ミッション7:第2・5のリープ先で母ちゃんを探せ! / 3
しじみが教えてくれたタイムリープの詳細を簡潔にまとめると、タイムリープにはルールがあり、全てのタイムリープはそのルールに則って起こる、ということが分かった。
そのルールの中に「死者とその死者に協力する生者がタイムリープをすると、死者の死因の記憶は失われる」というものと「タイムリープをする先は、死因にまつわるシーンにランダムである」というものがあった。
その2つのルールを聞いたことで、俺の中の大きな謎は解けた。母ちゃんの死因が思い出せないのもルール、俺が高校生だった頃に続けてリープしたのもルール。やはり、高校生の俺が母ちゃんの死因に関わっているらしい。……ところで、ジュリリンはなにゆえ、死神に追われているのだろう。
「樹里さん、君はなんで死神に追われてるの?天使のおっさんに、自力蘇生者、とか言われてたけど」
「あー……。実は私、1回死んだの。でも、スリーヘッド・リバーの船に乗る前に身体の方が奇跡的に蘇生しちゃって、生き返ったんだよね……。どうせなら人生の続きを生きたいじゃない?何事も無かったことにしようとしたら、あの死神のお姉さんに追われる身になっちゃってさぁ……」
……スリーヘッド・リバー。三途の川を三頭の川に変えたら、英語でスリーヘッド・リバーになるな。じゃ、なくて。ジュリリンも何とも微妙な理由で追われているな。
でも、これからどうしたものか。天使のおっさんことディップが母ちゃんを連れ、天国に直帰していた場合はもう手遅れだろう。そうでなくとも、急がねばならない。あの死神も俺たちを追っているのだから。




