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アイビス!  作者: フユルト
第三章 いざ、銃撃戦へ
33/116

メイドのキル数対決!!〜ネイル〜

何故メイド服なのかは次次次回辺に明らかに…長いな…

バトル・フロンティア:山岳エリア


そこに、岩陰に潜む4人の女性プレイヤーがいた。


「ここら辺に例のレアな敵が出てくるらしいんだが」


「今思ったんですけど、それって何処の情報なんで…」


その言葉を遮るように、音も無く射出された銃弾に、一人の女性プレイヤーは脳天を“貫かれ”、立ったまま光となって砕けた。


「ッ!?方向は!!」


「恐らくは東の方向だと…ぐあッ」


直後、東と考えた女性の背中から心臓を貫いたのは“西から”飛来した弾丸。



「クソッ、東じゃなかったのかよ…」


残り二人となった女性プレイヤーは四方の殆どを岩で囲まれた所へ潜伏する事にした。




そして、二人の女性プレイヤーを仕留めた少女の名前は…ネイル。


今はヒイナと色違いの、自身と同じ髪色の紫と黒色のメイド服を着ていた。


「…やっぱり、素人って単純な思考をしてますね」


なぜそんなことを言ったのかというと、自身が狙撃した二人目の人物に向けてこぼした言葉なのだが、彼女が何をしたのかというと、自身が居る西の方へ体を晒していたからだ。


ネイルの居場所が分からないのだから仕方がない…と思うかもしれないが、それは彼女の思い違いが原因だ。


彼女は、撃たれた最初の味方を見て「正面から頭を貫かれた」という勘違いをしていた。それは、映画やアニメで登場する狙撃などをするキャラクターが、よく敵を正面から狙撃して倒している事が多いのだが、対象を確認する必要がない時はそうでもない。


つまり、彼女は「スナイパーは正面から頭を狙撃するもの」という勝手な先入観でネイルが居る反対の東と予想していた。


…まぁ、たとえネイルが彼女の予想通りにしていたとしても、彼女達に勝ち目などないに等しいのだが。


そんな事を考えていると、何を思ったのか岩陰から横に銃身を出して上下に動かしている女性プレイヤー。


(そんな阿呆みたいな囮に、騙されて撃つ人なんていないでしょうに…せめて双眼鏡にしたらいいのに)


そう考えながら、ネイルは先程使っていたスナイパーライフルをインベントリに収めて、新たに出したまるで細長い箱のような狙撃銃を取り出して、敵が居る岩場まで駆け出した。




「おい、敵撃って来ないじゃないか」


「あれ〜、おかしいな…アニメとかではこういう事すると大抵撃ってくるって相場が…ん?何ですかこの音」 


突如、すぐ近くで何かの機械音を聞いた女性は自身の目の前の岩場に耳を当て…その瞬間、光の奔流が女性を呑み込んだ。


「へ?」


そこに残ったのは、先程まで仲間がいたであろう一直線に抉られ焼かれた地面と目の前に居るメイド服の少女だった。


女性プレイヤーはすぐに我に返ったが、撃った瞬間にインベントリから別のスナイパーライフルに持ち替えていたネイルに軍配が上がった。


「…ほんと、初心者が戦場エリアとセーフティエリアの外に来るのが間違いなんですよ」


そう呟いて、紫髪のメイド少女は他のターゲットを探す為に歩みを進めた。





このコメントを誰か見てくれているんでしょうか…?

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