第11話
不可思議な青年に会った四人だったが、研究所に戻り、、
その後、研究所に戻り、沈黙を割いて、一番最初に口を開いたのは、やはり暁だった。
『なんだったんだあいつは!馬鹿にしやがって!地球うんぬん以前に、あいつの頭をどうにかして欲しいぜ!』
そう叫んだ暁に、由羅が珍しく同調した。
『珍しく気が合うわね。私もそう思ってたところよ。』
由羅がそう言い終えると、次は航が口を開いた。
『確かに、、彼は世間で言われる異常者になるんでしょうね。ですが、、偏った考えのを持ったのには、何か、理由があったのではないかと、僕は思います。』
由羅は不可思議な表情を浮かべながら、航にたずねた。
『理由って何?どうすれば、あんなに、ひねくれた考えになれるっていうの?私に理解出来ないわ
。』
『それを間違えていると、彼に教えてくれる関係を持った人物が周りにはいなかったか、彼が好き好んで孤独を選んだかのどちらかでしょうね。』
『航、、なんで、あなたにそんなことが分かるの
?』
俺も由羅と同じ疑問を抱き、何か引っかかるものが、心のどこかにあったので、航に話そうとした
。
『航、、君がそう思うのはもしかして、、、。』
俺が言葉を言いかけると、航は言葉を被せる様に話を切り替えた。
『そんなことより皆さん、僕の提案からこんな事態を招いてしまって、すみません。』
『何言ってんだ、気にすんなよ!』
そう返したのは暁だった。
それに続けて、由羅も航に言葉をかけた。
『そうよ!また一緒に頑張りましょう!』
すると航は機械的にも、自然にも見える笑みを浮かべて言った。
『皆さん、ありがとうございます。』
そう言った航に続いて、俺もこのタイミングだと言わんばかりに話をした。
『よし、それじゃあ!ここらで一度、休暇としよう!皆、疲れも溜まっていると、良い研究も出来ないだろう。一度、ゆっくりと休んでから、また研究を再開するとしよう!』
俺がそう言い切ると暁が口を開いた。
『分かりました!まだまだ研究を続行したかったのですが、考えがまとまらなくなってきていたので助かります!では俺、一度帰宅をして、休暇を頂いてきます。由羅はどうするんだ?』
『斉藤君には関係ないでしょ?私は研究所に残るわ。』
。』
『あっそう、そんなイライラばっかりしてると、シワが増えるぞ!じゃあな!』
暁はそう言い切った後、由羅が言い返す間もないくらいの素早さで、研究所を出て行った。
『さぁて、僕も仮眠室で、休むとしようかな。二
人もゆっくり休むんだぞ。』
俺がそう言うと、由羅と航は、声を揃えて、返事をした。
その後、航と由羅を2人きりにしたことによって
、最悪な結果を招くことになるなんて、俺は知り得もしなかった。
由羅と航に一体何が起こるのか?!




