表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベル1  作者: ヨシハル
15/76

15 流出したAAA(後編)

 事務所に戻った蓮は、美姫から説教された。

 美姫もいつもの事なので、手短に説教を終わらすと、前回の依頼料を受け取った事と新たな依頼について話した。


「蓮さん受けますか?」


「う〜ん・・・」


 (AAAってどっかで聞いた気がしたけど…あっ!風花ちゃんの言っていたのだな)


「ねぇ、美姫ちゃんはどう思う?個人的には受けてもいいと思うけど」


「そうですね。話を聞いた限りでは、この仕事をしていくのであれば、避けては通れない道かと思います。それに今なら交渉次第でお金も入りますしね」


「そだね、お金も貰えずに命だけ狙われてもねぇ〜。それにナイトメアも受ける運命かも」


「どういう事です?」


「葵と彩水ちゃんに連絡すれば分かるよ」


「…分かりました。今から葵さんと彩水に連絡しますね」


 そして美姫は葵に依頼を受ける事と今後のノーネームついて連絡し、彩水にはどうするのかを確認してみた。

 彩水はまだ棗が戻ってきていないので、依頼の件は決めていない事と、風花がAAAの件で後輩に相談されている事を美姫に伝えた。

 美姫は改めてまた夜に連絡すると伝えてから電話を切った。


「なるほど…そういう事ですか。蓮さんは今日どうするんですか?」


「風花ちゃんから電話が来たら行こうかな。………あっ!真希ちゃんに聞いてない!!話さないとね」


「まぁ、真希は平気でしょう。一応、私から伝えておきます」


「よろしくぅ〜」


   ★   ★   ★


 ナイトメアが経営しているスポーツジムでは、会議室で彩水と風花が話していた。

 まだ帰らない棗より先に、風花には今回の依頼内容を話す。

 風花は先に相談していた後輩の話をしていた事もあり、反対する事はないし、棗と彩水が決めた事に着いていくと応えた。

 しばらくAAAの話をしているとようやく棗が帰ってきた。


「あぁ〜、気持ち良かったわぁ」


「棗!帰って来るのが遅い!!そもそも葵さんの呼び出しにいつも逃げる様にいなくなって」


「わぁ〜った、わぁ〜ったよぉ〜」


「そんな事じゃ蓮さんに嫌われますよ」


「えっ!蓮来てたの?」


「来ていないけど、蓮さんは今回の依頼を受けると美姫から連絡がありました。ナイトメアはどうするか聞いてきましたよ」


「もちろん受けるよ!蓮がやるならあたしもやるに決まってんじゃん!」


「棗、あなた一応リーダーなんだからせめて依頼を聞いてから決めなさい!」


「はいはい」


 彩水は棗に細かく依頼内容を話し、その上で今後どういう事が起こりえるかを話した。

 ただ蓮が受ける時点で棗も受ける事は決定していた。

 もちろん彩水も風花もそうなる事は予想していた。

 続いて今度は風花が後輩の件を話す。

 風花の後輩のほとんどは棗の後輩でもある。

 今回の件も実際には棗の後輩でもあるので、若干棗はキレかかっていた。

 そして時間も21時を回っていた。

 彩水は葵に連絡を入れて、依頼を受ける事を伝えると今度は美姫に連絡し、同じ様に伝える。


「という訳でナイトメアも依頼を受けるわ」


「そうですか。蓮に伝えておきますが他に何かありますか?」


「私達はこれからAAAの売人に直接会いに行くわよ」


「どうするつもり?」


「今回は依頼とは関係なく後輩の頼みってのもあるから、今日は表で動くわ」


「場所と時間は?」


「それはこれから後輩にあってから聞いてみるわ。分かったら連絡する」


「分かりました。私達は裏で動きます。今日は大物が出ない限りは見守るだけにしますね」


「助かるわ」


 ガチャ


 電話を切ると早速風花に連絡させて行動した。

 後輩との待ち合わせ場所は王子、時間は23時になった。

 今日は棗と風花が表で動き、彩水は裏で動く事を決めてから、美姫に連絡して王子に向かった。

 王子に着くと、待ち合わせ場所に一人の男が立っていた。


「よぉ!わたる


「な、棗さん、風花さん」


「亘、他の奴らはどうした!」


「チームの仲間メンバーのほとんどが強くなりたい一心でヤクに手ぇ〜出しちまいまして…」


 亘は暴走族チームの三代目総長で、風花は二代目、棗は初代総長だった。

 そして亘は既にキレている棗と風花を連れて、最近現れるAAAの売人の場所に向かった。


   ◆   ◆   ◆


 名前 斉藤 亘 (さいとう わたる)


 能力 炎


 NA  Level3


 北区を中心に活動している暴走族チーム沙羅蔓蛇サラマンダー三代目総長をしている。

 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!


 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ