第8話
両親に叶えたい夢の話をすると決断した雄馬は、ある話を父親からされるが、、、。
『親父、母さん、大事な話があるんだけど、少し話せるか?』
『朝からどうした?そんな真剣な顔をして、、、。分かった、まぁ、話してみなさい。』
親父がそういうと、俺は話し始めた。
『こんなこと、突然言ったら、親父も母さんも絶対に驚くと思うんだけど、俺、科学者を目指そうと思うんだ。』
俺がそう言った数秒間、少し間を空けてから、母さんが呆然とした声で言った。
『え?雄馬、今なんて言ったの?』
『だから、俺、科学者を目指そうと思うんだ。』
『あんた気は確か?』
『母さん、俺は正気だよ。』
『雄馬、あんた、目指すのなら。何も科学者じゃなくても、、、ちゃんとした就職先を探すべきよ。
』
母さんがそういうと、親父が口を開いた。
『まぁまぁ母さん、まずは雄馬の話を最後まで聞いてやろう。』
『わかったわ、、パパ。雄馬、話してみなさい。』
『ありがとう。俺自身も正気じゃないなって、少し思うところはあるから、親父と母さんが驚くのも無理ないと思う。けどさ、俺、今まで、何やっても中途半端で、かっこ悪くて、人と自分見比べては妬んで、皮肉言って、自分には何もできない言い訳探しばっかしてて。でも、そんな自分が嫌になって、俺、変わりたいと思ったんだ。そしたら、思い出したんだ、俺は科学や宇宙が大好きだったこと
。』
『だからって、何も今から科学者を目指すより、普通の会社に就職した方が、、、。』
『母さん、だけど、今まで、雄馬がこんなに真剣に話してきてくれたことがあったかい?』
『なかったわよ、けど、私はこの子の将来の事を考えて、、。』
『母さんの言うことも分からなくはない。だが、本当に雄馬の将来を考えるなら、雄馬のやりたいようにやらせてやるべきじゃないだろうか?』
『そうね、、、わかったわ!雄馬、あなたのやりたいようにやりなさい。』
『雄馬、父さんも全力で応援するよ!けどな、これだけは覚えていて欲しい。どこへ行っても、何をしても、必ず不満は生まれる日は来るだろう。何十年も同じ会社で働いてきた父さんだって、そうだ
。なぜだと思う?』
『お金の為に、やりたくもない仕事をしてるから?』
『それもそうだが、きっと、それだけじゃないんだな。仕事が楽しいと思える時も、しんどいと思える時も、父さんにもあるんだよ。きっとそれは、やりたいことを仕事にしていても、度合いは一緒じゃないにせよ、きっと、それは一緒だったと思う。それは、人間には感情というものがあるから、当然だと思う。だから父さんは、どうすれば、その感情を負の感情に埋め尽くされないように、自分でコントロールできるかを精一杯考えた。そうしてぶつかったり失敗して生まれた答えが、関わり合った人達に感謝をし、大切に想い続けることだと感じた。それは、お前や母さんも大いに含めてというか、その対象は、人それぞれ違うかもしれないが、父さんは、お前や母さんを始めとしてだった。
そうしている内に、段々と、人と関わり合う流れのようなものができて、気が付いたら、会社でも、この家庭でも、結果として、良いときも悪いときも段々と愛せるようになっていた。父さんもまだまだこれからだがな。自分一人だけの鋼の意思の様なものだけでは、今も、今の暮らしもなかったと思う。それも必要かもしれないが、それだけではな。だから、雄馬、お前にも、義務感とは違う、続けて行きたいと思える理由に、沢山出会っていけるような、夢の叶えたや続け方をして欲しいと、父さんは、心から願うよ。』
『分かったよ、父さん、ありがとう。俺、必ず科学者になるから。』
それから数日間、俺は、科学者になる為の学校探しを始め、着々と準備を進めていったのだった。
大学への入学準備を始めた雄馬。果たして、雄馬の夢は叶うのか?!
第五章 鋼の意思に続く!!!




