24 シックスからの招待状(前編)
朝、蓮が事務所のポストを見にいくと1枚の黒い手紙が入っていた。
黒い手紙には白文字でグレイ宛てだった。
封を開け、中を見ると招待状が入っていた。
日付は1ヶ月後、そして裏AMAを開催すると書かれていて、場所は当日案内人が来ると書かれている。
招待状は3枚入っているので、美姫と真希の分で、たぶん澪はまだ含まれていないだろう。
「なるほど、よく調べている。ナイトメアにも届いているだろうな。あとはプリズンとヴァルキリーの所に届いているかもしれないな」
東京にはファントムとナイトメアの他に2チームある。
1つは血まみれの監獄、そしてもう1つは高潔な戦乙女である。
◆ ◆ ◆
名前 池田 悠斗 (いけだ ゆうと)
裏の名前 ブラッド
能力 具現化 (人)
別名 【戦場の撫子】
NA Level5
血まみれの監獄ブラッドプリズンのリーダーである。
◇ ◇ ◇
名前 九条 響子
裏の名前 ノーブル
能力 部分強化 (爪)
別名 【鋼鉄の爪痕】
NA Level5
高潔な戦乙女ノーブルワルキューレのリーダーである。
◆ ◆ ◆
すると早くも池田悠斗から着信がある。
「もしもし、久しぶりだね悠斗」
「久しぶり、蓮さん。少々聞きたい事があって電話しました」
「シックスからの手紙かな」
「はい、蓮さんのとこにもですか?」
「うん、まぁね」
「ところでシックスとは何ですか?」
「今日、夜空いてる?」
「はい」
「細かい事は夜話すよ。時間は19時、場所は西日暮里の響子のお店はどう?」
「分かりました。じゃあ棗さんにも連絡しますか?」
「え~と、棗はそのシックスにやらせて入院中なんだ」
「え?えぇぇぇぇぇぇ!!棗さんが!!!と、とりあえず夜詳しく聞きます」
ガチャッ!
そして蓮はまだ寝てるだろう九条響子にラインを入れておいた。
事務所の中に戻ると美姫が起きてきてコーヒーを淹れる。
「おはようございます」
少し赤い顔をしているが、シャワーを浴びてメイクもいつも通りしている。
「ところで蓮さん、今まで何処にいたのですか?」
「ああ、外でちょっと電話してた。
「外?ふ~~~ん。で、誰とですか?」
「悠斗だよ。少し外出たらちょうど電話がかかってきたんだ」
「あら、珍しいですね」
「だから夜は悠斗と響子の店に行ってくるからヨロシク」
「分かりました」
そしていつも通りの暇な一日、ただ電話と睨めっこをすると、昼ぐらいに真希がお土産を持って訪ねて来た。
「ただいま~蓮。はい!お土産だよ」
「ありがとう真希ちゃん」
真希は蓮に笑顔で抱きつくと美姫がアイスコーヒーを持ってきた。
「お帰りなさい真希」
「ただいま美姫。ん?なんか美姫から蓮の匂いが………(クンクン)」
「な、何言ってるの!」
「(怪しい)・・・まあいいわ。れぇぇぇん、おかえりのチューして」
すると蓮は誤魔化す様に真希に澪の加入を伝える。
「あっそうだ!真希ちゃんに伝える事があったんだ」
少し剥れた顔をした後、蓮に近づき話を聞く。
「なになにぃ~、それは良いことなのかな?」
「実は…昨日から真希ちゃんに後輩が出来ましたぁ~(パチパチパチ)」
真希は嫌な予感がした。
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