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アイビス!  作者: フユルト
第三章 いざ、銃撃戦へ
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それぞれの戦い2

カードゲーム系の話を書きたいな〜(´・ω・`)

山岳エリアにて、ヒイナとネイルが丘の上へと差し掛かった瞬間、2人は咄嗟に身を屈め…1つの銃声が鳴り響く。


「…ヤバい、めっちゃ居るよ」


何が、とは聞かなくても分かる…基本的に大会では敵対モブなどはスポーンしない。つまり、この丘の向こうには…


「物陰を含めたら1つのチーム…つまり44人くらいが潜んでるね」


ヒイナのナイトシーカー視点では、岩陰や茂みなどに人の形をした熱が至るところに映し出されていた。


こんな危機的状況でも、ヒイナ…H-17は楽しそうに笑う。


「じゃあ私が囮をするから、ネイルはナイトシーカーを使って敵を狙撃で倒してくれる?」


「…いえ、私はナイトシーカーを使わなくても銃弾の軌道を逆算すれば当てられますし、ヒイナさんは“それ”を使うんでしょう?なら、ナイトシーカーを使って逃走した敵を知らせてくれた方が効率的です」


ネイルの言葉に賛成し、ヒイナは足に履いた機械チックな“それ”を使用する。


「グラディヲン=010《特殊機構:空間形成》」


その言葉と同時に、ヒイナは“空へと”駆け出した。




敵部隊視点〜


「おい!?敵が空飛んでるぞ!!」


「はぁっ!?なんかのバグか!?」


「このゲームに限ってそれはない!!なんかのレアアイテムかそういうのだろう…いいから撃ち落とせッ!!」


その言葉に従って、せっせと自分の居場所を示すように茂みや岩陰から発泡する敵部隊。


実際にヒイナは空を飛んでいるのではなく、前へと踏み込むタイミングで“空間”…まぁ、透明な足場と思ってくれてもいいそれを形成して擬似的に空を走っている。


ただ、一見すると【グラディヲン=010】は強いアイテムに思えるのだが、一歩踏み出すごとに意識して足場を作成しなければならず、しかも足を止めるとこの機能は強制的に終了し、真っ逆さまに地面へと落ちてしまう。


普通なら、弾丸を空中で避ける事など無理なのだが…ヒイナは苦もなく全てを躱し、避けきっていた。


そうして、銃弾の軌道を読まれて次々にネイルに撃ち抜かれていく敵部隊…逃げようとすればヒイナに上空から殺られ、戦っても敵部隊には勝ち目のない戦いが始まっていた…



一方その頃、アオユキの方でも動きがあった。



「よお、四天王様?ぶっ倒しに来たぜ」


「早くしろ、退屈」


そう言って隊長らしき男はアオユキ向かって話しかけた…が、アオユキは面倒くさそうに返事をする。


「はいはい分かりましたよ…やれ」


その言葉と同時に四方八方からアオユキを仕留めるように銃弾が飛び交う…が、即座に展開された【グラディヲン=006】のシールドによって全て防がれる。


「…私に銃弾は無意味」


「だろうな…だが、“爆撃”はどうだ?」


いつの間にか、アオユキのシールドにレーザーポインターの様な光が複数当てられていた。


「…ッ!?」


アオユキがその意味に気付いた瞬間…「ドゴォォンッ」という音と共に、アオユキが居たであろう場所に黒煙が立ち昇っていた。




アオユキちゃんが…


次回、「オートマータ:自動人形(手動)」



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