと…』


「うぇ〜い、喋るだけのトカゲ〜」


『コロスコロスコロスコロスゥッ!!!!』


グリスの煽りにアルジスタは完全に頭にキテいるらしく、地面を抉る光の熱線を乱射して暴れまわっている。




「ライネス、戦鎚をもう一つ頂戴?」


「…ほらよ」


クロエはライネスから戦鎚を受け取ると、光の奔流の隙間を縫うようにして駆け抜けてアルジスタに接近し、左足で力強く踏み込み、両手で持った戦鎚を叩きつける。


『グゴアァ…』


「よし、このまま畳み掛け…ッ!?目を塞げ!!」


『グオオオォッ!!』


光晶竜の内側が光り輝き、その咆哮と同時に周囲を眩い閃光が包んだ。


「防げればこっちの…?」


クロエは光晶竜の姿を見て、違和感を覚える。先程とは違い、アルジスタの大きな爪が“白い光”を灯している。


『潰えるがよい!!』


振り下ろされた爪に対して、クロエは戦鎚で叩くことで軌道を逸らそうとするが…戦鎚が白い光を放つ爪に触れた瞬間、戦鎚はまるで粘土のように一瞬にして形状を変えて溶かされてしまう。


「やばッ!?」


慌てて回避しようとするが、間に合わずクロエの左肩から先の腕を溶断され、肩から赤いエフェクトが溢れる。





「うぅ…ないのに左腕が痺れるぅ…」


「…何だアレ…?」


グリスは光晶竜の首の中心辺りに強く光を放っている球体を目にする。


「見るからに弱点ですよって感じで光ってるんだよな…よし、クロエッ!!私とアオユキでヘイト稼ぐから、その隙に最大火力であの首の辺りで光ってる所に攻撃してくれッ!!」


グリスの言葉を聞いて、クロエは黒炎晶剣:レグルスを右手で掴み、アルジスタの元へ駆け出す。




「〈狂化〉ッ!!」


『やらせるものかアッ!!』


「〈インパクトウェーブ〉!!」




振り下ろされた爪を衝撃波によって自身を飛ばす事で軌道から回避し、空中で〈超過重力〉を使用、それによって自身の重力を増加させる事によって途轍もない速度で落下していく。


「〈虐殺者〉…!!」


最後の強化スキルを使用して、クロエは光晶竜の首へレグルスを突き刺す。だが、その刃は半ばで止まってしまい、球体へは至らない。しかも、スキル〈破壊者〉をつけていた為耐久値が8割消し飛んだ。


「レグルス、無茶するね…〈深紅炎刃〉ッ!!」


黒炎晶剣は深紅の炎を纏い、さらに深く光晶竜の首元へ突き刺さる。それと同時にピシリッとレグルスにヒビが入る。




『何を…!?貴様ッやめろオオォッ!!!!』


「いっけえええぇッ!!!!」


そして、レグルスの深紅を纏った刃は…球体を穿つ。


『グオアァッ…』


そう嘶き、光晶竜は地に倒れ伏して赤いエフェクトとなって砕けて消えた。


〘緊急クエスト:穿つは光の咆哮のクリアを確認しました〙



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