火の大精霊:ヴァトスの試練
ヒイナ達の拠点の施設で、カンッカンッと金属音を響かせる人物…ライネスがいた。
ライネスは、夏休み中はほぼずっと【ビルドワールド:プロトタイプ】内でひたすら鉄を打ち続けた。現在時刻は午前6時、遂に…
「…ふぅっ…やっとか」
汗を拭ったライネスの背後には、剣や斧など様々な武器が山のように積み重なっていた…
…それは、少し時を遡る…
「あ、そうだ…ねぇ〜、ライネスちゃん?」
「…?どうしたんだ?」
「ちょっと会って欲しい人が居るんだ♪」
カノンに連れられてやって来たのは、とある火山だった。
「えっと確か…あった!!」
「どういう原理だよ…」
カノンが山肌に触れると、突如として空間が揺らいで扉が出現する。
「ヴァトスちゃんいる〜?」
「…あぁ?どうした、カノン…?後ろにいんのは連れか?」
「じつはねぇ、この子鍛冶師なんだけど、ちょっとヴァトスちゃんのお力を…ね?」
カノンのその言葉に、ヴァトスは額を押さえる。
「はぁ…お前、前にも言っただろ…ただでさえ『大精霊が人族ばかり優遇してズルい』って他の種族が騒いでるっつうのに…」
「…駄目…?」
「…仕方ねぇな…おい、お前名前は?」
「えっと…ライネス」
「そうか…なら、この槌で鉄を1万回、その後は…素材は何でもいいが、お前ができる最高傑作を作って見せろ…」
その言葉と同時に、ウィンドウに〘火の大精霊:ヴァトスの試練〙が表示された。
「…鉄は1万回打った。後は…」
火の大精霊:ヴァトスちゃんの格好は…
作業服を腰に巻いて、胸は包帯みたいな布を巻いて隠してます…




