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レベル1  作者: ヨシハル
76/76

76 結末の果てに(後編)

「それでは美姫さん、リーダーとして新チームの名前を決めて下さい」


 葵の言葉に美姫は視線を蓮に向けた。


「閃光の天使達フラッシュエンジェルズってのはどう?」


「蓮さんありがとうございます。私達のチーム名はエンジェルズにします」


「わかりました。それでは美姫さん、たった今から裏の名でフラッシュと呼ばせて頂きます。私は報告がありますのでここで解散とされて頂きます。ご足労頂きありがとうございました」


 葵が席を外すと各々が別れを惜しむ。


「蓮さん、今までありがとうございました」


「お姉様ぁーーー!遊びに行きますからぁーーー」


「真琴さん、私達淋しいです」


「お店に来て下さいね」


「あんた達、一生の別れじゃ無いんだよ、ったくぅ」


「棗、彩水、陽翔と陽葵を頼んだ。そっちで使ってくれ。きっと風花ちゃんの代わりになる」


「美姫、澪を連れていけ。最初が肝心だ」


「蓮さん、澪ちゃんに聞かずいいんですか?」


「そうですよ。陽翔くんと陽葵ちゃんに聞かなくていいんですか?」


「ああ、帰ったら話す。響子、後で連絡する」


「わかったわ」


 すると大杉が部屋に入ってきた。


「申し訳ございません。緊急の報告がありまして」


「早く言いな」


「先程連絡が入りまして、プリズンの他のメンバーを遺体で発見!同じメンバーの林田凛太郎の裏切りによるものです。しかし林田凛太郎もノーネームのナンバーズ、セブンにより殺されました。真希さんはナインを殺した後、セブンと交戦しましたが逃げられました。今は池袋の事務所で待機しているので早く戻ってほしいとのことです」


 大杉の報告で全員が蓮の事務所へと向かった。

 そして武内も葵に報告した後に合流して大杉と武内も一緒に行く。


   ★   ★   ★


「澪さん、もうすぐ事務所に着くそうです」


 蓮からの連絡を受けて陽翔はみんなを別の部屋に案内する。


「陽翔くん、こんなに広い部屋に移動してどうするの?」


「どうやら10人以上来るらしいです。大事な話もあると…」


 そして30分後、


 全員が池袋の事務所に到着すると、席に座り真希と澪から報告を改めて聞いた。


「真希、お疲れ様」


「響子も元気してたぁ」


「真希ぃ~、悠斗の仇はあたしが取りたかったのにぃ~」


 そしてみんなが海斗に注目する。

 海斗も大杉と武内の姿を見てビックリしていると、遅れて葵が事務所に入ってきた。


「蓮、悪いけど彼の記憶を消してくれるかしら」


「か、課長!」


「あんたには荷が重いわ。諦めなさい」


 結果、海斗は記憶を消されてしまった。

 そして葵は大杉と武内、そして記憶を消されて気を失っている海斗を連れて帰った。


「いいんですか?澪さん」


「あれで良かったのよ。あいつには向いてないわ」


「陽翔、悪いけど陽葵ちゃんを呼んで来て」


「はい!」


 そして陽葵が来ると先程会議室で話した内容を告げられた。

 陽翔と陽葵は素直に従ったが澪は蓮と一緒にいると聞かなかった。


「澪ちゃん、君の力が美姫ちゃん達には必要なんだ。わかってくれるよね」


 時間はかかったが何とか説得すると改めてみんなに澪、陽翔、陽葵を紹介した。

 今日一日で各々が色々と思う事があったが静かに解散する。

 事務所では蓮と真希だけになった。


「蓮、私はいつでも蓮の所に戻るわよ」


「わかったよ。でも今は大丈夫だ」


「………わかった」


 そして真希も帰っていった。


   ★   ★   ★


 あれから三日後、


 悠斗達の葬儀が行われた。

 沢山の参列者の中には、悠斗が仕送りしていた孤児院の人達の姿もあった。

 多くの人達に見送られながら葬儀は終わった。


「蓮、今日はとことん付き合ってもらうよ」


「ああ」


 響子は弟のように可愛がっていた悠斗の遺影を見て一粒の涙を流した。

 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!


 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。

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