俺の朝は思考をめぐらせる
最悪な目覚めをした俺__加々美 志楼 は怒鳴られながらも食事をしていた。
「ったく...朝から騒がないの!ご近所迷惑じゃない」
母さんはエプロンをつけ、忙しそうにキッチンで働いている。専業主婦とは忙しいもので、スケジュールがぎっしりなのだ。
つまり朝はイライラがたまり、噴火するとき。ここは頭を使い怒りという名の噴火を止めるべきだろう。
俺の経験上、機嫌をよくする方法がコレ
「母さん。俺が食器運ぶ」
というような言葉である。一見普通に見えるのだが、忙しい主婦にとっては最高の言葉。
「母さんの料理は最高!」と並ぶほどに強く、即効性だ。
「兄ちゃんのお弁当を作ったの」
妹は俺に弁当を渡す。中1の妹は朝早くから勉強をしている。授業に遅れないためだとさ。まったく、この世にはモノ好きがいるもんだ。
◆
食事が終わり、かばんを片手に家を飛び出す。
いつもなら遅刻ギリギリで学校に到着するため、全力で走っている。そのせいか、運動系はとてつもなく成績が良い。
《今日は私の生ボイスアラームで遅刻しませんね!》
また、あの声。幽霊のメア__高1の時から俺に付きまとうようになり、馴染んでいる。
最近では、【生ボイスアラーム】という兵器で俺を目覚めさせる。無理やり起こされるのは辛い。
「俺はすげー眠いんだけど...」
「おはよう。シロウ」「よお!シロウ」
後ろから声をかけてきたのは男2人。
一人は爽やか系男子ともいえる。
愛新覚羅 怜
格闘系の人間のような名字だが、大人しく、秀才である。その苗字を聞きつけて、不良どもに喧嘩を売られるのが日課状態になってしまっているが、喧嘩は一切できない。平和主義者。
レイ と呼んでいる。
もう一人は
八神 双侍
大柄。見た目に似合わず、優しい。が、女たらし__なのにぶっちぎりで女子からモテる。
ソウジと呼んでいる。
《おはようございます。レイにソウジ》
「おう」とソウジは返事をする。笑顔は爽やかだが、見た目が熱血。とても残念である。
そして、今は7月後半
夏休みの期間が近付いてくる。
「何しよーか、夏休み」
現在の予定はなし。
キャラ名
【名前】
主人公:加々美 志楼――カガミ シロウ――
ヒロイン(幽霊):メア
親友:愛新覚羅 怜――アイシンカクラ レイ――
親友:八神 双侍――ヤガミ ソウジ――




