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レベル1  作者: ヨシハル
19/76

19 新たなナンバーズ(後編)

 蓮と美姫は棗達の側まで行くと、彩水に合図を出した。

 その合図に反応した彩水はすぐに風花に指示を出し、風花は亘を連れてその場を離れた。

 風花が離れると仮面を外し、蓮達はすぐに棗の所に行く。


「棗!大丈夫か」


「れ、れ〜〜〜〜〜ん。歩けなぁい。抱っこしてぇ」


 実際には歩けないどころのケガではない。


「棗、本当に大丈夫?」


「最後の一撃が1番効いたぁ」


 棗は彩水に目を向けると、彩水はサッと目を反らした。


「彩水、とりあえず俺は棗を病気に連れて行くよ。美姫は葵に報告、彩水は風花と合流したら一旦美姫と一緒にジムに戻ってくれ」


「「はい」」


 彩水は風花に連絡を入れ、美姫は葵に報告する。

 葵の方は後日詳しく報告してほしいと言って話は終わり、風花の方は亘のケガは大した事は無いと言う事だが、一応家まで送ってからジムに戻るという事になった。

 二人は先に後楽園に戻った。


 そして蓮はタクシーを呼び、行きつけの病院へ棗を連れていった。


 病院に着くと蓮達は裏口から入った。

 

中に入ると関係者以外立ち入り禁止の扉を開けて階段を上り、2階の奥の部屋へと向かった。

 すると前から看護婦が来る。


「蓮さん久しぶり。珍しいですね、棗さんがケガなんて」


 看護婦の涼宮咲すずみやさきが棗の容態を見て驚いた。


「棗さんがここまでケガするなんて!」


「悪いがさき、すぐに棗を連れてってくれ」


「ええ」


 急いで奥の部屋に入った。


「やあグレイ、久しぶり」


「ああ久しぶりだな、高宮たかみや


 高宮誠たかみやまことは裏の世界では名の知れた名医である。


「それにしても・・・ラストがここまでねぇ。どれどれ」


 棗も高宮の前では大人しくしている。

 そして診察と検査で約1時間が経過した。


「まずは左腕骨折、右腕はひびが入っているねぇ。そして両足の靱帯損傷、左の鎖骨骨折、全身打撲だね。最後にこれが一番酷いなぁ。あばらがほとんどいっちゃってるね」


「それは彩水にやられた」


「・・・」


「何はともあれ、全治2ヶ月ね」


「えぇぇぇ!!!れぇ~~~ん」


「はい!棗入院決定ね。彩水ちゃんには伝えておくね」


「そんな~」


「じゃあ高宮、後はよろしくぅ」


「ああ」


「咲も」


「はい、蓮さんまた来て下さいね」


 蓮は棗を高宮と咲に任せて、後楽園のジムへ向かった。


 ジムに着くと風花も合流していたので棗の容態を報告した。

 その後はお互いに何が起きたのか報告して帰る事にした。


   ◆   ◆   ◆


 名前 高宮 誠 (たかみや まこと)


 普段は医大の教授をしているが、裏では名の知れた医者である。


   ◇   ◇   ◇


 名前 涼宮 咲 (すずみや さき)


 能力 風


 NA  Level3


 医大生の時は高宮誠の生徒だったが、今は専属の看護婦をしている。

 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!


 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。

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