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hmsstpy  作者: ゆりえ
前編 第2章 夢
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第12章

久しぶり?の更新になりました。読んでみて下さい。今日は少しドキドキする内容、のつもりです。

その後、航は由羅に話し始めた。

『2人きりになってしまいましたね。』

『そうね、航と2人っきりになることなんて滅多にないから、やっぱり変な感じだわ!』

由羅は少しおどけた様子で、そう言葉を返すと航は更に話を繰り出した。

『由羅さん、ちょっと、おかしな事を聞いてもいいですか?』

『質問の内容にもよるけど、、何?話してみて。

『由羅さんはもし、時空の往き来が可能だとしたら、過去と未来、どちらに行き、どんな場面で何をしたいですか?』

『うーんと、、研究しようとしていた癖に、いざ聞かれると、浮かんで来ないものね。そうね、、じゃあ!昨日の夜中に食べてしまったシュークリームを食べないように、シュークリームを隠しに行くこととかかしら?、、、っていうのは冗談で

私は過去に戻って何かを変えたいとも、未来を覗きに行って無難な対策をすることもしたくないかな。過去は、いい事も悪いことも含めて今の自分があるわけだし、きっと、未来はこれから自分が創っていくものだと思いたいからね!』

『由羅さんは素敵ですね。本当に素敵です。それに比べて僕の考えていることといったら、、。』

『航の考えてることって何?』

『僕は、、答える前にもう1つ聞いても良いですか?』

『うん、何?』

『由羅さんって、暁さんのこと好きなんですよね

?』

『は?え?!何言ってるの?そんなわけないでしょ?あんな嫌みったらしくて、すぐ感情的になって、子供みたいなやつ!冗談は止めてよ、航‼︎それなら、もっと優しくて紳士的な人を好きになるわよ!』

『由羅さんは、暁さんのこと、よく見ていらっしゃるんですね。でもそれが本心なら、僕じゃダメですか?僕なら由羅さんに、優しくも紳士的にも

、し続ける自信があります。』

『や!やだな〜!航、いつからそんな冗談が上手くなったの?』

『冗談じゃない、本気なんです。僕、由羅さんのことが好きなんです。』

『何言って、、る、の?冗談にも程があるわよ、航、、?』

『これだけ言ってもまだ信じて貰えないんですか

?僕は本気です。それとも、、そんな返答しか出来ないのは、僕がロボットだからですか?』

『え、、航、何、、言って、るの?』

『僕、知ってるんです。先日、先生のパソコンをこっそり覗いてしまったんです。そしたら、僕の体に関するデータが沢山あって、、でも昨日までのデータによると、僕が感情と似たようなものを持ち始めたことを先生はまだ知らない。薄々は勘付いていた様でしたが、確信には至っていないようでした。僕にとって皆さんは、大切で信頼できる方達だと思っていたのですが、それを知ってから、全ての見方が変わってしまったんです。ずっと裏切られていたようなそんな気持ちになってしまいました。』

『それは違うわ!先生は、あなたのこと寝る間も惜しんで、手をかけて、大切に思ってきたし、今だって大切に思っているはずよ!私だって、航と研究所の皆んなで過ごしてきた時間は本当に楽しかったし、大切に思ってる!』

『でも、それすら研究の為の実験だった。その証拠にいざという時の為に、僕を殺す為の装置を皆さんで持っていらっしゃいますよね?』

『それは、、、。』

『僕はどちらかというと、飛鳥さんの様な思想を持った人に近いのかもしれませんね。僕は今後、何をするか分かりませんよ。今のうちに僕を殺しておいた方が良いと思いますが。』

『そんなこと!できるわけないじゃない!航は全部忘れちゃったの?一緒に過ごしてきた時間の思い出も全部、、、。』

『もちろん忘れてなんかいませんよ。由羅さん、僕は、これから僕が創り出そうとしている世界に

あなたにも一緒に来て欲しいし、協力して欲しいと思っています。由羅さん、あなたの答えが聞きたい。一緒に来てくれますよね?』

『ごめん、、航。私には、航を殺すことも、研究所を離れることもできないよ。』

『やっぱり、そう答えると思っていましたよ、、

。あなたは暁さんのことが好きなんだ。分かりました。では、僕だけでこの研究所を出ます。この場で僕を処分するか、一緒に来なかったことをきっとあなたは後悔する日が来るでしょう。さようなら由羅さん。』

『待って!航!』

由羅は思いもよらぬ事実を知り過ぎた反動の為か、声は出るものの、足がすくんで、その場から動けなかった。

航は少し、もの寂しげな背中を由羅に向けながら、研究所を後にした。


研究所での研究はどうなるのか?

そして研究所を後にした航は何処へ行ってしまったのか?!

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