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12話 聖女エリザベート


「ふぅ~ん、此処が中央大陸の首都なんだ~」 

青髪に青い瞳、透き通るような白い肌、スレンダーなスタイルだが、出てる所は出て目の覚めるような美貌と容姿の女性が独り言を漏らした。


彼女の名前は エリザベート 身長165㎝ 19歳 北大陸から船で渡ってきたBランク冒険者。

彼女は治癒魔法に特化していて、【ヒーラー】系はテラまで使える上級魔法士だ。

状態異常回復魔法の【ピューリファイ】で毒消し【ハイピューリファイ】で麻痺 を使える。


彼女の最大の武器はスキル【ハイ魅了】ノーマルの魅了の上位スキルだ。これを使われたものは一種の状態異常になって 魅了の状態異常は【ギガピューリファイ】以上でないと解除出来ない。

誰にでも魅了が使えるわけでなく、彼女に警戒していない隙をつく必要があるが、その美貌で大体隙を作ることが出る。


その美貌容姿で北大陸の貴族達に言い寄られているが、彼女は上級魔法士のため、性の対象だけで召し抱える事も出来ないため、こうして自由に行動できている。

しかも、人を従えるのは好きだが、従われるのは大っ嫌いであった。プライドが許さないのであろう。

自分の思い通りにいかないだけで、気が狂いそうになる性格である。

彼女は自己顕示欲が強く、しかもお金が大好きだ。

上位の冒険者パーティーは1人か2人上級魔法士がいて、彼女のスキルに気が付く者が居るから、または状態異常回復されるため、彼女の性格のせいでエリザベートはいまだBランク冒険者だった。

人と協力することが嫌いで、人を利用して快感を得る性格だから。


彼女の美貌容姿、治癒魔法士であるため 聖女エリザベート と呼ばれてる。

彼女の本質を知る者は 性女エリザベート と陰で呼んでいる。

利用できる男とは直ぐにベットを共にするから。


エリザベートは早速ロザリアの冒険者ギルドに向かった。

受付で手続きをしていたら、上級魔法士だと言う事で、ギルド長のテオドールが挨拶をしてきた。

エリザベートの瞳が獲物を狙ってる時の様に鋭く輝いていた事にテオドールは気が付かなかった。


・・・

夜の闇の中、照明のためのランプの炎が男女の影を映しだす。

エリザベートの顔は、ロザリアのギルド長テオドールの胸の上にある。


「ねぇ・・・、テオドールのギルドで一番荒稼ぎしてるパーティーてどこ?」

「文句なく漆黒の翼だな、Aランクパーティーで、ギルドで金貨20枚位報酬で毎日支払ってる。」


「えっ!金貨20枚を毎日・・・凄いのねそのパーティー」

「ああ、凄いぞ。明日はクイーンジャイアントスパイダーを狙ってると言っていたな」


「ク、クイーンジャイアントスパイダーて、あの?A級パーティー10組以上で挑まないといけないと言われてる?」

「ああ、その魔物だ。1組で倒す気らしい。奴ならな可能だと俺は思ってるがな」

す、凄い!金の成る木発見だわ!この街に来て1日で凄い情報仕入れる事が出来るなんて幸先がいいわ。


「ねえ~、テオドール~、そのパーティー構成はどうなっての?」

「ん?前衛の盾士、剣士2人、後衛の攻撃魔法士1人、治癒魔法士1人だが、気になるのか?」


「もちろんよ!そんな凄いパーティー気になるに決まってるじゃない、んふぅ」

「でもそれだけ凄いパーティなら治療師も凄腕なのね」

エリザベートは治療師が1人パーティーに居たことに残念な思いと悔しい思いがあった。

其れだけ実績を残してるパーティーだからこそ凄腕の治療士が必ずいるとは思ったが。

治療士がいるならそのパーティーに潜り込むことも厳しいだろうと諦めたその時、

「ん、確かアレクサンドロスの治癒魔法は【ヒーラー】だけだったはずだ」

ええええええええ!何そのしょぼい回復魔法w 私のは【テラヒール】よ。

「ふふふ」

チャ~ンス!私にもまだその、金の成るパーティーに入れるチャンスありありじゃない!


「ん?どうしたんだ?」

「ううん、何でもない。ねぇ~テオド~ル、もっと私を愛して~。私ももっと愛しちゃう」

「しょうがないな~エリザベートは」

二人の影はまた激しく絡み合っていた。





早朝のギルド受付の傍にある椅子にエリザベートは座っていた。

人々をくぎ付けにする美貌の瞳の奥には獲物を待つ獣の様な輝きを放っていた。


さ~どうしてやろうかしら。

まずはパーティーの実力を自分の目で確認しないといけないわね。


取りあえず、今日クイーンジャイアントスパイダーを狙ってるというから、付いていこう。

そのために、テオドールが朝方まで休ませてくれなくても、無理して朝早くからここで待っている。


「んふふふふ」

金の成る木の治療士が【ヒーラー】しか使えないなんておかしくておかしくて。あ~涙が出てきた。


昨日テオドールから聞いた限り、アレクサンドライトて奴は、【ヒーラー】とスキル【空間収納】、後は生活魔法だったはずと聞いている。よかった、普通上級パーティーだと、状態回復魔法を使える奴が居るから私の魅了も不発に終わるけど、今回は潜り込めるわね。


テオドールに、漆黒の翼に加入できるようにお願いしたし、リーダーは男だっていうじゃない。簡単ね。、加入したらアレクサンドライトて奴を追い出して私が治療士に収まるだけの簡単なミッションね。

後はテオドールに話した計画を実行に移せば、私はお金持ちだわ!

「ふふふふふふふふふふふふふっ」

駄目、笑いが止まらないわ

後はテオドール次第ね、せいぜい貴族のバカ息子を沢山連れてきてよね。


エリザベートが悪だくみに思いを吹けていた時、仲の良い話声、笑い声と共に漆黒の翼のメンバーたちがギルド受付に歩いてきた。


エリザベートは驚いた。テオドールから濃紫髪の奴がアレキサンドライトと聞いていた。

目の前にそのアレキサンドライトがいる。

何この子、可愛すぎるじゃない!めちゃくちゃ可愛いわ!

ん?何そのちょー高そうな白金のカチューシャ。しかも似合ってるし!

ちょー高そうな金のバングルもこのパーティーそんなに儲けてるの?

髪色も、瞳の色もお姉さん見たことないわ~。

駄目駄目、エリザベート落ち着きなさい、この子は可愛いけど、お金が一番よ。


ごめんね~坊や~、お姉さん、あなたよりお金を取るわよ~。


追い出す前に1回は食べてから棄ててあげるからね~ ふふふふふ


連載のモチベーションのためにも、ポイント、評価等よろしければお願いします。

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