第三話 ドラクエとFFはやっぱ面白いよね。あ、あとクロn
今回は勇者がかなりしゃべります。
はじまり~はじまり~
―――とある王国にあるお城の中
国王が土下座をしている姿というのを想像できますか?できない?頑張って想像して下さい。
だって現に今してんだから。
もしあなたがその国の騎士で、国王に土下座までしてクエストを依頼されたらどうしますか?
え?引き受ける?でも実際にされた騎士は断りました。
そんな奴が主人公だと思えますか?
思えない?でもそいつが主人公です。
・・・。
「こうして物語は幕を閉じた。」
「勝手に終わらせるんじゃない!しかも始まってすらない!」国王はシャウトした。
そりゃそうだ。自分は国王だ。その国王が土下座までした。それなのにたったの「嫌です。」の一言で断られたのだ。叫びたくもなる。
ってか、マジでなに勝手に終わらそうとしてんの?この小説ジャンル冒険だよ?まだ冒険してないからね。冒険小説ですとか言っておきながら、地の文と国王がだらだらしゃべってるだけだから。エリア移動すらしてないから。
最初の書き出し第一話からずっと【―――とある王国にあるお城の中】だから。
【―――ある森の中】とか【―――魔王城の最深部】とか書きてーんだよ!
何でずっと同じエリアにいんの?ねー、マジホント!いい加減冒険してくんない!?
と、地の文もシャウトした。
「うるせーな。二人して叫んでんじゃねーよ。わかったよ。そんなに言うなら行ってやるよ。バラモスだろうがゾーマだろうが、なんならラヴォスだって倒してやろーか?」
「そ、それは本当か!?」
「あー、行ってやるよ。」
国王と地の文の心の叫びが通じたのか、あのやる気ゼロの騎士がやっと冒険をするといってくれた。
さすがは主人公である。なんやかんだ言ってやってくれるのだ。
国王なんてあまりの嬉しさに、「いや、ラヴォスは魔王じゃねーよ!」と突っ込み忘れている。
「じゃっ。ちょっくら行ってきますは。」
彼はそんなことを言ってこの場から立ち去ろうとした。
「いや、ちょっくらって!何それ!?近所のコンビニに行くんじゃないんだよ!?」
ラヴォスは突っ込み忘れたが、今の【ちょっくら】という言葉には引っかかったのか我に帰り突っ込み始めた。
「まさかとは思うが・・・」
国王は言葉を切った。
そして彼を上から下とよく眺めてから言葉をつなげた。
「その格好で行くつもりではないよね?」
彼は国王に言われ疑問に満ちた顔つきになった。
無理もないだろう。別に彼は奇抜な格好をしているわけではなく、いたって普通の格好なのだ。
「何言ってんすか?当たり前じゃないですか。この格好変ですか?」
「いや、変じゃない。むしろ全然普通の格好だ。けどね・・・」
国王はまたも言葉を切った。
彼は意味がわからなかった。別に普通の格好だ。
上はワイシャツにノースリのジャケット。下は黒いパンツだ。
「普通の格好じゃだめだよね?君、騎士だし。ここ城の中だよ。今まで突っ込まなかったけど、騎士である君がその格好じゃだめだよね?ちゃんとフル装備しなきゃだめじゃん。私、国王だよ?失礼だよね?」
本当に普通の格好だった。私服感丸出しだった。しかもワイシャツは第二ボタンまで開け、ジャケットは前を閉めずと言うラフさ。
重要な話があると事前に聞いていたのにもかかわらずだからね?
彼は相手が国王だろうとなんだろうと気にしない。
ある意味ホントに王国一最強の騎士だ。
「君、ホントに魔王倒す気ある?他校に攻めに行くんじゃないんだよ?喧嘩じゃないからね。」国王はあきれながら言う。
「わかってますよ。今、俺学ランじゃないじゃないですか。」
「絶対わかってないよね?なに?マジでその格好で行くつもりなの?装備なし?」
「問題ないでしょ?どうせ世界征服とか企んでる厨ニ野郎でしょ?大したことありませんよ。第一、魔王とか今時そんなの名乗る奴とかドラクエくらいにしかいませんよ?所詮ドラクエなんで、老若男女誰でもやり込めるようになってますし。基本、俺は魔王を倒しに行くのじゃなく、倒し終えて全キャラLv100にするくらいやり込みまくる方が好きですから。気が付いたら全員勇者ですよ?ストーリーなんて買って三日持てばいい方ですよ。」
「何の話してんの?」
「ですからやっぱりストーリーを楽しむにはFFですね。あれはホント奥深いっすもん。でもなんか最近のは映画みたいなんすよね。ムービーが長い長い。確かにあれはいいんですけど・・・。なんて言うんですか?きれいすぎみたいな?水清ければ魚棲まずみたいな感じ?だから絵は鳥山明くらいがちょうどいいんですよね。それ言うとクロノトリガーは良かったすね。まさか魔王も仲間に出来るとか、衝撃でしたし。それに・・・」
「うん、もういいから。もう君の好きなようにして。」
「じゃー好きにしますね。行ってきます。」
「ちょ、ちょっと」
「なんすか?」
「なんすか?じゃないよ。君、武器持ってないじゃん。」
「いらねーだろ。」
「いや!さすがに武器はいるでしょ!どうやって魔王倒すの?」
「喧嘩に武器を持ち込むなんて三下のすることです。」
「やっぱわかってねーし!だから喧嘩じゃねーから!ハァ~。ホント君と話していると疲れるよ・・・。」と、誰が見ても疲れていることが分かるような疲労感いっぱいの顔をした。しかし、表情を変え国王は彼にあるものを授けた。
「何すかこれ?剣?にしては細いですね?刃も片方にしかないし・・・。」
「それは【刀】というものだ。」
「カタナ?聞いたことのない剣ですね。」
彼に授けられた剣それは刀だった。読者のみなさんはフツーにわかるかもしれませんが、この世界は剣と言ったら両刃の真っ直ぐなものがフツーなので知らないのも無理はない。
「そうじゃ。王国一番の鍛冶屋に作ってもらったものだ。鉄をも切り裂き刀身に魔力を込めてあるため絶対に刃こぼれしないとう相当な業物だ。」
「じゃー相当高く売れますね。ありがとうございます」
「なに売ろうとしてんの!?」
「これで旅費を何とかしろってことじゃないんすか?」
「そんな回りくどいことはせん!旅費は別に出るから。それと、もう君以外の騎士は集まっているから。まずは騎士団長としていまk」「は?俺以全員集まってるってどういう意味ですか?」
「そうか。君、最初の方寝てて聞いてなかったんじゃな。さすがに君が王国最強の騎士といっても一人では無理だろう。だかr」「何言ってんすか?」
「は?」
「魔王なんて俺一人で余裕ですよ?なめてんすか?」キレる騎士。
「な、何を言ってのだ!そんなのm」「テメー馬鹿にすんなよ?俺がちょっと本気さえ出せばバラモスだってゾーマだって余裕なんだよ!一回ゲームクリアしたらやるだろ。勇者一人旅。いっとくけど、一人旅だとメッチャ経験値貰えるかんな。だから魔王城着くころにはレベルが尋常じゃないことになってるかんな?ただ弱点としては寝たりすると起こしてくれる奴がいないからフルボッコになるけど。」
彼は基本やる気は人一倍無いが、意地も人一倍だ。なめられたり、負けたりとか、そう言うのが大っきらいなのだ。【吾輩の辞書には敗北という字はないのだ。もしあったらそんな辞書は燃やしてやるさ。】というくらいの負けず嫌いだ。
「何を言ってるんだ!?君は!君はまるで魔王の恐ろしさを知らんかr」「とにかく!」
「俺は一人で行くからな。勇者一人旅だ。そういうわけだから。今度こそ行くぞ。」
そう言って彼は国王の返事無しにドアを開け部屋から出て行ってしまった。
・・・。
やる気ゼロの勇者の勇者一人旅がやっと幕を開けた。
やっと冒険が始まりましたね。
最後の最後でやっと・・・。
それはさておき
この小説の主人公ゼロ君ですが、
三話目にしてやっと彼がどんな格好をしてるかわかるという事態が起きてます。
大変よろしくないですね。
最初の方で彼がどんな感じのキャラなのかという説明文がなく、今さら彼がどんな奴なのか説明するっておかしくね?
というさまざまな理由で彼の見た目が全然想像できない・・・。
ということで
【みてみん】というサイトに絵を貼りました!
しかし、ここで問題が発生した。
「俺、絵ヘタじゃん」orz
別にヘタでもいいよという心優しい人は見てみてくれれば感激です。
なんかダラダラとすみません。
そでは
さようなら~




