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胞子系終末短編集  作者: 胞子観測者
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夜行性生物の外出

夜行性生物の外出


日が傾く頃を待って、私はようやく活動を始める。


平日の夕方のフードコートは閑散として

私に、微かな安らぎを与えた。


窓際では二人の女子高生

がおしゃべりをしている。


私が選んだ席は窓とも売り場とも適度に距離をとった二人用のテーブル席だ。


装備の更新の為にここまできたが、嵐の前のお陰で日の光は弱い。

しかし、湿度と風が私の体力を少しずつ削っていた。


はぁ、と一つ息を吐く。

吐ききった反動で、空気がゆっくり入ってくる。

先日和解したシンガーデンの匂いが鼻を掠める。


私はふ、と口許をほころばせて

さっき買ったアイスを口に運ぶ。


美味しい…。

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