19 新たなナンバーズ(後編)
蓮と美姫は棗達の側まで行くと、彩水に合図を出した。
その合図に反応した彩水はすぐに風花に指示を出し、風花は亘を連れてその場を離れた。
風花が離れると仮面を外し、蓮達はすぐに棗の所に行く。
「棗!大丈夫か」
「れ、れ〜〜〜〜〜ん。歩けなぁい。抱っこしてぇ」
実際には歩けないどころのケガではない。
「棗、本当に大丈夫?」
「最後の一撃が1番効いたぁ」
棗は彩水に目を向けると、彩水はサッと目を反らした。
「彩水、とりあえず俺は棗を病気に連れて行くよ。美姫は葵に報告、彩水は風花と合流したら一旦美姫と一緒にジムに戻ってくれ」
「「はい」」
彩水は風花に連絡を入れ、美姫は葵に報告する。
葵の方は後日詳しく報告してほしいと言って話は終わり、風花の方は亘のケガは大した事は無いと言う事だが、一応家まで送ってからジムに戻るという事になった。
二人は先に後楽園に戻った。
そして蓮はタクシーを呼び、行きつけの病院へ棗を連れていった。
病院に着くと蓮達は裏口から入った。
中に入ると関係者以外立ち入り禁止の扉を開けて階段を上り、2階の奥の部屋へと向かった。
すると前から看護婦が来る。
「蓮さん久しぶり。珍しいですね、棗さんがケガなんて」
看護婦の涼宮咲が棗の容態を見て驚いた。
「棗さんがここまでケガするなんて!」
「悪いが咲、すぐに棗を連れてってくれ」
「ええ」
急いで奥の部屋に入った。
「やあグレイ、久しぶり」
「ああ久しぶりだな、高宮」
高宮誠は裏の世界では名の知れた名医である。
「それにしても・・・ラストがここまでねぇ。どれどれ」
棗も高宮の前では大人しくしている。
そして診察と検査で約1時間が経過した。
「まずは左腕骨折、右腕はひびが入っているねぇ。そして両足の靱帯損傷、左の鎖骨骨折、全身打撲だね。最後にこれが一番酷いなぁ。あばらがほとんどいっちゃってるね」
「それは彩水にやられた」
「・・・」
「何はともあれ、全治2ヶ月ね」
「えぇぇぇ!!!れぇ~~~ん」
「はい!棗入院決定ね。彩水ちゃんには伝えておくね」
「そんな~」
「じゃあ高宮、後はよろしくぅ」
「ああ」
「咲も」
「はい、蓮さんまた来て下さいね」
蓮は棗を高宮と咲に任せて、後楽園のジムへ向かった。
ジムに着くと風花も合流していたので棗の容態を報告した。
その後はお互いに何が起きたのか報告して帰る事にした。
◆ ◆ ◆
名前 高宮 誠 (たかみや まこと)
普段は医大の教授をしているが、裏では名の知れた医者である。
◇ ◇ ◇
名前 涼宮 咲 (すずみや さき)
能力 風
NA Level3
医大生の時は高宮誠の生徒だったが、今は専属の看護婦をしている。
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