第五話 腹減った!
―――森の中
たとえどれほど強い者であろうと
その者が人である以上
絶対に逃れることのできない生命の危機が有る。
それは・・・
「やべー 腹減って死にそう・・・。」
飢えである。
彼はなんと朝、トースト一枚食べてから何も食べてな・・・。
別に大したことなくね?
飢えとか言って昼飯抜いただけじゃん。
あと、もうひとつ言わせてもらうとなんで食料とか持ってこなかったの?
「だって荷物とか重いじゃん。
クソー失敗したなー。
魔術師とか格闘家とかはいらないけど、荷物持ちと料理人はパーティーに加えておくべきだった。」
いや、おかしいから。パティーに荷物持ちと料理人はおかしいから。
第一、魔王討伐の旅が一日で終わると思ってんの?
まさか【―――魔王城】て最初に書くことで途中の旅をすっ飛ばして、いきなり魔王戦とか思ってたの?
「思ってた。」
思ってたんだ。思ってやがったんだ。思ってやがったな。クソ野郎。
無理だから。
そんなこと無理だよ。
「なんでだ?」
フツーに考えてわかんない?最初に国王と地の文がだらだらしゃべってたら、いつの間にやら魔王城ておかしいと思わない?超展開すぎじゃん。
「いいんじゃない。一つや二つそんな小説があっても。」
あってもいいかも知んないけど、少なくとも俺はそんな小説書きたくない。
「わがまま言うなよ。
てゆーかマジ腹減った。
お前、作者権限で俺の前においしそうなメシ出せ。
こう『突然勇者の前においしそうなご馳走の山々が現れた。』みたいな文書いて。」
お前の方が明らかにわがままだよね。自分の空腹を満たすためにこの小説の世界観を潰そうとしてるよね。
おかしいから。
目の前にいきなりご馳走とか、どう頑張っても違和感Maxだから。
「何とかしろよ。俺はもう腹の虫が鳴くどころじゃないんだよ。
もう断末魔の叫びだから。
さっきから腹の虫どもギャーギャー叫びまくってるから。」
わかったよ。しょうがないな。
じゃー・・・。
なんか牛みたいなモンスター登場させるから、そいつ倒して丸焼きにでもして食べて。
言っとくけど今回だけだからな。勇者が腹すかすたびに牛みたいなモンスター出てくるって言うのも不自然だから。
今回限りの特別だぞ。
勇者の前に突然牛のようn「ちょっと待て」
なに?
「丸焼きと言っても、俺は今火を起こせるようなものねーよ。」
だったら魔法とかで火起こせばいいじゃん。
「は?何言ってんの?俺、魔法なんて使えねーよ。」
え?嘘?マジで?
「マジ」
マジかよー
お前どうすんだよ。勇者だけが使える的な魔法出せないじゃん。
ふざけんなよ!俺がどれだけ考えたと思ってんの?
どんな感じにしよーかなー。とか
やっぱ名前はカッコイイ方がいいよなー。とか
めっちゃ考えたんだぞ。
「しらねーよ。いいからなんか食いもん出せ」
火起こせないんなら、牛の刺身でも食ってれば?←拗ねてる。
「ふざけんなよ。
血抜きもしてねー肉を生で食ったら腹壊すにきまってんだろ!
刺身ならそうだな・・・。
あれだ!
なんかデカイイカみたなの出せ。俺、イカ好きだし。」
いや、イカ好きだしじゃねーよ。
ここ森の中だからね。
最初の行にも書いてあるじゃん。
森にイカはおかしいから。
「うるせーなー
かたいこと言うなy・・・。ん?」と、突然歩きだすゼロ。
え?どうしたの?
「今、かすかだが、何かおいしそうな匂いがした。
どこかに小屋かなんかがあって、そこに住んでる奴が料理をしてるんだ。
そうに違いない。」
おいしそうな匂い?でも、ここ森の中だよ。そんなまさか。
と五分ほど歩くと、確かに小屋が見えてきた。
ってか、スゲー。マジだったよ。
でもどうすんの?
人は住んでるっぽいけどまさか突撃なんt「失礼しまーす。」
しちゃったよ。
突撃しちゃったよ。
しかも、ものすごいドアをガンガンガンガンたたいてるし。
やばいよ。
こんな山の中に住んでるような人だからたぶんスゲーマッチョなターザンみたいな奴だよ。
そんなドア叩くなよ。
絶対やばいから。
うるせー!とか言って斧持って出てくるから。
ターザン斧持って出てくるかr「はい。どちら様でしょうか?」
といって出てきたのは
見た目中学生くらいのかわいい女の子だった。
・・・。
女の子!?
ターザンじゃなくて!?
そんなターザン改めかわいい女の子に彼が言い放った第一声は。
「うまそうな匂いに釣られてやって来た。腹が減ってるんだ。飯を食わせろ。」
・・・。
やる気ゼロの勇者はまるで盗賊のようだ。
第六話目にして
やっと。やっと。
女の子が出てきました!
長かった。
実に長かった。
これでこの小説にも少しは萌えな感じが出るといいな~
やっぱ重要ですよね。
萌えは!
ということで
次回よりいよいよ
【イエ~イ女の子だ~
あんな事そんな事
はたまたこんな事まで起きるかも?】編突入です。
されでは
さようなら~




