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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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「光れ! 俺の蛍光刀! 共に戦った守護霊たちよ! この世から悪霊を消し去りたまえ! 夏の世の悠久の光!」


蛍の蛍光刀から源頼朝、源頼家、源実朝が光となって悪霊の神々に襲い掛かる。


「拙者に任せろ!」

「蛍、おまえとの旅は楽しかったぜ!」

「全てを終わらせます!」

「みんな。」


3人の征夷大将軍は蛍に一言挨拶をして悪霊の神々に向かって行く。


「蛍、大きくなった。」

「平将門さん。」

「これからの困難もおまえなら乗り越えられるだろう。何て言ったって、私が認めた弟子だからな。」

「え?」

「おまえに平家の蛍を託そう。さらばだ。」

「師匠!!!」


平将門も黒い光となり悪霊の神々に向かって行く。蛍の手にはヘイケボタルが光っていた。


「なんだ!? おまえたちは!?」

「悪霊の神々よ! 拙者たたちの魂と共に地獄へ行こう! 行って、これまでの罪を悔い改めようではないか!」

「おまえたちに何ができる? 我々は悪霊の神々だぞ? キャッキャッハ!」

「そっちが悪霊の神々なら、こっちは英霊の神々だ!」

「ゲっ!? 平将門!?」

「おまえたちが食べたのは、俺の体と魂だ。驕れるものは滅びゆくのだ!」

「ギャア!?」


源氏と平家の英霊の魂たちが、悪霊の神々を道連れに光の中に消えて行く。正確にいうと平将門の体は、楓の生体エネルギーの影響を多分に受けていると言っても過言ではない。


「終わったな。」

「蛍ちゃん! お腹空いた!」

「黙れ! クソガキ! 今、俺は感傷に浸っているんだから。」

「チッ! 蛍ちゃんのケチ!」


悪霊の神々と英霊の魂たちは消えていった。長かった鎌倉時代が終わろうとしている。そんな時代が風雲急を告げそうな時でも蛍と楓は仲良しであった。


「まだだ!」

「何!?」


声がする方を蛍が振り返った。すると悪霊の神々の生き残り、悪霊の死にぞこないがいた。


「キャッキャッハ!」

「悪霊!?」

「全ての悪霊をたた維持するには力が足らなかったようだな。」

「クソッ!?」

「蛍ちゃん! 言葉使いが汚い!」

「もう!? いいから楓は俺の後ろに隠れて!」

「は~い! 蛍ちゃん! 優しい!」


楓は蛍の後ろに隠れる。


「おまえとその娘を呪い殺してやる!」

「させるかよ! 俺がおまえをあの世に送ってやる!」


蛍と悪霊の死にぞこないの本当の最終決戦が始まろうとしていた。


つづく。

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