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──バンッ!
「ゲイル!」
私はゲイルの執務室に乗り込み、一言文句を言ってやろと踏み込んだ! が、
「あら? お客さん……がいたのね……。失礼しました」
ゲイルの執務室の応接セットには人影があり、私は彼の執務室の扉を、
「──お待ち下さい、お嬢さま。丁度、良いところに、お出で下さいました」
閉めようとして、ゲイルの言葉に止める。何事かと、私は閉めかけた扉を開き中へ。
中に入ると、ゲイルが応対していた人物たちが見えてきた。リャーラさんたちだ。しかし、タツヤの姿は無かった。
「何かしら?」
私がゲイルの側に行くと、彼は座っていた座席から立ち上がり私に勧めるが、私は敢えて無視して立ったまま。
私の態度にゲイルは頬を搔きたそうな表情になりながらも、
「実は彼女たちが、お嬢さまの私兵──親衛隊になりたいと申し出てきました」
私は照明の件を一旦、横に置き、目の前の案件に思考を扱う。
──なる程。リャーラさんたちの言によれば、
「私たちはエターナル・フェニックスを抜けてきた」
そうで、タツヤがこの場にいないワケが理解できた。元々、リャーラさんたちはタツヤに助けられて、やがて傭兵団エターナル・フェニックスの創設に関わり今日まできたが、先日の無自覚の魔眼の件が発覚してからは彼女たちはタツヤとギスギスした関係になり、そうして、傭兵団から抜けてきたという経緯。
「なる程、リャーラさんたちのお話は理解しました。しかし、何故、私のような若輩者の“親衛隊”などになろうと?」
私はゲイルの困り顔に仕方なく、応対セットの椅子に座って、リャーラさんたちの志望理由を問う。
リャーラさんたちは一度全員で顔を見合わせてから、私の方を向いて、
「私たち──いえ、我々はエターナル・フェニックスを辞めて以後に新たな傭兵団を旗揚げしようとも考えましたが、────」




