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約束の回転
約束の回転
彼らは喜びの時も悲しみの時もゆっくりとまわりだす。
靴が優しく地面を蹴って
静かにまわりながら彼らは互いを理解する。
静かな愛が、悲しみが、
溶けだして、混ざりあって、
一体全体誰のものだったのか
分からないままに、皆が幸せに微笑んで
自然にひとりふたりと帰路につく
回転する人間の群れの上を、
オカクラゲは風に流されながら漂った、
傘の輪郭が広がり縮みながら、
流れる風に身を任せ
ふ、と赤の中に紅をみた
意識が体から溶け出して、
ふわりと軽くなる瞬間、
体の像にひっかかって
体がいくなと
ぴくりと跳ねる。
境界が溶けきる前
私たちは大地と空の狭間で揺れる
回転三部作




