表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
16/60

第十六話 番外編:召喚の秘密

番外編です、召喚できるものの説明に成ります。

会話が多めですがご容赦ください。


ブクマ評価ありがとうございます。

 地震から二週間がたち試験期間も終わり、バイト先へと行き私、曽山澪は混乱していた。

 店の入口に警察が立っていたからだ、恐る恐る声をかける。


「あのう、何かあったのですか此方で」

「部外者は来てはいかん、君はここの関係者かね」

「ええと、バイトをしていて学校の試験期間が終わり今日から出勤だったのですが」

「ニュースとかは、ここの二人が事故んでなくなった事も報道されたと思うんだが」 

「ええっ!亡くなったんですか。葬式とかは」

「身寄りのない方だったので既にそのように手続されている」


 詳しく聞いて、お墓の場所も教えられた。

 中に私物とかは有ったりしないか聞かれたが、私物ではないがいつも使っていた制服代わりの前掛けがあり、出来ればそれは思い出に欲しいと頼んだ所、無線連絡し許可が下りたようで、後日署の方にもらいに来るようにと言う話になった。


 帰宅すると、すぐに準備をしてお墓参りに行き、帰宅した後は思いっきり泣いた。

 私には両親が既になく、祖母と二人だけで暮らしている。あの二人は凄く優しく休みの日でも行けば、暇な時間帯は色々としてくれたり、話を聞いてくれたり、教えてくれたりしていたからだ。

 おかげでこれでも店の料理はすべて作れたりする。


 家に帰ると、警察から連絡が来た。

 電話を替わると、君に渡すはずだった前掛けがなくなったという、それで捜査協力と言うか、現場検証のために協力してほしいと言われ、了承し祖母にその旨を伝えると少ししたら迎えが来た。


 まず、手袋やらいろいろと付けさせられて、色々説明を受けた上で基本は触らないようにと言われ、店に入って唖然とした、そう店の中が全て空っぽなのだ。

 更衣室代わりの、二人の家側の居間の方へと移動すると、やはりそちらも全て空っぽになっていた。


「これ一体どういう事なんですか、すべて処分してしまったのですか?運び出したのですか」

「いやそれが、店の中の確認をして、そのあと閉めて数分したら中から物音がしたので開けたらこの状況だったんだ」


 ありえない、何が有ったらこんな事に成ったのだろう。

 私の前掛けを取り出した後の話らしく、そして二人が亡くなった時に奥さんの亡くなった原因だった中華包丁が先日警察の保管庫から忽然と消えたという。

 暫くして、神隠しと言う扱いで無かったことにされ、土地の方は既に建物以外は空だったので更地へと変わっていた。




「神様、あの建物の中身をすべてこちらに移しましたが、これで宜しかったのですか」

「いーのいーの、あそこから直で呼び出されると、影響が酷すぎるから一旦ここにってだけだし」

「なるほど」

「向こうに行っちゃまずい物とかはなさそうだから、生命を飛ばされると困るってのもあるしね」

「そうですね、先日飛んでいった中華包丁とかあの辺も、幸い近くに生命が居なかったからいいですが、もしいた場合魂ごと移ってしまって、バランスが危うくなるところでしたし」


 女神は、そういうことそういうことーと言って、あとはここから欲しがった物を送り込んでやりなと言うと、また何処かへと行ってしまった。

 そう言われた男は、部下を呼び出し、専用の倉庫を用意しそこだけ召喚が干渉できるようにして配置していく。

 すべてを並べ終わった後余った部分に、不法投棄され此方に流れ着いている物品をついでだからとどんどんと詰め込んでいった。

 最後に扉には、『召喚されても問題の無い不用品置き場』というプレートを設置して、本来の仕事へと戻っていった。

 彼らの元に飛んでいく品々は問題ないといいのですがと、ポツリと呟きながら。




 そういえばアカレ子さんや、家の中身とかはどうやって手に入れたんだい。

 冬夜がそう問いかけた時に、アカレ子は『秘密です』としか言わなかった。

 それで考えてみる、どの品に対しても今まで取り寄せたもの全てが家にあったものばかりであった。

 家になかったものでも、まだ保持してあった実家に有った物ばかりだ。

 そこでふと思いつき、実家で一度だけ見かけた刀を出せないかと思い召喚を行ってみた。

 それはやってきたが、触ると危険そうなのでそのまま取らずに地面に落とし、詩歌を呼び出した。


「あれこれ、子供の頃に絶対触っちゃいけないって言われてたあれじゃないの」

「召喚を試していたんだがどうも俺たちに所有権のあるもの以外はまれに来る程度みたいでな」

「ふーん、しかしこれ触っちゃいけないって意味こっちに来て初めて分かったよ」


 そう、その刀は物凄い禍々しい気を放ち続けていた。

 詩歌が、試しに負神の力で巻き戻してみたら、靄のようなものが浮かび上がりそこに留まり、刀の方からは、何も感じなくなる。

 現れてしまった靄を警戒しつつどうしたもんだろうかと思っていたら、靄は徐々に人型へと変わり武士の姿へとなっていった。


『っかー久方ぶりの外でござる。してここは何処であろうか。そこの御仁教えてもらえぬか』


 ござる靄は威勢よくそう聞いてきた。

 色々と説明しやると、その刀の持ち主で死んだ際に何故か刀に封印されたという話で、こちらの事についてはほとんど理解できていなかったようだ。


『ちょっとちょっと、何しちゃってるの』

『っぷあははははは、すげーなあおい』


 いきなり脳に声が響いてくる、あの女神達だろう。

 武士にも聞こえていたらしく色々説明を聞いていると、本来魂はお互いの世界の神がきちんとした制約の元やり取りしないといけないもので、こうやって飛ばしてしまうと、世界への影響が起きてしまう。

 なので、素早く回収し本来の世界の輪廻に乗せなおさないといけないという話だった。


『そんなわけでそこな武士は回収するよ。そうそう君の召喚だけど君の物と、こちらが認可をしたもの以外は召喚されないから気を付けておくれ、その刀は問題はもうないから好きに使いな』


 武士は、『そういう事だったか達者でな』というとそのまま忽然と消えていった。

 自分たちの物なら取り出せるならと冬夜は家の物をすべて取り寄せお互いの空間収納へとしまおうとするが途中で力尽きてそのまま眠りについた。

 それを寝る前に何度も繰り返し数日後にはすべてをそろえられたようだ。

 翌朝には、空間収納に機能を追加し、物をすぐ出せるようにしたようで、出してはしまうを繰り返していた。

日用品雑貨調理器具はほぼ全てがそろいました。

店にあったフライヤーなどといった設備はありませんが。


勝手にランキングを始めてみました、下のリンクをポチっと押すと評価に繋がるそうです、気に入って下さった方が居ましたら宜しくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ