18/20
夜行性生物の外出
夜行性生物の外出
日が傾く頃を待って、私はようやく活動を始める。
平日の夕方のフードコートは閑散として
私に、微かな安らぎを与えた。
窓際では二人の女子高生
がおしゃべりをしている。
私が選んだ席は窓とも売り場とも適度に距離をとった二人用のテーブル席だ。
装備の更新の為にここまできたが、嵐の前のお陰で日の光は弱い。
しかし、湿度と風が私の体力を少しずつ削っていた。
はぁ、と一つ息を吐く。
吐ききった反動で、空気がゆっくり入ってくる。
先日和解したシンガーデンの匂いが鼻を掠める。
私はふ、と口許をほころばせて
さっき買ったアイスを口に運ぶ。
美味しい…。




