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第十五話 三日目開始

以前の話を読み返しつつ書いていますが誤字脱字が結構見つかり、直したい気分に駆られております。


とんでもない誤字が有ったので修正しました。

 三日目は、寝不足組がうつらうつらしながら皆と食事を済ませた後、前日吊るした地龍を回収に詩歌と冬夜は向かった。

 前日の感じでどの程度食べるかを把握した詩歌が地龍の半分を虎用として欲しいと言ってきた。

 血抜き自体は済んでいるようで、そこかしこに一杯に成った桶が並んでいたし、朝食を食べに来ていなかった面子が眠そうにしながら挨拶してきた。

 聞いてみると、桶が出せなかった家の者が夜通しで一杯に成る毎に次の桶を並べる作業を担当していたとの事だった。

 作業をねぎらい、朝食を食べたら寝た方がいいと言って夜通し組を休ませることにした。

 そのことをアカレ子に思念通話で通達し、共に居た里長の方から皆に伝えてもらった。


 桶を片っ端から、壺ができるまでと心に決めつつ空間収納にしまっていくと、森霊がやってきた。

 昨日綺麗に剥がした龍の皮を地面に敷いてその上にまずは地龍を下して貰う。


「こういうのって骨も貴重な素材だったりするよな」


 そういうと冬夜は中華包丁を握ったまま集中し始めて、目を開いたと思うと体がぶれて消える。

 数秒が経過すると元の位置に冬夜が現れ、それとともに、ドサドサと言う音が鳴り地龍は綺麗に骨と肉に別れる。

 冬夜君規格外すぎるわーと言う詩歌を無視しつつ、骨等のすべてと、肉の半分を収納していく。

 残り半分を詩歌が回収したところで、皮をしまいそれぞれの作業へと別れた。


 冬夜は肉をもって料理組の方へ向かい、お昼の仕込みをし始める。

 料理組の人数が多いと思いきいてみると畑組は森霊に言われてこちらを先に手伝ってから来てくれとなったそうだ。

 今回は地龍のステーキで攻めるらしく、巨大な塊から一人分サイズを切り出していき皆に渡すと、説明しながら下準備を済ませる、まだ昼までは時間がありすぎるので下準備が終わったものを収納し、皆と一緒に畑予定地へと向かいそこで全員が驚愕する。


「すでに畑が出来ていた、畑が出来ていた」


 大事な事なので二回言いその声に気付いて、森霊たちがやってきた。

 アカレ子はどうしたのかを聞いたところ、粘土が掘れた所が気に成るというのでそちらに行ってもらったとの事だった。


「この位は造作もない事、それよりもわしらはこの辺りを使うから内側は頼んだぞ」


 そういって、皆に色々な種を渡してくる、どこにはどれがいいという指示付きで。

 ようやく現実に追いついた皆が、森霊に習いながら種を植え、水をやると手入れの話をしていく、基本手入れ方法は森霊の方でその日ごとに指示するとの事で、水やりと収穫と種植えを以外は、毎朝来てそれをこなしてくれればいいとの事だった。

 教えながらやるが、覚えられたものから順に、自分の家の近くでも同じものを栽培するようにして、まだ習ってないものをここに送り込んでほしいという事に成った。

 畑作業が終わる頃にはちょうどいい時間となったので、森霊を含めた皆で昼食の支度を済ませて待機することにした。


 冬夜と別れた詩歌は、庭に居る虎たちに餌をやったあとそのまま伐採組と合流してガズの指示のもと伐採を済ませていった。

 予定区域までの伐採は済んだのだが、少し予備が無いとという事で多めに伐り枝払いを済ませて、払った枝を集めて収納していく、どこまで入るのか気に成りつつある収納に疑問を抱きながら払った枝を調理組の方に届け戻ってくる。

 伐採した木を組み上げられる様に切る作業に加わろうとしたところ、ヨダに止められてする事がなくなってしまう。

 詩歌さんはごゆっくり休んでいて下さいなどと言われてしまったので、帰ると言って庭に戻り虎たちと戯れることにした。


 庭だと手狭なので又父虎命名:フウガに乗って、母虎命名:フウコ、子虎命名フウタと共に里の中をぐるりと回る。

 昨日の夕食で見慣れたのかフウコは子供たちに、フウタは女性に人気に成って居た。

 ワクワクとした目で見る子供たちにどうしたら良いのとばかりにフウコが詩歌を見やると、触らせてあげてと言われたので仕方なくその場に座って丸まる、了承とみなしたのか子供たちが恐る恐る触り、ふかふかした感覚が気に入ったのか皆結局抱き着いていた。

 子供たちの面倒を見ていた女性陣は、私が抱えたフウタをじっと見ていたので、そっと撫でるだけねと言うと皆嬉しそうにしながらそっと撫でていた。

 そのうちの一人の撫で方が気に入ったのか、フウタはその女性に抱き着いてもっと撫でろとばかりにねだり始める。

 やや勢いがあったためか尻もちをついてしまうが、そのまま抱いて撫でてやると、気持ちよさそうにしていた。

 フウガはもう散歩終わりなのかとばかりにこちらを伺ったので、もうちょっと行こうかフウコとフウタは底で大人しくしててねと言うと、そのまままた里の中を散歩し始めた。


 暫く散歩をしていたら、粘土を掘っていた場所でアカレ子がうんうんうなっていた。


「アカレ子ちゃんどうしたの~」

『あ、お母さんここですが確かに水源が有るのです。私の探査で確認したところもう少しと言ったところに、ただ手前の岩盤が硬く中で砕くと砕いた人が大変な事に成りそうで、どうしたものかと』

「それなら何かあったきがする、そうだ私の世界にボーリングとかいうのがあった気がするよ」


 それがどんなものかを説明されて、イメージを見せてくれと言ったので見せると、成程これは土属性と水属性を合わせればなんとか…とぶつぶつ言い始めて考え込む。

 暫くそれをぼーっと見ていると、お母さんありがとうといってアカレ子が術式を展開していく、発動したそれはどう見ても周囲に霧を纏った巨大な電動ドリルの刃でそれが高速回転しながら穴の中へと突撃していく、ヂュイイイイインと言った感じの音がし暫くするとガガガガガガと言う音がし、効果が切れたのか静かになると勢いよく湯気を上げる白い湯が噴出した。


「あははははは、温泉だよこれぇ凄いねえ」


 吹きあがった湯をフウガが慌てて回避すると、ちょうど粘土を掘った窪み一杯までは湯がたまった。

 アカレ子が調査した結果飲んでも問題なく、入れば疲労回復やらの効能がありそうとの事だった。

 泥と混ざってもあれだしと、アカレ子に頼んでそこに風呂場を作ってもらった。

 脱衣所等もしっかりと付けた形で作ってもらい、床もタイル張り浴槽もしっかりと、タイル張りにして吹き出口も調節してもらいそれらしい大浴場が完成した。

 アカレ子が気絶してしまうかと思い警戒していたが、甘いのですお母さん、もうすでに顕現してから日数もたっていますので、ほぼ空の状態だった私とは違うのです。

 そういっていたものの足元を見れば結構プルプルしていたので、本音はと聞いたら、さっさとお風呂に入りたいですと言われたので、先に入ってていいよと言いつつ、フウコ達の方へ向かい皆を連れてきて全員で入った。

 皆で風呂に入ったが、一部ではここ今朝までただの掘ったあとだったわよねとか、こんな気持ちいい物はいつでも入れるようにするべきだけど、きっと男性陣も使いたがるだろうしと悩んでいた。

 皆で汗を流し終わった後は、食事へと広場へ向かった。


 食事に戻ると、こちら側の様子の違いに気付いたのか聞いてきたので正直に話す。

 皆で使えるようにしようとなり、食事後の話し合いで、時間帯を決めて男性陣、女性陣で交互に使う事、夜遅くは混浴、食事の前後は入浴禁止等を決めた。


 間違いが無いようにするためにアカレ子に頼んで、風呂の扉自体に術式を埋め込み先ほどの決まりを仕込んでいく、朝は大雑把に一時間交代にし、男、女、男の翌日は女、男、女となるようにし、昼以降は二時間刻みで朝とは逆の配置、夜は夕食後から二時間刻みで夕食前と逆の性別からで最後に混浴が朝日が出るまでの間とした。

 該当の性別以外が行っても扉を開けず、もし開いても該当の性別と子供以外は入れない結界にはじかれる仕組みらしい。

 交代する前に小一時間の準備時間があり、その間は新しく入れず、過ぎると強制退出させられる。

 その旨も入り口と脱衣所と中に表示させ、交代準備までの残り時間もそちらに表示できるようにした。

 そこまでやったところで、もう無理我慢できないと言ってアカレ子は浴場へ突撃していった。

 表示を見ると特殊と成って居た、一寸待っていきなり何してるのあの子と言った私は悪くない、里の皆もアカレ子ちゃんならなぁと納得してしまっていた。

 あの子一体何やったのまだ三日目よね、と周りに聞いてみても目をそらされ続けてしまう。

 だんだんと胃が痛くなるのを感じながら、ひとまず皆解散して、作業中は必ず休憩を入れるようにした。

 休憩が風呂の時間と被らない事もあるが、そこは気にせず皆と語り合い親交を深めた。

 結局詩歌は子供たちの居るところで子守りに付き合う事にし、その間に服の事について聞かれ色々と教えたり、折角だからと一部の人たちがシーツを持ってきて、その人のサイズに合わせてそこに炭で線を引き服の型紙が無いので直書きで服の図面を書いていく、と言っても基本的な部分だけで、流石にフリルやらと言ったのはやめておいた。

 書いた図面はワンピースと下着で下着は横をひもで縛るタイプとして書き込んでいき、裁縫道具もいっしょに持ってきていた子が居たので、実践しながら教えていった皆飲み込みは良いようで、見よう見まねで作っていった。

 これが完成すれば現在の急ぎで作った簡易なワンピースよりは動きやすく可愛らしくなるだろう。

こまめに直したいところですが、手がすいた時に少しずつやって行きます。


評価ブクマありがとうございます。

リアルがあわただしいために、更新が滞るかもしれませんがご容赦ください。


勝手にランキング始めてみました。

面白いと思った作品でそちらのリンクをポチっと押しますと、

ポイントがついて順位に反映されるそうです。

気に入って下さり、押してくださる方が居ましたら幸いです。

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