75 結末の果てに(前編)
澪は大杉と武内に報告すると、一旦池袋に戻った。
「おい澪、着いたら教えてくれよな。意味がわかんねぇよ」
「とりあえず池袋に向かいなさいよ。話はその後にして」
池袋の事務所に戻った4人はとりあえず席に座ると陽翔がお茶を出す。
事務所には4人以外誰もいない。
「澪、詳しく教えてもらおうか」
「そうね。海斗、あんたは記憶を消してもらいなさい」
「はあ?意味わかんねぇよ。それに何で人気アイドルの氷川真希がいるんだよ」
「あんた、ちょっとうるさいわね」
「すいません真希さん。海斗!あんた失礼よ」
「とりあえず説明してくれよ」
真希はしつこい海斗に説明した。
結局、話したところで問題あれば蓮が記憶を消すし、みんなが戻ってくるまで海斗をここから出さなければ問題は無い。
「マジかよっ!」
「みんなが戻ってきたら海斗の今後が決まる。どうしたいか考えておきなさい」
海斗はここまでとは思わず、少し後悔もしているが、何も知らないまま生きていくよりはマシと思って、言われたまま大人しく事務所で待つことにした。
★ ★ ★
国会議事堂、とある場所では真希以外のファントム、ナイトメア、ワルキューレの全員が集まっていた。
ファントムからは灰村蓮、相澤美姫の2人、ナイトメアからは不知火棗、西園寺彩水、五十嵐風花の3人、ワルキューレからは九条響子、白井真琴、川瀬凪、大崎翼の4人が席に着いている。
今、池田悠斗の死を悲しんでいる時間は無いのが国の現状である。
「3チームになった今、担当地区を増やすか、チームの数を増やすか、今のままでは1チームで約8区を守らないといけません。前でしたら問題は無かったと思いますがノーネームが動き出した今、倍のチームが必要となります。しかし現状では無理な話です。せめてプリズンが担当していた所に1チームを作りたいと思います」
「葵、どうやって作るんだい」
「響子さん、全員集まってもらった理由がLEVEL5の彩水さんか美姫さん、もしくは真希さんに新チームを作ってもらいたいと思っています。ただ真希さんは現状無理でしょう。皆さんの意見をお願いします」
「二人はどうなんだい」
「私は棗から離れる事はないです」
「私は蓮さんから離れる事を考えた事は無いので…」
「美姫、良い機会だから蓮と離れな!いつまでも蓮に甘えていてどうすんだい。蓮、あんたからも言ってやりな!」
「そうだね。確かに良い機会だ。今日で探偵事務所は廃業だ。美姫、俺はいつでも見守っているからやってみろ」
「…わかりました。やります」
すると滅多に会議にも出ないし喋らない棗が口を開いた。
「風花!お前今日から美姫と所に行け!」
「えっ?」
「お前もいつまでもあたしらに甘えてんじゃないよ」
「そうね。棗にしては良いこと言うわね。風花、そうしなさい」
「お姉様ぁ~………わかりました。私も美姫さんと頑張ってみます」
「真琴、あんたも行ってやんな!」
「任せて下さい」
真琴は蓮、彩水、真希、響子、棗の次にこの世界ではベテランだ。
響子も美姫と風花だけでは足りないと思い、真琴を送り出した。
そして真琴もわかっていたので、すぐに返事を返す事が出来た。
「真琴さん、風花、よろしくお願いします」
「美姫、リーダーはあなたよ。私にさん付けは要らないわ」
「わかりました。真琴、風花、よろしくお願いします」
「任せなさい」
「美姫さん、私も頑張ります」
今、新チームが結成された。
◆ ◆ ◆
名前 白井 真琴
能力 コピー
NA Level4
高潔な戦乙女ノーブルワルキューレの元メンバーで新チームに移籍。
◆ ◆ ◆
名前 川瀬 凪
能力 瞬間移動
NA Level4
高潔な戦乙女ノーブルワルキューレのメンバーである。
◆ ◆ ◆
名前 大崎 翼
能力 浮遊
NA Level4
高潔な戦乙女ノーブルワルキューレのメンバーである。
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