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アイビス!  作者: フユルト
第四章 集う者達と紅城
67/116

またね

『畜生…絶対に逃さねぇからな!?』


『…鬱陶しい…』



おぉ、もうエンディングか…というか、気づいたら熱中して見ちまったよ…ん?


「じー…」


「うぉ!?」


青雪は目を輝かせながら隣に座る夏鈴を見つめる。


「えっと…」


「…感想」


「感想…?ん〜、ちょっと見ただけ何だが…とりあえず、“リユニオン”と“ライトニング”って実は仲良いだろって思ったんだが…おわっ!?」


突然、青雪は夏鈴の手を取ると、目をさらに輝かせてこくこくと頷く。


「このアニメ、アサシン・オブ・ナイツって言って…」


どうやら、このアニメ…アサシン・オブ・ナイツは二人の視点で描かれているらしい。一人は最強の暗殺者であるリユニオンという少女と、もう一人は最強の騎士であるライトニングという女性。


正反対な二人が戦ったり、共闘したりとする物語らしいのだが…


『…〈オーバードライブ〉』


「え?」


このリユニオンという暗殺者の少女が、兎に角強い。戦闘技術もそうだが、特に〈オーバードライブ〉という彼女の必殺技がヤバイ。


〈オーバードライブ〉を発動したリユニオンは青い閃光を纏ってとんでもない速度で敵の背後に移動、左足を軸に回転して右脚による回し蹴りで敵の体勢を崩し、頭を鷲掴みにして地面に大きなクレーターができる程の威力で叩きつける。


『いっ、一体…何、が…』


「何されたか気づいてないって…」


「ん、リユニオンの〈オーバードライブ〉発動時の速度は音速を越えてる…」


「凄いなぁ…」


「…ライトニングは、気合で避ける」


「マジで?それもそれですげぇな…あ、ライトニングと戦い始めた…」


その後、夏鈴は青雪とアニメ鑑賞をしている時…ふと時計を見ると、時刻は6時に迫っていた。


「あ、やべ…もう帰らないと…」


「もう帰る…?」


「あぁ、また今度な」


「ん、“またね”」


青雪は楽しそうに、小さく笑みを浮かべた。


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