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やる気ゼロの勇者物語  作者: 素人駄作者
3/8

第二話 却下!

はじまり~はじまり~

―――とある王国にあるお城の中


 今この場には、一人の老人と一人の少年以外誰もいない。

老人の方はこの王国の国王。

少年の方はこの王国最強の騎士。

なぜ二人が話しているか、それはこの地に君臨する魔王をどうか討伐してくれないだろうか、と国王が直々に彼に頼んでいるからである。

ギャグパートかシリアスパートかと問われれば、間違いなくシリアスパートの状況だろう。

だが・・・。

少年は居眠りをしていた。器用にも立った状態で。

「・・・。」

国王は優しい人間だ。民の為を第一に考え、民の為になることをしようとする。

決して私利私欲のために自らの力をふるわない。

しかし。

さすがにキレた。

「何寝てんの!?これでも私一国の王だよ!その王の前で居眠り!?今までめちゃくちゃシリアスだったのに、いっきにだらけたよ!!」と、国王は思いのたけをシャウトした。

「・・・。」

「え?まだ寝てんの?あんだけ大声でシャウトしたのに?もーこれ居眠りのレベルじゃないよ、熟睡だよ。なに国王の前で熟睡してんの?」

「・・・。」

「え?まだ起きないの?そろそろ私でもマジギレだよ?ぶん殴るよ?あと三秒で起きなきゃマジ殴るよ?」

「・・・。」

「マジ殴るかんな?本気だかんな?はい、い~~~ち!やばいよやばいよ。死のカウントダウンが始まっちゃったよ~」

「・・・。」

「はい、に~~~い」

「・・・。」

「さ~~~n」「うるせんだよ!死ね!!!!」

「へ?」

「へ?じゃねーよ!うるせんだよ!こっちは気持ちよく熟睡してたのによ、さっきからうるせーんだよ。死ね」

「は、はい。すみません。」

「わかればいいんだよ。わかれば。で、話って何すか?」

「いや、勢いに負けて謝っちゃたけど、君が寝てたのが悪いんだよね?なにその態度」

 確かに国王の言う通りである。明らかに彼が悪いにもかかわらず、彼はまったく反省をしていない。それどころか、逆切れである。何こいつ?本当に主人公?

「うせーな。ちょっと熟睡したくらいでキレんなよ。で、何の用だよ?何にもないなら帰るけど?」

「やはり今までの話は全部聞いていなかったのか・・・。」

あきれる国王。無理もないよね。

「君には魔王討伐隊の騎士団長になってもらいたいのじゃよ。やってくれるかね?」

「却下」

「即答!?」

まさに即答だった。国王が言葉を言いきって即行だった。

「そんな、もう少し考えようよ。断るにしてももっと間をおこうよ。」

「いや、だってめんどくさそうじゃん。そういうの」

あまりにもひどい理由だった。

恐怖とかそういうのではなく、ただめんどいから。だから彼は断ったのだ。

「第一何で俺なわけ?」

「君はこの国最強の騎士じゃろーが、君が選ばれるのは妥当だろ。」

「何その設定?ふざけんなよ。何だよ王国最強の騎士って、そう言うのマジだるい。」

 彼は王国最強の騎士として有名だが、王国一騎士らしくない騎士としても有名なのだ。

彼の強さは本物だ。彼一人で一国に匹敵すといわれるほどだ。しかし、それは彼が本気を出した時に限る。彼は基本的本気を出そうとしない。いや、それ以前に戦おうとすらしないのだ。国王も断られるんじゃねーかくらいは思っていた。が、まさか即答されるとは思わなかっし、しかも断る理由がめんどくさいとは・・・。

「そう言うわけなんで俺帰りますね。」

「ちょ、ちょっと待ってくれ!」

 それでもここで帰られるわけにはいかない。魔王を倒すには彼の力は必要不可欠なのだ。

自分がどれほど横暴かはわっかている。だからと言って諦めるわけにはいかない。

「お願いじゃゼロ君、すでに魔王軍の支配力は世界一だ。どの王国ももう魔王軍と戦うことは諦めかけている。だからこの王国をさらには世界を救うには君の力が必要なんじゃ。頼む!どうか私たち人間を救ってはくれぬか!?」

国王は地にひれ伏した。もう彼しかこの国が魔王軍に対抗出来なのだ。彼が最後の頼みなのだ。国王の必死の頼み。それを彼は・・・

「嫌です。」

・・・断った。


・・・。

やる気ゼロの勇者はやっぱりやる気がなかった。


この小説ジャンル冒険なのになかなか冒険が始まりませんね・・・。

いやでもいいんじゃない?

冒険物語がなかなか冒険しないっていうのも斬新で!

・・・なのか?

というわけで

では

さやなら~

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