第4話
不思議なケータイ電話の2を押し眠った雄馬。果たしてどうなるのか?!
目を覚ますと俺は、真っ暗闇な場所にいた。
まだ夢の中だと思い、俺は眠ろうとしたが、寝付けず、どうやら、既に異世界にいるらしいことに気が付いた。
ただ灯りがなく、真っ黒なだけなら、歩いていれば、壁にぶつかるだろうと思い、俺は、歩きはじめた。だが、歩いても歩いても何処にもぶつかることはなく、不安で堪らなくなり、俺は走り出した。
走っても走っても壁にぶつかることはなく、どのくらい走ったのか分からない程走り、諦めかけたその時、小さな微かな光が見えた。
その光に近づき、触れると、その光に吸い込まれてしまった。
それから、どのくらい気を失っていたのか、また目を覚ますと、そこには、辺り一面に草原が広がっていた。太陽の光がキラキラと草木を照らし出す美し過ぎる場所だった。
俺はゆっくりと起き上がると、目を閉じて、深くゆっくりと深呼吸をした。
目を開くと、その景色とはものすごいギャップのある、不細工な感じのブルドックがいた。
犬は割と好きな方だったので、撫でようと手を差し伸べると、その犬はニヤッと笑い、ペロっと俺の手を舐めた。
その時、空間の情景が歪み始め、辺りの景色が変わった。
俺はまた眠っていたようで、目を覚ますと、そこは、物がほとんど置かれていない綺麗な個室だった。
すると、個室のドアが開き、1人の青年が現れた。
『矢中先生お疲れ様でした!今回の実験はどうでしたか?』
俺は初め、その青年が俺に何を言っているか彼が誰なのかを全く理解出来なかったが、数秒後、突如、頭の中に情報が流れ込んできた。
ここでの俺は、宇宙や空間科学などについて研究している科学者だ。
ある説を実証する為に多方面の分野から学びながら研究をし続けている。
先程、ドアを開けて個室に入ってきたのは、助手の斉藤暁だ。こいつは根は良くて頭のキレる奴だが、頭に血が上りやすく、それがたまにきずだ。
それから助手はもう一人いたはずだけど、、。
その人物は、暁の後を追うように個室に入ってきた。
『矢中先生大丈夫ですか?実験中、なんだか異常に心拍が乱れていたようですが、、。』
いたいた、、この子がもう一人の助手の佐伯由羅だ。
整った容姿で、とりあえず真面目だが、その容姿とは反対に、意外にはっちゃけていて、サバサバしている。
そして、それらの情報が頭に流れ込んできたのは俺の空想の世界がそのまま実体化しているからだとそう感じた。
だとすれば、この世界で俺がすべき事は、ただ一つ。俺が知りたかった事を思い切り研究し、実証するのみ、その時に俺が考えたのはそれだけだった。
実証したいことの為だけに走り出した雄馬。
そして雄馬が実証したいこととは?!




