ミッション7:第2・5のリープ先で母ちゃんを探せ! / 4
母ちゃん(とディップ)を探す為、俺とジュリリンは拳銃とカッターで武装し、はるかぜ商店街を歩く。本来は存在しない時間であっても、はるかぜ商店街はいつも通りだ。しかし、俺とジュリリンはしじみから注意を受けていた。本来は存在しない時間「リープ・バグ」では何が起こるか分からない、と。
さすがに怪物が出て来ることは無いだろうが、警戒しろ、と言われた。具体的にどう警戒すべきなのかは、しじみにも何とも言えないようだったが。それほど予測不能な事態が起きうるということなのだろう。
「ねぇ、伊山君」
「なんだ?」
「私、もう結構長いことあの2人に追われてるんだけど、あの天使のおじさん、飲み屋をハシゴする癖があるみたいで、死神のお姉さんがよく怒ってて。駄目元で、飲み屋に行ってみない?このまま商店街を歩き続けるよりはいいと思うの。ここは「リープ・バグ」とはいえ、伊山君にまつわる時間。伊山君と関係のある飲み屋に……」
「……うち、飲める焼き鳥屋」
避けたかった。タイムリープ先で父ちゃんと接触するのは。もしかしたら、悠介とも接触することになるかもしれない。母ちゃんはリープ先の父ちゃんと悠介を巻き込むな、と言っていたが、もうそうも言っていられないだろう。母ちゃんの命が懸かっている。
そして、焼き鳥は夜からだが、昼からでも飲んで歌える父ちゃんの店……俺の実家に行ってみよう、ということで、ジュリリンとの話はまとまった。まだ成仏しないでくれよ、母ちゃん。俺が必ず助けるから。しじみ・あさり・はまぐりたちも、今、ディップとの戦闘の為にフル装備をしてくれているのだ。




