いざ、安全な場所へ1
ビルド・ワールド内にて…
アオユキ&グリス視点〜
ここは、自然豊かな草原で小さな川が流れ、森からはマイナスイオンが…
「むぅ…青臭い、早く移動する、グリス」
「おい、そんなこと言うよ…雰囲気ぶち壊しじゃねぇか」
そう言って背中に背負っているアオユキに困った表情で言うグリス。
何故アオユキを背負っているのかというと…
「どんなゲームでもAGLを100ぐらいまで伸ばすのは基本だろうが…」
「ん、反省はしないし、後悔もしていない」
全く反省の色を見せないアオユキに、グリスはため息をついた…その直後、何か嫌な予感を感じたグリスは右側に急いで移動する…その横をもの凄い勢いで一本の木が通り過ぎた。
アオユキ達が恐る恐る振り返ると、少し遠くの丘上に白黒髪の少女と金髪赤眼の少女が何か言い合っていた…
クロエ&ライネス視点〜
「あ、避けられちゃった…」
「ん?どうしたんだ?」
何やら肩を落として落胆しているクロエに話しかけるライネス。
「うんとね、あそこの山賊にこの丸太を当てて倒しちゃおっかな〜、なんて…」
「え、山賊?…ッ!!お前アホか!!」
そう言ってクロエの頭を思いっきり叩くライネス。
「えぇ!?なんで?」
「何処からどう見ても俺達と同じプレイヤーだろうがッ!!」
「でもでも、何か怪しい灰色のローブ着てるしさ…」
「俺 達 も 着 て る だ ろ う が !!」
ライネスの悲痛の叫びに、クロエは自身の格好を見て…手を打ち合わせて納得した表情を浮かべる。
その後、アオユキ達へ謝罪をしてなんとか仲間になる事が出来た2人であった…




