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38話 ママただいま!

サンドライトは、エイレーネの居るランズベルク国のリーゼに、セシリア、ランゼム、ブラ、九と共に転移した。


「ママ!ただいま!」

「おかえりなさいサンドライト」

エイレーネが嬉しそうにサンドライトを抱きしめた。


「あらサンドライト、後ろに居る方々は、漆黒の翼の皆さん?」

「いや、違うよ。色々あってパーティーは解散したんだ」

サンドライトは、エイレーネに余計な心配を掛けたく無く今回の事件の事には触れ無かった。


「初めまして、セシリア 16歳 S級冒険者 上級魔法士です」

「初めまして、ランゼムです。以前はポーターをしていましたが、今はB級冒険者です」

「ぼく、良いブラックドラゴンだよ、ブラちゃんと呼んでください」

「うちは、善良な九尾なの。九ちゃんと呼んでなの」

エイレーネに、セシリア、ランゼム、ブラ、九はそれぞれ挨拶した。

ブラと九が自分の名前を言う時、声が少し震えてたのは気のせいかもしれない。


エイレーネは、ブラと九の自己紹介を聞いて驚き、まじまじと2人を見て本物だと確信した。

心の中で、サンドライトは、どこに居てもサンドライトなのねと、ため息を付いていた。

ただ、あの伝説の聖獣様2人がサンドライトの使獣になっている事に母親として誇らしくもあった。


そしてエイレーネは、セシリアの冒険者階級を聞いて驚いていた。

エイレーネが驚いてセシリアに尋ねると。

「私のS級で驚いていたらアレクの階級聞いたら心臓が止まりますよ」

とセシリアがにこやかな表情で話した。


「サンドライトもS級なの?」

「僕はSSS級になったよ」

エイレーネは一瞬言葉を失っていたが、

「サンドライトですもんね」

エイレーネがため息を付きながら言うと、この場に居たサンドライトを除く全員が頷いていた。


サンドライトは、エイレーネに今後サガン国のガリズバリー辺境伯の開拓地で開拓民として仲間たちと暮らしていく事を話した。

そして、エイレーネが望んでいた、生活の大変な未亡人、孤児達が暮らしていける場所を作ると話した。

エイレーネは喜んでいたが、直ぐには同行出来ないと話した。


エイレーネの工房で生産している石鹸が貴族達に大好評で注文が殺到し、現在未亡人たちが14人働いている。

現在エイレーネの工房はリーゼの領主に、ズレイのケリー商会に服等の縫製を頼まれて製造してる事にして、所得を報告して税を収めてる。

収めてる税がリーゼの街では考えられない高額を収めてるので領主は喜んでいるが、2度工房見学を求められた。

特殊技術を公表しない条件でケリー商会から仕事を受けてる事にして断っている。

まだ、石鹸を製造してることはリーゼ領主にも、ランズベルグ国にも今は基盤を固めたいため、秘密にしてる。



働いてる皆に、リーゼから辺境伯領地の開拓地に移りたい人を募らないといけないし、エイレーネも開拓地に移る前に、自分の代わりになる人物を決め、石鹸工房の引き継ぎをしっかり行わなくてはいけない。

自身も夫と12年暮らした思い出の土地なのでもう少し時間が欲しいとサンドライトに話した。


サンドライト達がある程度開拓を進め、工房も引き継ぎが完了し、エイレーネが居なくとも良い状態になり、数十人が新たに開拓地に移住しても問題がない状態になった時、希望者が移住をするという事になった。


石鹸製造はリーゼの街だけで続けて行く方針なので、開拓地では別の商品製造を考えている。

工房の規模が大きくなった時、国王に石鹸製造の報告しリーゼの産業として認めてもらう計画だ。

リーゼの希望者の開拓地移住も含め、石鹸工房公表の件も2年後を見ている。


夕ご飯は久しぶりにママの手料理を食べ、僕は満足していた。

ブラちゃん、九ちゃんも、この料理大好きだよ(なの)と喜んでいた。

普段ブラちゃん、九ちゃんのリクエストでママの手料理を空間収納から取り出していた。

以前大麦パンを渡したら、ブラちゃんも、九ちゃんも「これじゃ無い(なの)」と騒がれた。


サンドライト達は2日ほど、リーゼで羽を伸ばした。




「ママ行ってきます!」

サンドライト達はエイレーネに挨拶をして、ガリズバリー辺境伯領主館を目指した。

サンドライトはサガン国には行ったことがないため、ブラにサンドライト、セシリアが乗り、九にランゼムが乗り道路沿いの街に寄りながら旅をすることにした。


リーゼから、辺境伯領地まで約1000キロくらい離れている。


2週間位を目処に、辺境伯領地を目指した。




今年初めて小説を書いたので、文章等拙く申し訳ありません。

現在試行錯誤して小説を書いていますが、感想は非常に参考になっています。

現在、主人公の精神年齢を多くの方に指摘され、年相応にするつもりです。

そのための布石が37話です。


主人公の呼称ですが、作者としては、サンドライトが ナレーションと、母親(夫がアレクのため)が使い、それ以外は皆、アレクと呼ぶようにしていますが、混乱するようなら1つの呼称に変更を考えています。


これから、文章の書き方、雰囲気、構成が変わったりしますが、試行錯誤中ということでご了承ください。

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