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得意満面のビヴィアと不貞腐れたオレ。取り敢えずは、先ずは頼まれた店へ。
「いらっしゃいませ!
あら、ウィルたちじゃない。あ! お嬢さまが個人的に頼んでたマジックアイテムを受け取りに来たのね」
そこは、マジックアイテムショップ。誠の家が持つスーバニュ商会の店だ。応対したのはいつも侯爵家に来るクリスティーナ。
「ちょっと、待っててね!」
そう言うと、クリスティーナは奥へ引っ込んでいった。さて、クリスティーナが戻ってくるまで手持ち無沙汰なオレは、棚に陳列されたマジックアイテムを見やる。ってか、ここは電気屋?
陳列棚にはマジックアイテムの懐中電灯とランプに、湯沸かし器がズラリと並んでいた。見れば、客層は庶民だらけ。貴族や裕福層の客は皆無だ。
「──はい、お待たせ」
クリスティーナがアタッシュケースを持って戻ってきた。
ふと、アタッシュケースの中身が気になり、
「中身は?」
「アクセサリーよ」
問うと、クリスティーナはアタッシュケースを開けて、中身を見せてくれた。
「……これらって、どんなマジックアイテムなんだ?」
「…………うーん、内緒。勝手に教えたら、私が、お嬢さまに怒られるわ」
腕輪に指輪、ネックレスにペンダント、後はイヤリング。適当にペンダントを一つ手に取り、後ろを見るとそこには魔法陣が彫られていた。対して、腕輪と指輪は、
「──へぇ、腕輪と指輪はデザインが同じなんだ!」
大人しくしていたビヴィアが横からしゃしゃり出てくる。
ペンダントを戻して、こちらも試しに腕輪を一つ手に取って見るが、矯めつ眇めつしてもさっぱり分からん。内側にもペンダントのような魔法陣が彫られているワケでもない。
「なんなんだ、コレ?」
「腕輪のデザインそのものが魔法陣らしいわよ」
クリスティーナがそう答える。
「ふーん、デザインそのものが、ね。……分からん……」
オレは腕輪をアタッシュケースに戻して、
「じゃ、次に行くか」
アタッシュケースを閉めて持ち、マジックアイテムショップを後にした。




