第15話
航の言動に不穏な空気が漂い始める、、!!
『それはそうと、飛鳥さんにお話しておきたいことがあります。』
『なんですか?』
『実は、僕、ロボットなんです。』
『?!!、、、そうでしたか、、少し驚きましたが、、なんの問題もありませんよ。』
『僕は、飛鳥さんと似た考えを持っている、もしくは、同じ考えを持っていると思っていました。それに付け加えて、時空を自由に移動出来るという力を手に入れれば、これ以上の喜びはないと思いました。
しかし、僕が行きたい時間へ行けないと知った今は、 、飛鳥さん、あなたは、誰かを愛したことがありますか?』
『愛する人か、、いましたよ、、。スタイルが良くて気の利く可愛い子でした。でも、彼女はとても繊細な子だった、、度々、連絡が取れにくくなる僕に対して、浮気を疑ってか
、僕がこの石碑の場所に来る際に、僕のことをつけていてた彼女は僕の秘密を知ってしまった。だから僕は彼女を、、。』
『彼女をどうしたんですか?』
『この場所で葬りました。彼女は、この石碑の下で眠っています。』
『殺したんですか?』
『殺しただなんて人聞きの悪い言い方しないで下さいよ〜。僕の1番大切なものの傍で彼女は眠れているんですよ?彼女にとって、これ以上の幸せがありますか?』
そう言った飛鳥は不敵な笑みを浮かべていた。
『そうですか、、でも、僕、気が付いてしまったんです。』
うつむき加減でそう言った航は、飛鳥めがけて突進?をした。
『航さん、な、、に、してるんですか?なんで?
』
そう言った飛鳥の腹部には真っ赤な血が滲み始めていた。航は隠し持っていたナイフで飛鳥を刺したのだった。
『なぜか?と聞かれば、まず、時空移動で、僕の行きたい過去へ行けなかったこと、そして、あなたとの考え方の相違を感じたからです。あとは、
、そもそも、考えてみれば、僕はロボットだから
、飛鳥さんの様に、研究所にいるあの三人の様に
、呼吸をすることも、歳を重ねることも出来ない
。決して交わることのない存在なんです。僕はあなた達人間が羨ましくて、妬ましくて仕様がない
。そして、僕は自分がロボットだと知ったその日から、孤独で仕方がなかった。僕は人として生きる事もできず、ましてや、あの人の気持ちを手に入れるなんてことは絶対に出来ないのだから!
』
『あの人の気持ちって?、、何のことですか?航さんは僕と、なんでも思い通りになる世界を創りたいんじゃなかったんですか?』
『そうですね、、そう思っていましたが、飛鳥さんと僕が似ているだなんて、大きな間違いでした
。理想郷を創るのは、僕一人で充分だ。飛鳥さん
、あなたは最も大切な物の傍で死に、愛する人の傍で永遠に眠れるのだから本望でしょ?』
『い、、嫌だ、、!まだ僕は死にたくない!まだ生きて、僕の世界を創るんだ、、!』
『残念ですが、その夢は諦めて下さい。』
そういうと航は、冷酷に見下した様な目を飛鳥に向けながら、 飛鳥の息の根が止まるまで飛鳥を刺し続けた。
その後、航は飛鳥の亡骸を石碑の下に埋めた後、そこで一夜を明かし、石碑の力を用いて、とある用事を済ませると、その足で、雄馬達がいる研究所に向かった。
飛鳥を手にかけた航は研究所に向かい、一体何をするつもりなのか?!




