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「入れないなめ。」
ナメクジ先生は武蔵国の将門の首塚にやって来た。しかし将門の首塚には最後の1枚の結界が張られている。
「アホガラスか雪オカマがしくじったに違いないなめ。」
「誰が雪オカマだ!?」
「およ!? 雪オカマなめ!?」
そこに雪オカマたちがやって来た。築と火車、それに玄武である。
「なんだ? 結界が全て消えていないではないか?」
「本当ですね。」
「結界って、なに?」
「あなたが守っていたんですよ。」
「え!? そうなの?」
「いないのはアホガラスなめ。」
「あのアホガラスめ! しくじりやがったな!」
「そういえば蛍と楓の姉もいないな。」
「きっと成仏したんだよ。」
「勝手に殺さないで下さい!」
そこに楓の姉。桜が現れた。
「私も新皇の将軍を倒してきたわよ。」
「相手が弱かったんだろう。」
「そうそう。実はそうなの・・・なんでやねん!」
「ということは、どういうことだ? 誰も言っていない国があるということか?」
「違うなめ。アホガラスが戦線離脱したので、代わりに詠様が行ってくれたなめ。」
「詠様が!? ああ!? 詠様の手を煩わしてしまった!? 私たちは殺される!?」
「詠って、誰だ?」
「詠様は死神なめ。」
「死神?」
「そう、腐っても死神なので偉いお方なめ。」
「偉い奴に、ロクな奴がいないな。」
「詠様は美味しい所が好きな人なので、大勢の前に出てくる死神じゃないなめ。」
ということで話がまとまった。
「だが、この結界は、そう簡単には破れそうにないぞ。」
「困ったなめ。」
「凍らせてから叩くか? 温度差で砕けるかも?」
「燃やしますか?」
「甲羅でぶつかろうか?」
「みんな! がんばれ!」
「おまえも考えろ!」
「はい・・・。」
桜が怒られたところで話が落ち着いた。その時、結界の中から何者かが出てくる。
「騒がしいから、様子を見に来てみたら、お嬢ちゃんと虫のお仲間か。」
「お、おまえは!? 平将門!?」
将門の首塚までやって来たが結界のために立往生していた築たちの前に、結界の中にいるであろう新皇、平将門が姿を現した。
「あれが新皇、平将門!?」
「そう、私が平将門だ。」
平将門は以前の盗賊のような気軽な服装ではなく、しっかりとした新皇らしい盛装を着ていた。見た目が変わると貫禄があるように見える。
「私の完全復活の邪魔になる者には消えてもらおうか?」
平将門は愛刀、小鳥丸を鞘から抜き、刀を構える。
つづく。




