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第十四話 夕食までと夜語り

ブクマポイントありがとうございます。

PVも徐々に伸びていきうれしい限りです。

バレンタイン?菓子メーカーがどうしたって?(先ほどまですっかり忘れてた)

なので、とくにそういったネタはありません。


活動報告の方に、アナザーストーリーとして誘惑に負けてバレンタインネタっぽくないバレンタインネタ書きました、気に成る方は宜しければそちらもご覧いただけますようお願いします。

 冬夜が持ってきた肉や浄化しておいた食材を下準備するのを、見よう見まねで真似ていく、材料がすべて整ったところで、一旦皆を集めて調理方法を見せる。

 調理しながら、味見をすることの大切さを教えて行き、微調整をした後一品目である麻婆茄子を完成させた。

 皆にそれを食べさせたところ、ちょっと辛すぎたようではあったが、男性陣なら喜びそうだという意見が多かったので、男性人向けの料理という事で割り切ろうとなった。

 次に茄子を串に刺して回しながら焼いて皮をはいだ、それを一口大に刻んでいきいったん置いておく。

 器に入れた味噌を井戸水で溶いて、予め火にかけておいて煌々と焼ける鍋に投げ込み、香ばしい香りが出てきたところで茄子と刻んだ長ねぎを投入し火から外す。

 器にそれを盛り皆に少しずつ飲んでもらったところ、こちらは体も温まるし美味しいと好評だったようだ。

 一部の者は唐辛子を振っていたが、好みで入れる人もいたからそういうものだろうとした。

 最後に茄子の残りにさらに細かく刻んですりつぶしたねぎをのせ、醤油をかけてふるまうと、これが何と一番の人気と相成った。

 醤油だけだと辛すぎたのにこれだとすごく美味しいと皆嬉しそうにしながら食べ、気づけば夕食用に用意した分にまで手を付け始めていたので、落ち着かせてまた茄子を収穫しに行くことと相成る。


 皆で茄子をとったという場所まで行くと、一面の茄子畑と成って居た。

 森霊の一人が付いてきていたので聞いてみたところ、自分の自慢の茄子畑だと言い出した。

 普段は結界の木の力を使い誰も近寄らせないで作っていたという。

 要約するとこの紫のプリッとした感じが好きなのだという内容を、長々と語られた挙句食べないのかと聞いたら、食事という概念がなく、育つのを見て満足するとそのまま土に返しているだけだと言われ、食事自体は摂れないのかを聞いたりしてみたところ、摂れるというので夕食は森霊も交えて行おうと相成った。

 彼らは彼らのみでできる精神通話が有るらしく、それをもって皆と連絡を取ったらしい。

 詳しく聞いてみると、香辛料やネギや野菜などが普通に手に入った要因は、彼らの種族的趣味で自分の気に入った植物を畑で育て続けるという密かな楽しみのおかげだったようだ。

 能力で普通に生成したものよりも、香りがよくそれでいて土地の風土により見た目の違いが出て来るとの事で、それを育てて楽しむのが種族全体での趣味らしい。

 出来上がったものを自慢しあったりはするが、比べ合うことはせずそこで満足しては次の育成を手掛けるといった人生を送っているとの事だった。


「もったいなさ過ぎるぞ森霊さん達!」


 思わず吠えてしまった冬夜であったが、そのあと長々とせっかく作ったのだから食べないともったいない、目で見て楽しみ、香りを楽しみ、味を楽しんでこその食べられる植物じゃないかと語っていた。

 そんな事をしていたら、日も落ちてきてしまい、皆で慌てて広場へ戻ると食事の支度を始めた。


 皆が戻ってくるまでに何とか間に合い、夜はその食事に舌鼓を打ち井戸水や果実水を飲んでいるも、皆何か物足りないといった感じになっていた。

 たぶん酒なんだろうと思い、そういった飲み物はあるかを聞いたところ、聞いたことが無いと言われたため後日作って飲ませてみようと冬夜は決意した。


 夕食が終わったところで、自宅へと向かうが、グレコ、ガズ、ヨダ、レグア、ウォンドラを自宅へと招待した。

 神の住まうところへ入るなど恐れ多いとレグアが言い出したが、神じゃないしこれから皆と仲良くやっていきたいから、まずはこの面子を招待したいんだ。と言ったら何とか納得してくれた。

 案内をして家に近づくにつれてそれぞれの表情が変わっていく、一度も見ていないウォンドラは何事かをぶつぶつと言い出していたし、他の面々はあまりの別次元なつくりに驚愕し、門や庭が見えてくるとしきりにヨダは質問をし始めた。

 それに対してはすべてアカレ子が答えていたが、現状再現できる此方の技術ですべて作ってあると言われていたが、どうも材料と加工法的には出来るといったレベルの物を作り出していたようで、聞いているヨダの方は後日詳しく教えてほしいっス。最終的には同じ技術を身に着けて再現するっす。などと言いだしていた。

 ウォンドラは、もしかして二人はこの世界の者ではないのかと言い出し、レグアが神なのですからこの世界の者なわけ無いじゃないですかと言っていた。


「レグアそれ意味が違うその辺も家の中で話すから今は落ち着いてくれ」


 そういって門を開け庭を通り家の中へと入っていった。


 家へ帰るとまず家の中の明かりを灯し、それで皆に驚愕される。

 魔道具の一種で、力を注ぎこんでためておくとこうやって灯を付けたり、家の中の色々な施設が利用できることを、施設を案内しながら説明して回る。

 詩歌はレグアをダイニングキッチンへ案内しテーブルをどかし床に座らせるとお茶を入れ始め、アカレ子は真っ先に風呂を沸かし始めた、一通り説明が終わりダイニングへ戻ると全員は座れずというかサイズ的に座れない者もいたので、ひとまずテーブルと椅子を収納し皆で床に座って雑談を開始した。

 暫くするとお風呂が沸いたらしく、アカレ子と詩歌はレグアを連れてそちらへと向かった、覗いたらだめですよと言ってたけど覗くつもりはそもそも無いのでどうでもいい話だった。


「向こうは向こうでゆっくりお風呂で話すだろうから、俺たちはコレでも飲みながら話そうか」


 そういって出したのは、店で愛用していた紹興酒の瓶でそこから柄杓ですくい皆にコップに注いで配った。

 女神の所で試しにと召喚していたらできてしまったので、そのまま空間収納にしまっていたとっておきだ。

 むせるかもしれない事と飲み過ぎないように注意してくれといって、コップに注いだそれを一気にあおった。


「酒かしかもやはり異世界の人間だったか」

「ウォンは知っていたか、旅人の誰かがそうだったのかい」


 ウォンは紹興酒を少し呑むと旅人の事を語り始めた、それにつられ皆も飲みながら話を聞き始める。

 旅人と言うのは、そもそもがこの世界は自然と精霊以外が存在しないほぼ無に近い状態の世界だったとの事で、始原の神が色々な世界から色々な生き物を連れてきたことから始まった世界だと語る。

 旅人と言われる種族以外にも動物などがいい例ではある、この世界発祥の生命と言えば龍と私たちのような妖精位のものだと語られた。

 妖精と龍については興味深いかもしれないが、旅人の人間について話させてくれと言い話を始める。

 旅人たちは、女神に頼まれ色々な異世界からやってきて、各種族ごとに異能を持っていた。

 人間と言われる人たちは、研究者や施設管理人や料理人と言っていたが何の事かはわからなかった。

 その者たちの知識や異能を用いて、世界を回りまずは暮らしやすい場所をそれぞれに見つけようと、各種族たちの代表が話し合い決められた。

 それに従えないといった者たちは、その者たちだけで集まり旅立っていったと語られる。

 大きな集団で移動するのはやはり過酷で、食料的な問題は植生が安定していたことや、動物たちが既に繁殖していたことから何とかなったのだが、それらを捕えたりする手段を人間たちは持ち合わせず、他の種族に頼る形となっていた。

 しかし何時からか、色々な種族同士での技術のやり取りの結果、人間たちも魔法が扱えるようになっていた。

 専門家たちには劣るがすべてをまんべんなく扱える、人間たちの貰った異能はそれだったようで、それ以外の部分で才を発揮していたのは個人の能力でしかなかったのだという。

 その者たちが作っていた食事が先ほどの味噌汁などと言ったものと似ていたのと、彼らが語っていた家というものの作りと、この家が一致していたのでカマをかけたとの事だった。

 全ては旅人たちと知り合ってから教えられた内容でしかないがなと最後につけたしていた。


「たぶんその研究者って言うのは、俺の居た世界で二十年程前に起きた事故の人たちじゃないかと思う」


 冬夜はそういって、自分たちの話と、その謎の事故の話をした、当時何かの技術の研究をしていた施設が世界的に影響のある技術実験を行うという事で大々的に発表され中継されている時に、本来では起り得ない出力が発生し大爆発を起こした事、その爆発の跡地からは施設にいた数百人の人達の誰一人として血痕すら見つからなかったという。たぶんその人たちではないかと語った。


「だがそうなるとそちらでの二十年が、こちらでの一万年以上となるという事なのか」

「そこはわからん、それこそ知るは女神のみなりやだ」


 本当に女神に色々と問い詰めたくなってくる。出来たりしないんだろうか。

 そう思いつつ、皆と酒を呑んで語り合った。


 詩歌とアカレ子とレグアは、戻って来たものの男性陣が出来上がって盛り上がっていたのを見て、そっとそのまま寝室へと向かい眠りについてしまった。


 その日はかなり夜遅くまで、家の明かりが灯っており、翌朝女性陣を除いた全員が寝不足のような感じで集会所へと集まった。

初めて酒を飲んでもそれなりに平気な男性陣流石です。


きりが見つからず、中途半端な流れに。

時間を見つけては書いていきますが、開いてしまいましてもご容赦ください。

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