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hmsstpy  作者: ゆりえ
前編 第4章 未知の世界
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第3話

神菜と食事に行く約束をした雄馬だったが、、、。

数日後、月の和膳で神菜と待ち合わせをした。

俺が店に着くと、既に神菜が店に来ていた。


『ごめん、待った?』


『全然!私が楽しみで、早く来過ぎちゃっただけだから!それより、、お腹が空いちゃった!早くお店の中に入りましょう!』


『うん!俺もお腹空いた!』


そんなささやかな会話をしながら、幸せ気分を満喫していた時に、とんだ邪魔が入るとは、俺は予想だにしなかった。


店に入って、席に座ろうとすると、背後から聞き覚えのある声がしたので振り返ると、そこには、仲田がいた。


俺は近づいてくる仲田を無視しようとしたが、振り切れず、出くわしてしまった。


『矢中さんじゃないっすか~!デートっすか?また可愛い彼女さん連れて~、、、って、有村さん?!いつもと全然雰囲気違うから気が付かなかったよ!え?何、お二人そういう関係なんですか?』


『そういう関係ってどういう関係だよ?』


『いや、だから、付き合ってるんですか?』


『いや、付き合ってはない。』


『付き合っては、ってなんですか?じゃあ、どういう関係なんですか?』


そのやり取りを聞いていた神菜は、俺達に顔をそむけるような素振りをしていた。


『もういいだろ。そんなことお前に話す義務はないだろが。』


『ま、付き合ってないんですよね?それなら、、俺も相席しますね!有村さん、いいよね?』


『あ、、あの、ど、、どうぞ、、、。』


神菜は動揺しながらも、仲田の相席を許したのだった。


俺は、神菜が言うなら仕様がないと思いながらも、しぶしぶと席に座り、神菜と向かい合わせに座ったものの、仲田は神菜の横に座り、俺は、とても不愉快な気分になっていたが、目の前に神菜がいたので、なんとか笑顔を取り繕った。

それから、オーダーをし終え、一番最初に口を開いたのは、仲田だった。


『そういえば、俺、学科の変更したよ!』


『本当ですか?じゃあ、これからが楽しみですね!』


『うん!俺、なんだか生まれ変わった気分で、今なら何でもやれそうな気がするんだ!科学、宇宙、未知の世界、人類が未だ知らない世界の発見、、考えただけでゾクゾクするよ!有村さんは最近、学校どう?』


『楽しいです!寝る時間もいらないくらい勉強が楽しくて楽しくて!まだ、人類が発見出来ていることの中でしか学べていないと思うと、、私が生きている内に、未知の発見なんてできるのかなって、いつも思うんです。時間がいくらあっても足りません!』


『へ~、有村さんは、やっぱり凄いなぁ。俺は、宇宙って聞いただけで、未知の世界って感じがしてたんだけどね、、、。』


『学び始めたばかりなら、誰だってそうだと思います。きっと科学や宇宙に興味があるなら、知れば知るほど面白くなっていって、もっともっと知りたいって思えるはずです!お互いに、頑張りましょうね!』


『うん、ありがとう!俺、頑張って、世紀の大発見できるような科学者になるよ!』


『はい!私も大科学者を目指していますのでライバルですね!』


『ライバルか、、、ライバルより、できれば、有村さんと一緒に、この夢を叶えれれば嬉しいな!』


仲田のその一言で、神菜は戸惑ったような表情に一変した。


『一緒にってどういう意味ですか?』


『学校卒業して落ち着いたらさ、俺と一緒に研究所つくらない?』


『そ、それは、、、ずっと自分一人だけの夢だったので、他の誰かと夢を叶えるなんて考えたこともなかったので、、、あの、、』


神菜はとても困った表情を浮かべていたので、俺は間に入るつもりで、話をしようとした。


『そんな、お前、、、いくらなんでも唐突過ぎるだろ。神菜だって困ってるだろ。な?神菜?』


『か、、考えさせてください。』


『ほ、、本当に?考えてくれるの?』


『はい、でも、もう少し、私に時間をください。』


『ちょ、、神菜、、正気なの?こいつの言ってること、あまりにも唐突過ぎるでしょ、、、?』


『はい、、仲田さんの言ってること、はちゃめちゃだとは思うんです。でも、今まで私、誰かと夢を叶えるなんて、考えたこともなかったから、興味が湧いてきてしまって、、、。』


『そ、そう。神菜がそう思うんなら、それでいいんじゃないかな。』


俺は、その後、神菜と仲田の会話が盛り上がるのを目の前で見ながら食事をして、ほとんど、会話に交わらないまま、食事を終え、店を出て、そのまま帰宅をしたのだった。


俺は自宅に帰り、大きなため息を一つ、ついた。神菜が嬉しそうに楽しそうに、夢を語るのを見ていて、嬉しいはずなのに、好きな子が、幸せになっていくのを見て、幸せなはずなのに、俺は、何かが心につっかえていた。

まず一つは、せっかくのデート気分だったのを、仲田という、とんだ邪魔者により、ぶち壊しにされた気分なのは確かだが、それ以外にも何かが俺の中でつかえていたことに気が付いた。しかし、その原因が自分でもよく分からないでいると、また、DSTDが鳴り響いた。
















また突然鳴り響いたDSTD。雄馬は沢山気になることを聞き出すチャンスだ!と言わんばかりに電話に出るが、、、。

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