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アイビス!  作者: フユルト
第三章 いざ、銃撃戦へ
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死闘の果に

四天王VSキリュウちゃんの最終決戦…遂に決着!!

「ズダンッ」という銃声と共に、青い光の粒子を散らして地面へ倒れ込むアオユキ。


ヒイナ達は失念していた、このゲームではかなり高額だが限定的な転移を実行できるアイテムが存在する事を。


即座にヒイナがアオユキの元へ駆け出す。


「ん、コレ…使い方、分か、る?」


「…分かったよ」


その時、アオユキはこっそりとヒイナにある物を渡し、行動不能になった。


「アオユキ!!」


そこへグリスが“ナイフ片手に”特攻する。


キリュウへと二段突き、薙ぎ払い、距離を取って予備のナイフによる投擲などのコンボを決めたが、その全てを避けたり投擲されたナイフをショットガンで撃ち落とす。


そこへネイルの狙撃が入るが、頭を少し傾けるだけで回避される。


その隙に距離を詰めるが、キリュウの回し蹴りがクリーンヒットし壁に叩きつけられた後、グリスが確殺された。


…残り3人となった大会だが、ヒイナとネイルはグリスの足止めにより、即座にその場を離脱してある建物に潜伏している。


「残り時間はあと10分か…作戦が上手くいくといいけど」


「あと5分で最後のエリア、ここが崩壊を始めますからね。」


そうして、近未来都市エリアの崩壊が徐々に始まった。


「…やっと姿を現した」


「ごめん、ちょっと手間取って…ね?」


キリュウは、左手にアサルトライフル、右手にショットガンを所持していた。


対して、ヒイナは左手に青いラインが入ったハンドガン…グラディヲン=001を、右手にはナイフを持っていた。


グリスがキリュウに突っ込む直前、ヒイナに手渡していたものだ。行動不能状態になった味方からはアイテムを受け取れない為、予め渡していたのだ。


「じゃあ、やろうか」


ヒイナの言葉と共にキリュウが駆け出しながら、アサルトライフルを撃つ。


それをヒイナは難なく回避して、キリュウに突っ込む。


キリュウは散弾銃で迎え撃とうとしたが、グラディヲン=001を持つ左手でそれを打ち払うと同時にトリガーを引く。


しかし、キリュウは首を少し曲げて避けると、左脚による回し蹴りをしようとするが、首に迫るナイフを避ける為、バックステップで距離をとる。


そこに狙いすましたかのように銃弾が飛んでくる。自身の頭に迫る弾をバク宙で回避した後、お互いまた接近しては離れるということが続いた。その時、自身の画面に映るネイルのHPバーが突如として0になったのを確認した。


(ネイルは…もう崩壊に巻き込まれちゃったか)


そして遂に、ヒイナのグラディヲン=001の銃弾がキリュウの左腕に命中して吹き飛ばした。「これなら勝てる!!」と考えたヒイナだったが…


しかし、それは突然終わりを告げる。


「ッ!!」


「しまった…!!」


2人同時に足場が崩落し、空中に投げ出される。


だが、落下したとしてもすぐに死亡するわけではなく、底にはマグマの海が広がっており、たどり着くのには15秒程の猶予がある。


ヒイナはグラディヲン=001を相手の右腕へ、とキリュウはショットガンを相手の左腕へ同時に引き金を引いた。


同時に、空中へ光の残光となって消える両者の腕。


「ふ、私の目的は貴方を倒す事。これで終わり…ッ!?」


「残念だけど…私はまだ0デスを守りたいんだ」


ヒイナは、インベントリから細長い四角い箱の形をしたライフル…レールガンを右手で脇に挟み込むように持つ。


今の体制はキリュウが上、ヒイナが下にいる為、このまま行くと先にヒイナがマグマに沈み、キリュウの勝ちになる。だが、ここでキリュウを倒せばその瞬間にヒイナの勝ちが確定する。


「さよなら、キリュウちゃん」


その別れの言葉と同時にレールガンのトリガーを引き、銃身から撃ち出された赤い光がキリュウの胸を貫いた。


…その瞬間、世界が暗転する。


次回は、みんなで打ち上げ回です!!


ヒイナ達の作戦ですが…実際は少し違っていて。


本当だったら、レールガンの反動を利用して滞空し、キリュウを先に落とす作戦だったのですが、キリュウが上に乗っかって落ちてる状態だったので急遽、倒し切る作戦に変更しました。

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